写したのは、ありのままの”ぼくたち”。文研出版より『ぼくたちの卒業写真』を発売!

株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで『ぼくたちの卒業写真』(文研じゅべにーるYA)を、本日より全国の書店で発売いたします。
あらすじ
――「卒業アルバムの個人写真、もっと自由に撮らせてくれん?」
友だちのいない“暗すぎクラギ”こと蔵木のもとに、学年一の人気者・星野がそう提案してきた。
決まった構図ではなく、一人ひとりの個性が光る、自由な写真が並ぶ卒業アルバムにしたいというのだ。
実家が卒業アルバムの制作を請け負う写真館で、自身もプロ並みの腕をもつ蔵木は、しぶしぶながらその撮影を引き受けることになる。
人との関わりが苦手な蔵木にとって、人物写真は最も避けたいジャンルだった。
それでもシャッターを切るうちに、同級生たちの意外な一面が次第に見えてくる。
ときに衝突し、ときに心をかき乱されながらも、蔵木は少しずつ他人と向き合い始める。
編集者より
本作は、人付き合いが苦手な蔵木が、卒業アルバムの写真撮影を通して同級生たちと関わり、協力や衝突を重ねながら成長していく姿を描いた物語です。
決めつけやレッテル貼り、うわべだけの配慮で“他人をわかったつもり”になるのではなく、心から理解し合おうとする姿勢の大切さを、蔵木と星野の友情と青春の美しいストーリーを通して伝えます。
“多様性”を本当の意味で理解するために、多くの人に読んでほしい一冊です。
著者
天川栄人・作家
岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』『アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬』(ともに講談社)で第48回日本児童文芸家協会賞受賞。『わたしは食べるのが下手』(小峰書店)が第71回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定。その他の作品に、『あるいは誰かのユーウツ』『おにのまつり』(ともに講談社)、『虹色のパズル』(文研出版)などがある。
くまおり純・画家
京都生まれ。主に小説や児童書の装画を中心に活動している。主な装画の作品に『ペンギン・ハイウェイ』(角川書店)、『風の神送れよ』(小峰書店)、『雪の日にライオンを見に行く』(講談社)、『みてみて! いぬのあかちゃん』(岩崎書店)、『ものだま探偵団』シリーズ(徳間書店)、『春に訪れる少女』(文研出版)などがある。
商品情報
『ぼくたちの卒業写真』
シリーズ:文研じゅべにーるYA
対象:中学生以上
判型:四六
本体価格:1760円(本体1600円+税10%)
ISBN:978-4-580-82695-3
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