【助成金実態調査】外壁塗装の助成金、利用率は2割。非利用理由半数以上が「工事を急いでいたため、申請を待てなかった」

株式会社Speee

株式会社Speee(本社:東京都港区、代表取締役:大塚英樹、東証スタンダード:4499)が運営する外壁塗装の会社探しサイト「ヌリカエ」(https://www.nuri-kae.jp/)は、外壁塗装を含む住宅改修における助成金の利用実態について3,000名を対象としたアンケート調査を実施しました。

本調査は、助成金制度が拡大する一方で利用が進まない背景にある「制度設計と生活者の行動のミスマッチ」を可視化しました。

◼️調査サマリ

・助成金の利用率は23.70%にとどまる。制度拡充の一方、生活者の利用が追いついていない実態がある。

・非利用の主要因は制度なしとタイミング。「工事を急いでいたため、申請を待てなかった(51.67%)」で、次いで「自分の住む自治体に制度がなかった(29.18%)」という回答に。

・先着順(99.7%)や募集の4月集中(84.7%)といった制度側の構造が生活者の壁になっている。

・受給額は「5万円以上〜10万円未満(34.68%)」が最多で、受給額は少額帯に集中。補助が決定打というより、選択を後押しするインセンティブとして機能。

・申請負担感は二分。「容易」「やや容易」が68.02%と大半の一方、「やや難」「難」も30%以上あり、制度運用のさらなる簡素化や塗装店・自治体からの申請手続きの支援が求められている。

◾️【調査データ】助成金の利用率は18.9%

助成金の利用状況を聞いたところ、利用は18.9%、非利用は81.1%でした。制度の情報は増えている一方で、生活者の意思決定の現場では「使える制度に当たるか」「工期に間に合うか」といった条件が先に立ち、助成金の有無が“最初から検討に入らない”ケースが多い可能性があります。

ここで重要なのは、利用率の低さは単純に「制度への関心が低い」ことが理由ではないことです。後述の非利用理由を見ると、そもそもの制度有無やタイミング制約が強く、生活者側の意欲や情報不足だけでは説明しきれない構造が見えてきます。

◾️【調査データ】助成金非利用の主要因は「制度側の要件とのミスマッチ」

非利用理由の最多は「工事を急いでいたため、申請を待てなかった(51.67%)」でした。前述の通り、助成金の交付までには書類の準備や実際の入金までに多くの手続きを要します。一般的に外壁塗装の見積もり取得から工事までは2週間〜3週間ほどと言われており、この期間で助成金制度を調べ、手続きをするまでの時間をかけられないというミスマッチが起きています。

次点以降には、「自分の住む自治体に制度がなかった(29.18%)」「タイミングが合わなかった(7.53%)」「条件に合わなかった(5.44%)」などが並びます。ここから読み取れるのは、非利用の主因が“手続きの煩雑さ”だけではなく、制度側の要件と工事側の現実(着工時期、工法、塗料指定、所得要件など)が噛み合わないというミスマッチです。

つまり、制度の存在が周知されても、募集期間や事前申請のルールといった「設計の前提」が生活者の行動と乖離している限り、利用率が上がりにくい構造があるといえます。

◾️【調査データ】外壁塗装の助成金は4月募集開始・先着順が大半を占める

「工事を急いでいたため、申請を待てなかった」など助成金支給と工事のタイミングが合わない背景には、生活者の検討タイミングとは無関係に予算が消化されてしまうという構造的な問題があります。2025年度のデータでは、募集方式の99.7%が「先着順」であり、さらに受付開始時期が4月に集中(全体の84.7%)していました。

この実態から、春先の募集を逃すと「検討を始めた時にはすでに予算終了」という事態が極めて起きやすいと言えます。
 特に注意したいのは、「着工(工事開始)」の定義です。足場設置の時点で着工とみなされる自治体も多いため、工事日程を確定させる前に、募集期間、予算上限、そして交付決定の要否を必ず確認しておく必要があります。

◾️【調査データ】適用工事項目の実態

前述の通り、多くの生活者がタイミングの問題で申請を断念していますが、一方で、条件が合致し実際に助成金が適用された工事項目には明確な傾向が見られます。

最も活用されているのは「住宅の長寿命化」で、全体の35.24%を占めています。これは、幅広い工事に適用できる汎用性の高さが利用者数に繋がっていると考えられます。一方で、「耐震補強(21.99%)」や「省エネ・断熱化(21.08%)」といった目的が限定的な項目も、それぞれ2割を超える高い利用率であり、特定の性能向上に対するニーズの根強さが伺えます。

この分布は、生活者にとっての住宅改修が「見た目を直す」「壊れたから修理する」だけではなく、光熱費対策や安全性、資産・住み替えといった複数の目的が絡む意思決定であることを示唆します。

一方で制度側は、「省エネ」「空き家」など目的ごとに政策目的で細分化されやすく、生活者のリフォームの目的に対して制度が分断的に提示されることで、結果的に活用機会を取りこぼしている可能性があります。

◾️【調査データ】利用者の実受給額は「5万円以上〜10万円未満」が最多

利用者の実受給額は「5万円以上〜10万円未満(34.68%)」が最多でした。次いで「10万円以上〜20万円未満(31.08%)」「20万円以上〜30万円未満(14.86%)」が続き、30万円以上は8.56%にとどまりました。助成金は“まとまった金額が戻る”印象が先行しがちですが、実態としては少額帯が中心です。

家計にとっては「工事費を大きく下げる」というより、「せっかくだからワンランク上のプランにしよう」といった、選択肢を広げるための後押しとして機能しているのが実態です。

ただし、複雑な書類準備や着工時期の制限という「手間」と比較したときに、数万円の補助では手間に見合わないと感じてしまうケースもあり、利用率が伸び悩む一因になっていると考えられます。

◾️【調査データ】申請負担感は「やや容易」が最多

申請の負担感は「容易」「やや容易」を合わせると68.02%に達しており、実際に制度を利用した層に限れば、手続きそのものが致命的な障壁にはなっていない実態がわかります。

その一方で、30%以上の方が「難しさ」を感じている点も注目すべき点です。

外壁塗装は劣化の自覚から着工を急ぐケースも多く、こうした局面では複雑な書類準備や「着工前の交付決定」といった制度上の制約が、心理的・物理的な障壁となります。これらの負担が、本来受けられるはずの支援をあきらめる要因となっており、利用率を底上げするためには、制度運用のさらなる簡素化や塗装店・自治体からの申請手続きの支援など、社会的な仕組みづくりが求められています。

◾️申請前に確認したい3つのこと

助成金の有無を確認することは、あくまで入り口にすぎず、実際に活用できるかどうかは、制度ごとの詳細な要件や申請タイミングを把握できるかが重要です。

特に外壁塗装は、劣化への不安から着工を急ぐケースも多く、「工事が始まってから制度の存在を知ったが、すでに申請期限をすぎていた」といった手遅れが起きやすい領域です。

1.申請タイミング(着工前か。交付決定が必要か)

助成金活用において、生活者にとって最も大きな障壁になるのが申請時期です。

多くの制度では「工事着工前の申請」が絶対条件であり、契約後であっても足場設置などの実作業が開始された後は、遡っての適用は一切認められません。特に注意すべきなのは、単に申請書類を提出するだけでなく、自治体による審査を経て「交付決定通知」を受領した後に着工しなければならないケースが全体の多くを占める点です。

したがって、検討の初期段階で「いつまでに申請し、いつ通知が来るのか」という逆算したスケジュール管理が、受給する上で最も重要な要素となります。

2.対象工事の範囲(塗装単体か。省エネ・空き家・耐震など要件があるか)

 「外壁塗装で使える」とされている制度でも、実際には“政策目的”に紐づく特定の条件が付くことがあります。例えば省エネ枠では、遮熱・断熱の仕様指定や、窓改修など他工事との組み合わせが必須条件になるケースがあります。

確認したいのは、対象となる工事メニューと、対象外になりやすい条件の境界線です。例えば塗料グレードの指定、工事金額の下限、他制度との併用不可など、詳細な要件が存在します。「一般的な塗装工事」でも適用されると思っていたのに、断熱・遮熱などの性能要件があり対象外になる、という行き違いが起きやすいので、検討の初期段階で要件を突合するのがポイントです。

3.必要書類と見積要件(業者要件、写真・図面、見積の記載項目など)

実際の申請において、最も大きな障壁になりやすいのが書類の不備です。制度によっては、工事を請け負う会社(塗装店)の登録要件や、見積書に必要な記載(工事内訳、使用材料、数量、単価など)が厳密に指定されます。

揃えるべき書類(工事前写真、図面、現況写真、住民票や納税証明など)と、依頼先の会社が市内業者限定、登録事業者のみ等、条件を満たしているか、見積が「一式」表記になっていないかなどを必ず確認してください。不備による差し戻しがそのまま期限切れにつながるリスクもあるため、依頼先に事前確認をしておくのが安全です。

◾️調査概要

調査期間:2026年2月9日

調査対象:全国の30歳以上90歳以下の男女

調査方法:インターネット調査

有効回答:3,000名

※グラフは小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

◾️ヌリカエについて

外壁塗装の会社探しサイト「ヌリカエ」

URL   :https://www.nuri-kae.jp/

ヌリカエは​「安心できる​選択肢の​中から、​自分に​合う​会社が​見つかる」外壁塗装の​会社探しサイトです。​情報の​透明性を​徹底する​ために、​決算書の​提出に​よる​厳格な​審査や、​工事後の​リアルな​口コミを​公開しています。​お客様の​ご希望に​合わせて​会社へ​お問い​合わせが​でき、​迷った​際は​専門家への​相談も​可能です。​「外壁塗装の​正解さが​し、​ヌリカエと。」を​コンセプトに、​納得できる​外壁工事を​支えます。

2025年、ヌリカエはサービス開始10周年を迎えました。これまでの歩みや感謝を込めたキャンペーンなど、詳しくはこちらをご覧ください。 

10周年特設ページhttps://www.nuri-kae.jp/10th-anniversary

■株式会社Speeeについて

Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というコーポレートミッションのもと、データドリブンな事業開発の連鎖でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業、金融DX事業など幅広い領域に展開しています。

【提供サービス】

デジタルネイティブ企業発トランスフォーメーションの専門部隊「SPEC&COMPANY」(https://spec.speee.jp/ )

企業のDXを支援する、伴走型コンサルティングサービス「バントナー」( https://bantner.speee.jp/ )

不動産売却・査定サービス「イエウール」(https://ieul.jp/ )

土地活用・不動産投資プラン比較サイト「イエウール土地活用」( https://ieul.jp/land/ )

優良不動産会社に特化した不動産査定サービス「すまいステップ」( https://sumai-step.com/ )

不動産会社評判サービス「おうちの語り部(かたりべ)」( https://ouchi-ktrb.jp/ )

完全会員制の家探しサービス「Housii(ハウシー)」(https://ieul.jp/buy/

売主に選ばれるAI不動産査定ツール「ツナガルオンライン査定」(https://tsunagaru-online.jp/lp/satei/)

外壁塗装の会社探しサイト「ヌリカエ」(https://www.nuri-kae.jp/ )

水回りリフォームの比較サイト「リフォスム」(https://refo-sumu.jp/)

介護施設の口コミ評判サイト「ケアスル 介護」( https://caresul-kaigo.jp/ )

ブロックチェーン事業「Datachain」(https://datachain.jp

督促自動化SaaS「コンプル」(https://cmpl.jp/

【会社概要】

社名   :株式会社Speee

事業概要 :金融DX事業、レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業

設立   :2007年11月

所在地  :東京都港区六本木三丁目2番1号

代表者  :代表取締役 大塚 英樹

証券コード:4499(東証スタンダード市場)

URL   :https://speee.jp/

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社Speee

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URL
https://speee.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー 35階/39階
電話番号
-
代表者名
大塚 英樹
上場
東証スタンダード
資本金
29億603万円
設立
2007年11月