「オンライン診療・往診サービス」認知度は69.6% 興味がある人で「ダウンロード・登録をしている」人は26.9%
ダウンロード・登録率&利用率1位「ファストドクター」 2位「みてねコールドクター」
■子どもの37℃台の発熱、普段と同じ様子だと「家で様子を見る」派が85.9%
未就学児の⼦どもがいるママ・パパ(有効回答数358)に、子どもの状態(発熱の度合い/普段の様子との違い)で「家で様子を見る」「病院に連れて行く」どちらの判断をするかを聞きました。発熱がないときは、「普段と様子が違う」と「病院に連れて行く」人は9.8%、一方「具体的に体の不調を訴えている」場合は50.3%と約半数のママが「病院に連れて行く」と回答しました。発熱した場合は、下記グラフの結果となり、多くのママにとって、子どもの様子が普段と違うことが、「病院に連れて行く」判断の軸にあるようです。
夜間・救急診療利用経験者は約6割、2割のママが救急車を呼んだ経験あり
休日・夜間の子どもの急な体調不良などで、小児科医師・看護師に電話で相談できる「#8000」(子ども医療電話相談)。利用したこのある人は52.8%で、その頻度を聞いたところ、 6カ月に1回以上が9.2%、1年に1回程度が16.5%でした。また、夜間・救急診療の利用については下のグラフの通り。約6割の人は利用経験があり、1年に1回程度利用する人が最も多く17.9%でした。
子どもの急な体調不良で救急車を呼んだことある人は19.6%。最も多い症状は「熱性けいれん・けいれん」で47.1%、次いで「けが」20.0%でした。
■「オンライン診療・往診サービス」、夜間・休日に利用できることに高評価が
子どもの体調不良の場合に利用できる「オンライン診療・往診サービス」(アプリ・Webなどで登録し、医者によるオンライン診察や往診を受けられるサービス)を「知っている」と回答した人は69.6%。そのうち、「興味がある」と回答した人は83.1%にのぼります。どういった点に魅力を感じるかについて最も多かったのは「夜間や休日などの急な体調不良に利用ができる」で78.5%、次に「医療証が適用される」で70.5%となり、「万一のときに利用できる」安心感と費用が高評価につながっているようです。
実際にアプリをダウンロードをして登録した人は26.9%、
興味があってもダウンロードしない理由は「サービスがよくわかっていないから」
認知している人のうち、8割以上のママたちが興味があり、魅力を感じているにも関わらず、実際にダウンロード・登録した人は26.9%。「今はまだ検討中」29.3%を含めると約7割はダウンロード・登録するまでには至っていません。ダウンロード・登録していない人の理由で1位にあがったのが「サービスがよくわかっていないから」。2位は「利用料が高くかかりそうだから」でした。
コロナ禍を経て台頭してきた「オンライン診療・往診」サービス。事前にダウンロード・登録をして利用する、という新しいサービスなだけに、普及のカギは、内容や費用を含めた詳細なサービスのより丁寧な説明ではないでしょうか。夜間・救急診療や救急車の利用のほか、第2、第3の「いざというときのヘルプ」となるよう、理解が深まっていくことが重要といえそうです。
■「ファストドクター」がダウンロード・登録率、利用率ともに1位に
こどもリサーチでは、 2023年10⽉に全国の子どもがいるWeb 会員を対象に 「オンライン診療・往診サービス」 についての調査を実施したところ、「ダウンロード・登録率」「利用率」ともに、いずれも「ファストドクター」が1位という結果になりました。
【全国のママ・パパが選ぶ「オンライン診療・往診サービス」 ダウンロード・登録率トップ3】
第1位 ファストドクター
第2位 みてねコールドクター
第3位 キッズドクター
【全国のママ・パパが選ぶ「オンライン診療・往診サービス」 利用率トップ3】
第1位 ファストドクター
第2位 みてねコールドクター
第3位 キッズドクター
こどもりびんぐ発行の未就学児のパパ・ママ向け情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」が情報源に
「オンライン診療・往診サービス」をダウンロード・登録した際に情報収集として参考にしたものを聞いたところ、トップはこどもりびんぐ発行の「あんふぁん」「ぎゅって」。ママ・パパ世代が内容にきちんと目を通し読んでいることが分かります。
登録・ダウンロードした人のうち、実際に利用をしたことがある人は54.6%。利用した人のうち、90.5%は「今後も引き続き利用したい」と回答していて、満足度の高さがうかがえます。
【調査概要】期間:2023.10.3〜14 「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員に対しWebで調査を実施/調査対象:あんよ(ジークス)/おうち病院オンライン診療(アナムネ)/ KAITOS(東邦薬品)/ CARADAオンライン診療(エムティーアイ)/キッズドクター(ノーススター)/ CLINICS(メドレー) / curon(マイシン) / SOKUYAKU (ジェイフロンティア)/ Door. into 健康医療相談( MRT )/ファストドクター(ファストドクター)/ポケットドクター(オプティム・MRT )/みてねコールドクター(コールドクター)/ LINEドクター( LINE・エムスリー)/その他(五十音順)
【回答者プロフィール】全国の⼦どもがいる577人(男性10.7%、女性89.3% ) 年代:20代以下3.7%、30代49.7%、40代40.0%、50代以上6.6%、独身4.2%、既婚95.8%
※データは小数点2位以下四捨五入のため100%にならない場合もあります
株式会社こどもりびんぐは、小学館グループで園児とママ・パパ向け情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」の発行、ウーマンリサーチ・こどもリサーチなどの「リサーチ事業」を展開するメディア事業者です。今後もこどもリサーチでは、さまざまなテーマで調査を実施し、子育て中のママ・パパのインサイトなどを分析・報告してまいります。また、第1位を受賞された企業には、受賞ロゴ・調査データ活用のご提案もしております。受賞ロゴは店頭ツール・商談資料・ブランドサイト・SEO対策等、幅広くご活用いただけます。詳しくはお問い合わせください。
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株式会社こどもりびんぐ シルミル研究所 担当:相良
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