Green Carbon株式会社は、Nature-Based Solutions Conference Seriesを始動。第1回テーマにAWDを取り上げ、アジア5カ国・27団体から162名が参加
大学・研究機関・政府機関・民間企業・実装パートナーをつなぎ、AWDの普及に向けた国際連携を推進
国内最大規模のネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下「Green Carbon」)は、Nature-Based Solutions(NbS)領域における国際連携プラットフォーム「Nature-Based Solutions Conference Series」(以下「本カンファレンス」)を始動し、第1回カンファレンスを開催しました。
第1回は、稲作由来のメタン排出削減に有効な水管理手法であるAlternate Wetting and Drying(AWD:間断灌漑)(※1)をテーマに開催し、カンボジア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムのアジア5カ国から、27団体・162名が参加しました。

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◆本カンファレンス始動の背景
AWDは、水田の水を一定期間排水し、再び入水する水管理手法です。稲作由来のメタン排出削減や水利用効率の改善、持続可能な米生産の推進に貢献する気候スマート農業の手法として注目されています。
一方、AWDを各国・地域で大規模に普及させるためには、研究成果や技術を現場で実装可能な形に落とし込むとともに、大学・研究機関、政府機関、民間企業、金融機関、技術プロバイダー、現場実装パートナーが連携することが不可欠です。
こうした背景から、Green Carbonは、各国が有する科学的知見と現場での実装経験を共有し、新たな研究・技術連携やパートナーシップの形成につなげる国際連携プラットフォームとして、Nature-Based Solutions Conference Seriesを始動しました。
◆第1回カンファレンスの内容
第1回カンファレンスには、カンボジア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムのアジア5カ国から、大学・研究機関・政府機関・民間企業・技術プロバイダー・実装パートナーなど、27団体・162名が参加しました。
当日は、19の大学・研究機関・実装パートナーが登壇し、各国におけるAWDの研究成果や現場での実装経験、デジタルモニタリング技術、温室効果ガスの測定手法、実装上の課題などを共有しました。また、AWDの普及や高品質な農業由来カーボンプロジェクトの開発に向け、今後の研究・技術連携の可能性について意見交換を行いました。
Green Carbonからは、農業プロジェクトの管理やフィールドモニタリング、透明性の高いデータ収集を支援する自社デジタルプラットフォーム「Agreen(アグリーン)」について紹介しました。
Green Carbonは、本カンファレンスを通じて地域ごとの専門知見と実装力をつなぎ、科学的根拠に基づくAWDプロジェクトの開発と普及を加速していきます。
◆Green Carbonの学術連携について
Green Carbonは、アジア各国の大学・研究機関とのMOU・MOAの締結や、プロジェクトベースでの共同研究を通じて、学術連携ネットワークを継続的に拡大しています。
気候、土壌、水管理、農業慣行などの条件は国や地域によって異なるため、高品質な気候変動対策プロジェクトの開発には、地域の実情を把握する大学・研究機関との連携が重要です。Green Carbonは、各地域の専門家と協働し、温室効果ガスの排出削減効果の検証やモニタリング手法の構築などを進めることで、科学的根拠に基づき、地域の実情に即したプロジェクトの開発を推進しています。
◆今後の展望
本カンファレンスは、今後、半年に1回の頻度で継続開催する予定です。第2回は2026年11月の開催を予定しています。
今後は、参加する大学・研究機関・政府機関・民間企業・技術プロバイダー・金融機関・現場実装パートナーをさらに拡大し、科学的知見の共有、共同研究、技術連携、パートナーシップの形成を促進していきます。
また、Green Carbonは、AWDをNature-Based Solutionsにおける重要な出発点の一つと位置づけています。本カンファレンスを通じて構築した連携モデルを、将来的にはバイオ炭、Enhanced Rock Weathering(ERW)、森林再生、マングローブ再生など、農業・土地利用分野における幅広いNature-Based Solutionsへ展開していく方針です。
さらに、アジアに加え、将来的には他地域の大学・研究機関・現地パートナーとも連携し、科学的根拠に基づく高品質な気候変動対策プロジェクトの創出を目指します。
◆Green Carbon株式会社 取締役COO 妹尾聖人 コメント
アジアには、稲作を変革するために必要な専門知見がすでに存在しています。次の課題は、その知見を国や組織を越えてつなぎ、実際のインパクトにつなげていくことです。
本プラットフォームを通じて、大学・研究機関・政府機関・技術プロバイダー・実装パートナー・金融機関・民間企業をつなぎ、AWDの普及と高品質なカーボンプロジェクトの開発を加速していきます。
今後、本取り組みをAWDにおける主要な国際連携フォーラムとして発展させるとともに、将来的にはアジアおよびその他の地域におけるNature-Based Solutions全般の連携の入口として機能させたいと考えています。
※1:AWD (Alternate Wetting and Drying)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立 :2019年12月 12日
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジットの創出・登録・販売までを一気通貫で支援するクライメートテック企業です。加えて、植物・微生物の研究開発事業、ESG/排出枠コンサルティング事業、各種環境関連事業も展開しています。
事業は日本および東南アジアを中心に10カ国以上で展開しており、水田(中干し・AWD)、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、家畜排せつ物処理、畜産由来メタン削減など、多様な自然由来プロジェクトを推進しています。国内の水田(中干し)においては、2023年度に日本初・最大規模となる約6,220tのクレジットを創出。2024年度は約40,000ha(約65,000t)、2025年度は約65,000ha(約65,000t)、2026年度には約90,000ha(約95,000t)まで拡大を予定しています。また、酪農分野では日本初となるJ-クレジットのプログラム型登録を実施し、2026年度に6,749tを創出。
海外においては、東南アジアを中心に大規模なプロジェクト組成とクレジット創出を推進しており、フィリピンではJCM(二国間クレジット制度)を活用した投資プロジェクトが完売。さらに、ベトナムやカンボジアにおいても、JCM方法論の承認に向けて州・自治体・政府と連携を進めています。また、クレジットの申請・登録・販売までをワンストップで完結するプラットフォーム「Agreen(アグリーン)」を提供し、煩雑な手続きや書類作成を効率化。創出者の負担軽減とスケーラブルな事業推進を実現しています。加えて、環境価値付き農産物(環境配慮米)の流通、研究開発、ESG・排出枠コンサルティングも手がけ、自然資本を軸とした脱炭素の実現に貢献しています。
◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
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