三川みりによる壮大なる令和のファンタジー『龍ノ国幻想』が始動!
「シュガーアップル・フェアリーテイル」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズなどの人気ファンタジーシリーズを書いてきた作家・三川みりの新作は命を懸けて世界を欺く壮大な男女逆転宮廷ファンタジー!
あらすじ
命懸けの「嘘」で、異端の皇子が新しい国を目指す! 男女逆転宮廷ファンタジー。
海に浮かぶ央(ひさし)大地には一原八洲(いちげんはっしゅう)と呼ばれる九つの国が存在し、巨大な龍の上に存在すると信じられている。その一国・龍(たつ)ノ原(はら)で皇尊(すめらみこと)が崩御し、皇位の座を巡り競う三人の男がいた。その中の一人、日織皇子(ひおりのみこ)は実は女である。
この国では女は龍の声を聞く力を持つが、生まれながらにその力を持たない者は「遊子(ゆうし)」と呼ばれ、命を奪われる宿命を持つ。遊子ゆえに殺された姉の復讐を果たすため、日織は国の掟を変える決意を胸に、男として皇尊を目指す。
一方、女にしか聞こえない龍の声を聞く能力(ちから)を持つ男は禍(まがつ)皇子として処刑される。──「もたざる者」と「もってはならぬ者」が、命の尊厳を守るため、運命に翻弄されながら闘い、生き抜く様を描く、壮大なる男女逆転宮廷絵巻。
本日から特設サイトもオープンし、イラストレーター・千景氏による美麗なイラストや、物語世界についての盛りだくさんの情報が掲載されている。
kindleでは一章分までを丸々無料公開して配信中。
著者コメント
特別な技術があったり、能力があったり――今まで、そんな主人公の物語を多く書きました。
しかしある日ふと、逆をやってみたくなりました。
特別なことができる者ではなく、あたりまえと思われていることができない者を、主人公にしたいと。
「もたざる者」の人生はきっと過酷で、だからこそ書く意味もあるはず。
不思議な生き物や力があたりまえの世界で、「もたざる者」として、強く生きる者たちの姿を描けていたら良いと切に願います。
著者プロフィール
三川みり Mikawa Miri
広島県生れ。角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞を受賞し、『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー。同シリーズが人気を博す。ほか、「封鬼花伝」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、「ここは神楽坂西洋館」シリーズ、『君と読む場所』など著書多数。
書籍データ
【タイトル】龍ノ国幻想1 神欺く皇子
【著者名】三川みり
【発売日】8月30日
【造本】文庫(新潮文庫nex)
【本体定価】781円(税込)
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/special/ryuunokunigensou/
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