JRA、スマートフォン用「JRAアプリ」の認証管理をOracle Cloud Infrastructureで構築

多要素認証機能や高い性能と拡張性を備えた認証サービスを提供するオラクルのIDaaS を活用し、100万人規模のユーザーの安全かつ容易なサービス利用を支援

日本オラクル株式会社

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、日本中央競馬会(本部:東京都港区、理事長:吉田 正義、以下JRA)が2023年9月22日(金)からサービス提供を開始したスマートフォンアプリ「JRAアプリ」認証サービスに「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用し、稼働を開始したことを発表します。オラクルのIDaaS(Identity as a Service)である「OCI Identity and Access Management(IAM)」を活用して構築した大規模向け認証管理基盤により、今後100万人規模の利用が見込まれる「JRAアプリ」のユーザーの安全かつ容易なサービス利用を支援します。

東京 – 2024年1月18日


日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、日本中央競馬会(本部:東京都港区、理事長:吉田 正義、以下JRA)が2023年9月22日(金)からサービス提供を開始したスマートフォンアプリ「JRAアプリ」認証サービスに「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を採用し、稼働を開始したことを発表します。オラクルのIDaaS(Identity as a Service)である「OCI Identity and Access Management(IAM)」を活用して構築した大規模向け認証管理基盤により、今後100万人規模の利用が見込まれる「JRAアプリ」のユーザーの安全かつ容易なサービス利用を支援します。


JRAは、競馬情報をより便利にユーザーに提供するため、スマートフォン用の「JRAアプリ」を新たにリリースしました。スマホ画面で見やすい出馬表、ワンタップで見られるレースライブ動画など、多様なコンテンツや機能を提供する「JRAアプリ」は、アプリストアからダウンロードして利用登録をするだけで、無料で利用可能です。2023年末時点で約70万人が登録し、様々なサービスを利用しています。


この「JRAアプリ」の認証サービス選定にあたり、セキュリティ強化のための多要素認証、ユーザー管理用データの保護、データ・レジデンシーなどの要件がありました。また、ユーザー登録の敷居を下げ、定着度を向上するために、ブランドに合わせカスタマイズ可能なログイン画面、アクセス集中時の迅速な認証基盤の強化等も必要とされていました。JRAは複数のクラウド・サービスやIDaaS製品を検討した結果、これらの要件を標準機能ですべて満たしながら、ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)、SOCなどの国内外の各種コンプライアンスに準拠した国内リージョンから低価格で利用可能で、100万人の利用を想定した大規模ユーザーの認証管理において実績のある「OCI IAM」を選定しました。


「OCI IAM」は、セキュリティ境界としてユーザーIDを中心に据え、企業や組織によるゼロトラスト戦略推進を支援するクラウドネイティブなIDaaSプラットフォームです。「OCI IAM」のアイデンティティ・ドメイン機能では、OAuth/OpenID Connect、 SAMLといった標準プロトコルを使用し、OCIを含めたマルチクラウド・SNSでの認証連携(シングル・サインオン)が可能で、Gatewayモジュール利用によりオンプレミスを含めたシングル・サインオンも実現します。さらに、多要素認証や詳細なパスワードポリシーの定義、ユーザー行動分析によるリスクベース認証機能によって、なりすましによる不正アクセスを防止する認証強化も実現しています。JRAは、「OCI IAM」のモバイルアプリケーション認証、多要素認証、詳細なパスワードポリシー、各種属性変更の機能を活用することでユーザーの利便性向上およびセキュリティ強化を実現しています。またこれらの認証連携や多要素認証などの各種機能をすぐ使えるサービスとして提供しているため、システム管理者・開発者・運用者のID管理や認証管理に関連した作業負荷を軽減しています。


JRAは、NECネッツエスアイ株式会社と日本オラクルのコンサルティング部門の支援のもと、約4カ月間で「JRAアプリ」の認証管理基盤の構築を完了しました。オラクル・コンサルティングが手掛けた認証管理基盤の導入プロジェクトの経験を活かし、モバイル・アプリ特有のセキュリティ要件やユースケースと実装ノウハウを提供しました。


JRAでは、今後も「OCI IAM」の標準機能を活用し、よりセキュリティ強化をするアクセス管理や利便性の高い機能拡張を行い、「JRAアプリ」ユーザーの利用体験と満足度向上を目指していきます。


本発表に向けたお客様からのコメント:

「JRA初の公式スマホアプリ『JRAアプリ』は、より便利に競馬情報をお届けすることを目的としてリリースしました、多くのお客様とJRAとをつなぐ新しいツールです。アプリをリリースした秋は、GIレースが毎週のように行われる競馬のハイシーズンです。天皇賞やジャパンカップ、有馬記念といった注目度の高いレースも開催され、大変多くのお客様からのアクセスが見込まれていました。『OCI IAM』により、大規模なアクセス認証にも安定した性能で認証を確実に行うことができ、今後増加するアプリユーザーにも安心な利用を提供できる環境を整備できました。安価な価格により導入・利用コストを抑えつつ、豊富な機能とオラクル・コンサルティングの実装ノウハウを活用させていただくことで、短期間で実装することができたことに大変感謝しております。」

日本中央競馬会お客様部アプリチーム


参考リンク

●       日本中央競馬会(https://jra.jp/

●       Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management(IAM)(https://www.oracle.com/jp/security/identity-management/#rc30p2


日本オラクルについて

私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp


オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。


商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。


会社概要

日本オラクル株式会社

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URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月