オンセミ、2023年“超”モノづくり部品大賞の電気・電子部品賞を受賞
リチウムイオン電池の安全性向上に貢献するバッテリセンシングIC「LC709204」と「LC709209」
インテリジェントなパワーおよびセンシング技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州スコッツデール、Nasdaq: ON、日本法人代表取締役社長 林 孝浩)は、同社のリチウムイオンバッテリセンシングIC「LC709204」と「LC709209」が、2023年「“超”モノづくり部品大賞」の電気・電子部品賞を受賞し、主催のモノづくり日本会議と日刊工業新聞社より12月13日に授賞されたと発表しました。「“超”モノづくり部品大賞」は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材を対象として、過去20年にわたって実施されてきました。
2次電池はPCやスマートフォン、電気自動車、掃除機、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなど多くの製品に使用され、持続可能な社会の実現に大きく貢献しています。中でも、リチウムイオン電池は最もエネルギー密度が高く、小型・軽量化が可能なため多くの携行品で使用されています。一方で、劣化や過充電、過放電による発熱/発火の懸念があり、安全性の向上が求められます。
バッテリセンシングIC「LC709204」は、従来製品に比べてセンシング機能を高め、安全性を向上させています。「LC709209」は、バッテリパックへの内蔵化に対応するため、ホストレスで自動起動に対応しています。両製品はリチウムイオン電池のセンシング性を向上させ、電池の劣化を診断することによって、リチウムイオン電池保護ICのみに頼っていた過充電、過放電への対応を予測・診断することで、二重の保護機能を実現しました。安全性の向上により、補聴器や血糖値計など品質要求の高い製品にも搭載されています。
オンセミのセンサインタフェース・ディビジョン、ローパワーセンシング・ビジネスユニットの千田和則は、次のように述べています。「バッテリセンシングIC『LC709204 / LC709209』は、当社が長年継続して開発してきた独自アルゴリズムで電池の物理化学レベルまで検討し、製品化を実現したものです。人々の暮らしに欠かせない存在となっている多くの携行品で使用されるリチウムイオン電池の安全性を向上させる製品です。長年にわたって電池向けの半導体を開発してきた技術を生かして、今後もお客様の課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献する製品を提供していきます」
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