1位「行きたがらない80%」発達障害グレーゾーンの子どもの習い事お悩みアンケート~データリサーチ結果報告~
発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さないことを目指すリサーチ機関「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーション(本社:東京都豊島区/代表取締役:吉野加容子)は、子どもの習い事での悩みを解析すべくアンケート調査を実施。80%のお母さんが、悩み事で悩みを抱えていることが分かりました。詳しい結果をご報告致します。〈https://desc-lab.com/144188/?prt0407〉
こんにちは。発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない、5年かかっても見つからなかった悩みの解決方法が5分で見つかることを目指す「パステル総研」です。
新年度を迎え、新たな気持ちで何かを始めたり、出会いに期待が高まる時期でもあります。この度、パステル総研では発達障害・グレーゾーンのお子さんをもつお母さんを対象にお子さんの習い事でのお悩みについて特性と合わせてアンケート調査を実施しました。
習い事は学校とは違い、やめたり休んだりすることを子どもの意思に任せる一方、保護者としては子どものためにと考えた習い事での悩みには葛藤があり、習い事に対して親としての軸を身につけることによってお悩みを解決できればと思います。
アンケート結果を詳しく解説いたします。
【調査概要】
・調査期間:2023年2月7日~2月10日(3日間)
・回答者:パステル総研読者/メルマガ読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計190名
・調査方法:インターネット調査
- お子さんが現在習い事をしているか、過去にしていたか教えてください。
◆特性別
現在習い事をしている中ではADHDタイプのお子さんが86%、ASDタイプのお子さんが72%、混合タイプのお子さんが65%でした。
現在はしていないが過去に習い事をしていた割合は、混合タイプで28%、ASDタイプで14%、ADHDタイプで11%という結果になりました。
- 人気の習い事トップ5
◆特性別
ADHDタイプは体を動かす水泳が1位でしたが、どの習い事も人気度に大きく差はありませんでした。
それに対し、ASDタイプは他の習い事と大きく差がつき楽器・音楽教室が1位でした。
ASDタイプは聴覚が優れていることが多いです。
さらに、音楽はマンツーマンで先生とレッスンすることが多く、先生にお子さんの特性を伝え対応してもらえやすい環境でもあります。
混合タイプは通信教育が1位でした。
このタイプは他の特性のお子さんに比べると現在習い事をしている割合が65%と少なく、習い事へのハードルが高いことが分かります。
自宅でできる通信教育が取り組みやすいのではないでしょうか。
- 現在、悩み事に対してお悩みはありますか?
全体の80%が子どもの習い事に関して悩みがあるということが分かりました。
タイプ別ではADHDタイプで85%、ASDタイプは79%、混合タイプでは73%となりました。
では具体的にどのようなお悩みがあるのでしょうか。
- 習い事に関するママのお悩みTOP5
1位は「習い事に行きたがらない」というもので57%の保護者が習い事への行しぶりに悩まれていることが分かりました。
2位は「集中力しない」「家で練習しない」が42%、4位が「長続きしない」でした。
◆特性別
特性別でみてもどのタイプでも「習い事に行きたがらない」という悩みが1位になりました。
ADHDタイプは興味関心が移りやすいため「集中しない」「長続きしない」という悩みが2位になりました。
ASDと混合タイプは同じ悩みの順になりますが、混合タイプはADHDの特性も持ち合わせているために「集中しない」「家で練習しない」という悩みがASDタイプより多くなりました。
では、悩み事に対してどのような対応で解決されてきたのでしょうか。
- 子どもの習い事についての困り事へのママの対応
①本人がやりたくなければ、やめる
・本人が続けたいものだけに絞る
・ムリに行かせない
②お母さんの対応
・できていることをこまめに伝える
・できているということをしっかりと声かけで伝える
・ご褒美を示す
・親が興味を示し一緒に取り組む
③先生と相談
・先生に子どもの特性を話す
・子どもの特性に対応していただける場所を選ぶ
など、お母さん自身がたくさんの試行錯誤と努力を重ねられていることが分かります。
では、お子さんの特性や配慮してほしいことを先生に伝えているのでしょうか。
- 習い事の先生に特別にお子さんのへの関わり方や特性について伝えていますか。
◆特性別
ADHDタイプは特性を伝えていない方が62%でした。
対して、ASDタイプ・混合タイプは特性を伝えていると答えた方が62%以上という結果になりました。
様子を見て特性を伝えずに問題がなく通えている場合もあれば、子どもへよりよい関わりをしていただけるよう子どもの特性を先生に伝えている場合もあります。
悩みを抱えながらも子どもが習い事に通いやすいよう親が努力をしている様子が伺えます。
- 習い事のお悩みについてお母さんができること
アンケート結果から、子どもの習い事に関して8割ものお母さんたちが困り事を抱えているということが分かりました。
ご家庭で対応策はお持ちかと思いますが、お子さんの時性や興味、関心、お子さんとお母さんの関係によってお母さん自身がお子さんの状態を見極めて対応することが最も重要になります。
パステル総研では正しい知識を身につけ、子どもの特性に合わせた対応ができるようパステル総研のサイト運営やNicotto!塾のサービスとして毎週Nicotto!ライブをお届けしています。
新学期までにお子さんの習い事に対しての困り事への対応を身につけていただけたら幸いです。
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子どもの発達に関するグレーゾーンの悩みごとを、大人に持ち越さないことを目指すリサーチ機関です。発達障害やグレーゾーンの正しい理解と対応を伝える事で、子どもたちが生きやすい時代を作るきっかけづくりをしています。パステルのお子さんを抱えるママの声をデータ化して、リサーチ結果を配信したり、ママが楽しく子育てできる情報を発信します。ママが困った時はいつでも、頼れるアイデアが湧き出てくる「4次元ポケット」になりたい!という想いで、日々のリサーチと情報発信を行っております。
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■代表 吉野加容子プロフィール
雄大な自然の離島、島根県隠岐郡出身。慶応義塾大学大学院(博士課程修了)卒業後、企業との脳科学研究、医療機関での発達支援に15年間従事、発達に悩む親子へのカウンセリング、発達支援を行ってきた実績から得た「家庭で365日の発達支援が1番!」という考えのもと、脳科学、教育学、心理学のメソッドを合わせた独自の発達支援プログラム「発達科学コミュニケーション」を確立。自身が医療過疎の地域で育った経験から、すべての子どもに発達支援を届けたい!という想いで始めたオンラインを活用した発達相談や講座は日本全国・海外からも利用されています。書籍・メディア出演情報はこちら https://desc-lab.com/media/?prt
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