AI実装の世界的潮流「フォワードデプロイエンジニアリング（FDE）」と「X-Tech」を融合し、AIプロジェクトのROI最大化を目指す「X-Tech FDE」を独自展開

〜Microsoft FoundryやGitHub Copilot等の技術群を統合し、企業内定着を加速させる新アプローチを始動〜

AIソリューション事業を手がける株式会社ヘッドウォータース（本社：東京都新宿区、代表取締役：篠田庸介、以下「ヘッドウォータース」）は、米国テック業界でAI導入の標準となりつつある「フォワードデプロイエンジニアリング（Forward Deployed Engineering、以下FDE）」に着目し、これを当社の強みである「X-Tech（クロステック）」と掛け合わせた「X-Tech FDE」を本格的に展開します。

FDEは、米国の大手データ解析企業やAIのトップランナーが採用する、技術を顧客の現場でビジネス価値へ転換し、投資対効果（ROI）の最大化にコミットする働き方です。当社は、この思想に「Microsoft Foundry」で培った複合技術の統合力（X-Tech）を加えることで、特定製品に依存しない柔軟なAI導入と顧客による内製化を実現します。

本取り組みの主眼は、「最先端技術を導入すること」ではなく、AIの進化を前提としながら、エンタープライズ企業特有の制約条件下でも、「同じやり方で繰り返し使い続けられるAI活用モデル」を提供する事にあります。

• 背景：なぜ今、世界のCXOはFDEに注目するのか
  昨今、米国市場ではFDEモデルを採用するAI企業が急成長しており、この動きが象徴するように「FDE」というビジネスモデルが再評価されています。
  
  世界の経営層（CXO）から熱視線を浴びる理由は、生成AIのトップランナー企業が採用する「現場配備」モデルにあります。従来の「ツールを導入して終わり」というSaaSモデルとは異なり、最新のAIエージェント活用では、エンジニアが顧客の現場に入り込み、業務フローや暗黙知に合わせてAIを調整するプロセスが不可欠です。こうした現場起点の実装こそが、AIをビジネス価値へ変える「解法」として世界標準になりつつあります。
  
  しかし、多くの米国製FDEは、自社プラットフォームの導入を主目的としがちです。複雑なシステムが混在する日本企業では、特定製品に縛られず、最適な技術を組み合わせて活用するアプローチ（X-Tech）と、自社で運用できる状態まで仕上げる内製化が、それぞれ求められます。

• 「X-Tech FDE」の独自性
  こうした背景を踏まえ、ヘッドウォータースは、独自性と複数のエンタープライズ顧客への導入実績を生かし、「高度な個別最適AI開発」ではなく、生成AI活用を業務に定着させるためのFDEを本格的に展開します。

1. 設計思想：特定製品に依存しない「X-Tech FDE」
   当社は、FDEを単なる常駐型エンジニアリングとは捉えていません。
   エンタープライズ環境のセキュリティやガバナンスの制約を満たしながらAIを本番環境に定着させるため、Microsoft Azure、GitHub、IoT、セキュリティなど、市場で最適とされる技術を横断的に組み合わせる複合技術（X-Tech）によるAI実装と内製化支援として提供しています。
   
   特定の自社プラットフォームに縛られず、ガバナンスやコンプライアンスを考慮した顧客環境に合わせて、最適なAIエージェントを構築できる点が特長です。

2. 実行力：内製化までを見据えた「X-Tech Hands-on Work」
   このX-Tech FDEを現場で支えているのが、当社が長年にわたり実践してきた「X-Tech Hands-on Work」です。
   Microsoft製品に関する多数の認定に裏打ちされた専門性を基に、Azure AIサービス、Microsoft 365 Copilot、GitHub Copilotなどを活用し、ツール導入にとどまらず、顧客のエンジニア組織が主体となって運用・改善を継続できる状態まで伴走支援します。

3. 実証と体感：超高速な価値創出を実感する「HWS Agent Camp」
   このX-Tech FDEのスピード感と実効性を、短期間で体感できるプログラムが「HWS Agent Camp」です。通常3〜6カ月を要するAIエージェントの企画・開発プロセスを、事前準備と2日間のハッカソン形式で一気にプロトタイプまで実現します。実際の業務課題を起点に、ROIを意識した設計から動く成果物まで落とし込む点が特徴です。

• 今後の展望：マルチエージェントとフィジカル世界をつなぐ「X-Tech FDE」の進化
  ヘッドウォータースは今後、本事業を通じて、単独のタスクをこなすAIエージェントの導入にとどまらず、複数の自律型エージェントが連携して複雑なビジネスプロセスを完遂する「マルチエージェント・オーケストレーション」の実装を加速させます。

  さらに、当社のX-Techの強みであるIoTやエッジAI技術を掛け合わせることで、デジタル空間だけでなく、物流・製造・小売といった「物理的な現場（フィジカル）」で活動するAIエージェントの開発にも注力します。
  
  私たちは「X-Tech FDE」を通じて、生成AIの技術進化を前提としながらも、業務現場で使い続けられる状態を維持できる実装モデルの提供に注力してまいります。

• 商標について
  Microsoft、Azure、Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

• 会社情報
  会社名：株式会社ヘッドウォータース
  所在地：〒163-1304　東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー４階
  代表者：代表取締役　篠田 庸介
  設　立：2005年11月
  URL　：https://www.headwaters.co.jp/