Green Carbon株式会社は、ベトナム・タインホア省における水稲メタン削減の推進に向け、タインホア農業研究所と覚書(MOU)を締結

2035年までに10万haへの拡大を目指す

グリーンカーボン

国内最大規模のネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下「Green Carbon」)は、ベトナム・タインホア省における水稲由来メタン(CH₄)排出削減に向け、タインホア農業研究所(Thanh Hoa Agricultural Institute:THAI)と長期的な協力関係に関する覚書(MOU)(以下「本MOU」)を締結しました。

このパートナーシップは、2024年から2034年までの10年間にわたり、科学的研究、持続可能な農業の推進、農業カーボンクレジット事業の開発を共同で進めるものです。Green CarbonとTHAIは、タインホア省全域でパイロット研究および本格的なメタン削減プロジェクトを実施し、2035年までに10万haへの展開を目指します。

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◆パートナーシップの概要

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出事業を展開しており、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ由来メタン削減、バイオ炭など幅広いプロジェクトを推進しています。衛星データを活用した適地選定やモニタリングにより、効率的かつ透明性の高い事業運営を実現しています。

特にベトナムでは、AWD(Alternate Wetting and Drying:間断灌漑)(※1)を活用した水田由来メタン排出削減に注力しており、2024年8月の現地法人設立以降、メコンデルタ地域を含む15省の行政機関と覚書(MOU)を締結し、AWDの普及を進めてきました。

今回新たに締結したTHAIとのMOUでは、タインホア省における研究・実証・事業開発を共同で推進し、Green Carbonは、技術的方法論、測定プロトコル、プロジェクトマネジメント、作期ごとの資金提供、圃場水位モニタリングおよびメタン排出量測定に必要な機材を提供するとともに、温室効果ガスデータの管理・検証、カーボンクレジット登録、国際的な資金提供パートナーとの連携を担います。

 一方、THAIは、科学的知見、技術人材、研究施設および現場インフラを活用し、メタン排出量の測定、圃場水位モニタリング、参加農家との調整、温室効果ガス削減活動を実施します。また、タインホア省全域で地域関係者との連携やアウトリーチ活動を担い、持続可能な水稲栽培モデルの構築を両者で推進します。

◆プロジェクトの背景と環境への影響

水稲栽培は、伝統的な湛水管理(Continuous Flooding)により、農業分野における最大級のメタン排出源の一つとなっています。本プロジェクトでは、灌漑方法の改善によるメタン排出削減量を定量化し、地球温暖化係数(GWP)の低減効果を評価します。

さらに、温室効果ガスインベントリ、カーボンフットプリント評価、農業由来カーボンクレジット開発を支える科学的データを蓄積します。ベトナム中北部の主要な農業地域であるタインホア省において、持続可能な水稲栽培の普及を通じ、環境負荷低減と資源利用効率の向上、さらには国家の気候目標への貢献を目指します。


◆技術・方法論について

本プロジェクトでは、AWD(Alternate Wetting and Drying:間断灌漑)を採用します。AWDは、水田を継続的に湛水させるのではなく、一定期間乾燥させる節水型の灌漑技術です。

 

従来の灌漑方法と比較して、稲の収量を維持しながらメタン排出量を大幅に削減し、灌漑用水の節約も期待できます。メタン排出量および圃場水位は標準化された科学的プロトコルに基づいて測定し、すべてのプロジェクトデータは国際的なカーボン会計方法論に従って収集・検証します。


◆今後の展開

本事業は2026年より10年間の協力期間を通じて、タインホア省内の水稲栽培地域へ段階的に拡大していきます。

Green Carbonのカーボンクレジット開発の知見と、THAIが有する応用農業研究、技術移転、農家とのネットワークを組み合わせることで、低炭素型水稲栽培のモデルを確立し、持続可能な農業の普及とベトナムにおける気候スマート農業および農業カーボン市場の発展に貢献してまいります。


※1:AWD(Alternate Wetting and Drying:間断灌漑)

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法。

間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与


◆Green Carbon 株式会社

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F

設立    :2019年12月 12日

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジットの創出・登録・販売までを一気通貫で支援するクライメートテック企業です。加えて、植物・微生物の研究開発事業、ESG/排出枠コンサルティング事業、各種環境関連事業も展開しています。

事業は日本および東南アジアを中心に10カ国以上で展開しており、水田(中干し・AWD)、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、家畜排せつ物処理、畜産由来メタン削減など、多様な自然由来プロジェクトを推進しています。国内の水田(中干し)においては、2023年度に日本初・最大規模となる約6,220tのクレジットを創出。2024年度は約40,000ha(約65,000t)、2025年度は約65,000ha(約65,000t)、2026年度には約90,000ha(約95,000t)まで拡大を予定しています。また、酪農分野では日本初となるJ-クレジットのプログラム型登録を実施し、2026年度に6,749tを創出。

海外においては、東南アジアを中心に大規模なプロジェクト組成とクレジット創出を推進しており、フィリピンではJCM(二国間クレジット制度)を活用した投資プロジェクトが完売。さらに、ベトナムやカンボジアにおいても、JCM方法論の承認に向けて州・自治体・政府と連携を進めています。また、クレジットの申請・登録・販売までをワンストップで完結するプラットフォーム「Agreen(アグリーン)」を提供し、煩雑な手続きや書類作成を効率化。創出者の負担軽減とスケーラブルな事業推進を実現しています。加えて、環境価値付き農産物(環境配慮米)の流通、研究開発、ESG・排出枠コンサルティングも手がけ、自然資本を軸とした脱炭素の実現に貢献しています。

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会社概要

Green Carbon株式会社

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URL
http://green-carbon.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
電話番号
080-7307-8597
代表者名
大北潤
上場
未上場
資本金
1億6750万円
設立
2019年12月