燃え殻『これはただの夏』ついに本日発売! 声優・江口拓也朗読、俳優・仲野太賀主演のPVフルバージョンも同時公開!
「この切なさは、事件だ」「大人泣き小説」等々と大評判となり、単行本や文庫刊行時には、あいみょんさんらを虜にした小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』から4年。
燃え殻さんの小説第二弾『これはただの夏』が、本日刊行されました。
そして本日公開のPVフルバージョンで主人公のモノローグと小説内の会話を朗読しているのは、アニメ、ゲーム、ユニットでの活動などで人気を誇る、江口拓也さんが担当しています。
【江口拓也さん コメント】
燃え殻さんの描く世界観に、すっかり虜になってしまいました。
この作品を読んだ全ての人の中にそれぞれのただの夏があって、でも1つとして同じものはないんだろうなあ、不思議だなあ。
そんな物語に迷い込んだ旅人の1人として、朗読しました。空気を伝えられますように。
【プロモーションムービー】
出演・仲野太賀 朗読・江口拓也
制作・望月一扶 音楽・けもの
https://youtu.be/Hk0BsYxANFQ
PVのティザー公開時に発表した通り、主演は2021年上半期ブレイク男優第1位(オリコン・モニターリサーチ調べ)の仲野太賀さん、楽曲は燃え殻がこの小説を書くきっかけとなった「けもの」(青羊(あめ))の『ただの夏』を使用。映像制作は2009年第37回国際エミー賞コメディ部門グランプリを受賞した『星新一ショートショート』のディレクターのひとりで、NHK『植物男子ベランダー』、『80年後のKENJI 宮沢賢治映像童話集』などを手がけてきたテレコムスタッフの望月一扶さんが担当。
【特設サイト】
https://www.shinchosha.co.jp/special/tadanonatsu/
【燃え殻さん コメント】
『これはただの夏』は売れ行きや批評はあまり気になっていません……とまで、はっきり言い切れないけど、でもやはり基本的に気になってません。自分にとっては間違いなく好きな小説、あとになって振り返ったら、いちばん好きなものになってしまいそうな小説になりました。
【『これはただの夏』STORY】
その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした。
「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のまま、テレビ制作会社の仕事に忙殺されながら生きてきてしまった「ボク」。取引先の披露宴で知り合った女性と語り合い、唯一、まともにつきあえるテレビ局のディレクターにステージ4の末期癌が見つかる。そして、マンションのエントランスで別冊マーガレットを独り読んでいた小学生の明菜と会話を交わすうち、ひょんなことから面倒をみることに。ボクだけでなく、ボクのまわりの人たちもまた何者かになれず、何者かになることを強要されていたのかもしれない……。
【『これはただの夏』推薦コメント】
大抵の「もう遅い」は、まだ早い。
あの夏、ただ一緒に泣いてほしかったあいつに素直に会いに行けていたらなあ。
―――――はっとり(マカロニえんぴつvo.gt)
来るとわかっている「終わり」を待つ、甘美で退屈な時間。
雨あがりのような読後感が、夏はまた来ることを教えてくれる。
―――――岨手由貴子(映画監督『あのこは貴族』ほか)
燃え殻(もえがら)
1973年生まれ。小説家、エッセイスト、テレビ美術制作会社企画。WEBで配信された初の小説は連載中から大きな話題となり、2017年刊行のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』はベストセラーに。同作は2021年秋、Netflixで森山未來主演により映画化、全世界に配信予定。エッセイでも好評を博し、著書に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』がある。
【書誌情報】
発売日:7月29日(木)
総ページ:212ページ/判型:四六判
厚表紙角背カバー
定価:1,595円(税込)
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