3Dスキャンアプリ「Scanat」を提供する「nat株式会社」へ追加出資

ユナイテッド株式会社

2023年10月11日 11時00分

ユナイテッド株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼執行役員：早川与規、証券コード：2497、以下「ユナイテッド」）は、 nat株式会社（本社：東京都港区、代表役職名：劉栄駿、以下「nat社」）へ出資いたしました。2022年3月の初回出資に続いて追加での出資となります。

■nat社の事業について

nat社は、「⼈々の便利で豊かな暮らしを実現する。」をビジョンに、⽇本の住宅関連産業を最先端技術でサポートするアプリ「Scanat（スキャナット）」を開発・運営しています。

「Scanat」はiPhoneやiPadに搭載されたLiDARセンサーを活⽤したAI測量アプリで、ミリ単位の精度で計測ができるサービスです。リリースして1年8カ⽉が経過し、中⼩⼯務店だけでなく、スーパーゼネコンや⼤⼿建材メーカーに渡り300社以上に導⼊されるに至りました。住宅リフォームに限らず、⼯事やインフラ/ビルメンテナンスなどの現場でも活⽤されています。

■ユナイテッドによるnat社への出資背景

現実空間を⾼精度に記録することは住宅リフォームのみならず、⼟⽊やインフラ、不動産など様々な業界で必要とされています。従来は、経験がある複数のスタッフが現場に出向き、全ての箇所をメジャーなどで1箇所ずつ計測し、紙での記録や数⼗枚の写真撮影をしておりますが、測り忘れや撮り忘れが頻発するため、現場に何度も⾜を運ぶといった作業が発⽣しています。また、社内や社外のコミュニケーションにおいても各担当者がFAX、電話、紙、写真などのツールを⽤いていますが、三次元の空間を齟齬なく各所に伝えることは難しく、顕在化された課題となっています。

「Scanat」を活用することにより、iPhoneやiPadで計測箇所をガイドに従い撮影するだけで簡単に精度の高い測量が一人で完結できるようになります。また、各所とのコミュニケーションも「Scanat」を用いて行うことで、大幅に人的にも時間的にも工数を削減することが可能です。

ユナイテッドは2022年3月にnat社に出資いたしました。その後、「Scanat」はリフォーム業界を中心に建設や不動産業界、住宅建設メーカーの事業者による利用が増え、中小工務店のみならず大企業グループ会社での利用も増えるなど、順調に事業を拡大されてきました。また、建設業界の深刻な課題である人手不足や長時間労働の解決に寄与するnat社の事業は、ユナイテッドのパーパスである「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」との親和性もあり、この度追加出資することを決定いたしました。

■今後の展望

nat社は今回調達した資金で、「Scanat」の販売体制とプロダクト開発体制の強化、及び各社との事業連携を強化していく予定です。ユナイテッドとしても、nat社の事業拡大とさらなる成長に向け支援してまいります。

ユナイテッドは今後も、有望なビジネスモデルを持つベンチャー・スタートアップ企業への投資を積極的に行ってまいります。

■ユナイテッド株式会社投資事業について

ユナイテッドは「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」をパーパスに掲げ、投資事業、教育事業、人材マッチング事業の3つをコア事業としています。

投資事業においては、インターネットビジネスの黎明期から20年以上に渡って数々のベンチャー・スタートアップ企業に投資を行い、投資先企業の成長・EXITに寄り添ってまいりました。

現在は国内のシード～アーリーステージのベンチャー・スタートアップ企業を主な投資対象としております。投資はすべて自己資金で行っているため、柔軟かつスピーディーな意思決定が可能です。

投資後には、長年の事業運営・投資経験により培った事業・組織運営ノウハウの提供、及び資金調達・EXIT支援等を行っております。加えて、コンサルティング会社出身のメンバーを中心としたハンズオン支援部隊のバリューアップチームと連携し、事業戦略立案から実行に至るまで一気通貫の支援を行います。

■会社概要

nat株式会社

本社所在地：〒105‐0001 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー5F

設立日　　：2019年5月20日