子ども靴ブランド「IFME」、子どもの運動能力と靴設計に関する研究論文が日本靴医学会発行誌『靴の医学』に掲載
早稲田大学スポーツ科学学術院との共同研究で、子どもの走る・止まる・跳ぶ動きと靴の設計の関係を検証
子ども靴ブランド「IFME」(イフミー:丸紅コンシューマーリンク株式会社)は、早稲田大学スポーツ科学学術院との共同研究により、子どもの運動能力を支える靴の設計に関する研究を実施しました。本研究をまとめた論文「子どもの運動能力を高める靴の開発」が、日本靴医学会発行誌『靴の医学』(2026年5月発行)に掲載されました。
本研究は、「IFME」が2022年以降継続してきた子どもの足部形態に関する研究の蓄積を踏まえ、靴の設計要素が実際の運動課題にどのように関わるかを検証したものです。ブランドにとって、研究成果を商品開発へつなげる技術発信の起点となる論文と位置づけています。
■研究の背景
子どもの靴づくりにおいては、足のサイズへの適合に加え、成長段階にある足部の動きや、走る・止まる・切り返すといった日常的な運動を支えることが求められます。一方で、靴の設計要素が子どもの運動パフォーマンスに及ぼす影響については、検証の蓄積が十分とはいえない領域でした。
IFMEは、早稲田大学スポーツ科学学術院との共同研究のもと、以下のように足部研究を継続してきました。

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2022年 |
小学生を対象とした足部形態と靴サイズの適合性の検討。足長・足幅に加え、踵幅にも着目した靴づくりの必要性を示しました。 |
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2024年 |
3〜6歳の幼児337名を対象に、足部形態の利き足・非利き足差と発育の関係を検討しました。 |
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2025年 |
幼児期の足部形態と筋の発育パターンに関する研究を進め、「筋先行型」と「骨先行型」という複数の発育 |
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2026年 (本論文) |
これらの足部研究を土台として、靴の設計要素と子どもの運動課題との関係を実測しました。 |
◼ 研究の方法と主な結果
本研究では、アウトソールの意匠配置と屈曲性を特徴とする子ども用の開発シューズを用い、小中学生15名を対象に20m走、T字アジリティテスト、反復横跳びを実施しました。開発シューズ、対照シューズ、裸足の3条件で比較した結果、以下の知見が得られました。
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20m走においては、開発シューズが対照シューズより有意に速い結果となりました。
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T字アジリティテストにおいては、開発シューズおよび対照シューズが裸足より有意に速い結果となりました。
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反復横跳びにおいては、開発シューズが裸足より有意に回数が多い結果となりました。
開発シューズは、前足部および中足部外側にヘリンボーン意匠を配置し、前足部に縦横の溝を設けることで、足趾を使った蹴り出しや方向転換時の安定性を意図した設計となっています。また、ミッドソールを持たずアウトソールのみで構成することで接地感覚を保持し、細かな足部操作を妨げにくい構造としました。
主観評価においても、20m走では15名中10名、T字アジリティテストでは15名中11名、反復横跳びでは15名中13名が、開発シューズを「最も動きやすい」または「速いと感じた」条件として選択しました。


◼ 研究者コメント(植山 剛裕)
近年、子どもの運動機会や運動能力の低下が課題とされる中で、IFMEとして子どもたちの健やかな成長に貢献できる靴づくりができないかと考え、TAG HUNTERの開発と検証に取り組んできました。開発・研究の過程では、本商品を履いた子どもたちが楽しそうに、そして活発に身体を動かす姿を見ることができ、商品の可能性を強く感じています。今後も、子どもたちが運動をより身近に感じ、身体を動かすことを好きになるきっかけを提供していきたいと考えています。そして、その経験が将来的な運動習慣の形成や、健やかな足の発育につながることを期待しています。
◼ 今後の展開
「IFME」は、2000年のブランド誕生以来、子どもの足の健やかな成長を支える靴づくりに取り組んでまいりました。現在も早稲田大学スポーツ科学学術院との産学協同による子ども靴の開発を継続しています。今後は、足部形態や筋の発育に関する研究に加え、実際の運動場面での動きやすさ、止まりやすさ、切り返しやすさといった観点から、子どもの日常を支える靴の機能をさらに検証してまいります。
◼ 研究概要

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論文名 |
子どもの運動能力を高める靴の開発 |
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英題 |
Development of Shoes to Improve Children’s Athletic Ability. |
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著者 |
植山 剛裕、鳥居 俊 |
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所属 |
丸紅コンシューマーリンク株式会社、早稲田大学スポーツ科学学術院 |
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掲載先 |
日本靴医学会発行誌『靴の医学』 |
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対象 |
小中学生15名(男子9名・女子6名) |
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測定課題 |
20m走、T字アジリティテスト、反復横跳び |
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比較条件 |
開発シューズ、対照シューズ、裸足 |
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主な結果 |
20m走では開発シューズが対照シューズより有意に速く、T字アジリティテストでは開発シューズおよび対照シューズが裸足より有意に速い結果となりました。反復横跳びでは、開発シューズが裸足より有意に回数が多い結果となりました。 |
※本研究に関する注意事項
本研究は、小中学生15名を対象とした条件比較研究です。結果は、開発シューズが特定の測定課題において有用性を示す可能性を示唆するものであり、すべての子どもに同様の効果を保証するものではありません。また、本研究は疾病の予防、診断、治療を目的としたものではありません。
◼ 研究知見を反映した商品「IFME TAG HUNTER」シリーズ


本研究で用いた開発シューズの設計を実装した商品として、「IFME TAG HUNTER」シリーズを展開しています。前足部および中足部外側のヘリンボーン意匠、前足部の縦横の溝による屈曲性、ミッドソールを持たずアウトソールのみで構成する接地感覚を、商品仕様として反映しています。
シリーズは、ジュニアサイズ向けの「IFME TAG HUNTER Jr.」と、より小さなサイズに対応した「IFME TAG HUNTER」の2型を展開しています。
商品仕様

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項目 |
IFME TAG HUNTER Jr. |
IFME TAG HUNTER |
|---|---|---|
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留め具仕様 |
レースベルト |
ゴアベルト |
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サイズ展開 |
19.5〜24.5cm (ハーフサイズあり) |
15.0〜21.0cm (ハーフサイズあり) |
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カラー展開 |
WHITE、BLACK、BLUE、RED、SAX |
BLACK、NAVY、PINK |
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品番 |
20-6322 |
20-6312 |
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価格 |
4,730円(税込) |
4,730円(税込) |
共通機能
両モデルに共通して、以下の機能を搭載しています。
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IFME INAZMA SOLE®:本研究で検証した、ヘリンボーン意匠と屈曲溝を備えたアウトソール設計。走る・止まる・切り返す動きを支えることを意図しています。
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アウトサイドストラップ:足の外側を支え、横方向の動きでの安定性に配慮しています。
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ハグインソール:足を包み込むように設計されたインソールで、フィット性に配慮しています。
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リフレクター:夜間や薄暮時の視認性に配慮した反射材を搭載しています。
その他、IFME TAG HUNTERの詳しい紹介はこちら:
子どもの“走る・跳ぶ・止まる”をサポートする「IFME TAG HUNTER」2026春夏モデル登場
IFME(イフミー)とは
「いっしょに育つ、いっしょに歩む。」
ファーストシューズからベビー、キッズやジュニアまで、直営店・オンラインストアの他、靴量販店を中心に全国展開しています。早稲田大学スポーツ科学学術院の鳥居俊教授との共同研究のもと、子どもたちの足や歩行だけでなく、取りまく生活習慣や環境にも目を向け、子どもたちの大切な足の発育をサポートする“靴づくり”を行っています。
子ども自身での履きやすさに配慮した「アウトサイドストラップ」や、子どもの健やかな足の成長を育むインソール「ウインドラスソーサー®」などIFMEのオリジナル機能を搭載しています。
IFME公式ウェブサイト:https://ifme.jp/

会社概要
丸紅コンシューマーリンク株式会社は、丸紅ファッションリンク株式会社と丸紅コンシューマーブランズ株式会社の合併により2026年4月に発足した、丸紅グループのライフスタイル事業会社です。アパレル、フットウェア、雑貨等の企画・製造・販売およびブランド関連事業を展開し、モノ作りからマーケティング、販売までの一貫機能を集約・強化。国内外グループ会社やパートナーとの連携を通じて、商品力向上、新たな商材・ブランドの提案、事業領域・展開エリアの拡大を図り、ライフスタイル分野における持続的な価値創造を目指してまいります。
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