【調査レポート】既存クライアントの10%がAIを活用したSNSのDM営業を実施
AIによる営業文面の作成やターゲット整理が進む一方、SNSを活用した営業活動への導入はまだ少数派

既存クライアント40社を対象に「AIを活用したSNSのDM営業に関するアンケート調査」を実施しました。
その結果、回答企業の10%(40社中4社)が「AIを活用してSNSのDM営業を行っている」について、「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答しました。
本調査では、Instagram、X、Facebook、LinkedInなどのSNSにおけるダイレクトメッセージ(DM)を活用した営業活動について、AIの利用状況を調査しました。
AIによる営業文面の作成やターゲットの整理、営業活動の効率化が期待される一方、SNS上での営業活動では、相手との関係性やメッセージの個別性、プラットフォームの利用規約への配慮などが重要となります。
今回の結果から、BOTANICOの既存クライアントにおいて、AIを活用したSNSのDM営業はまだ限定的な取り組みであることが明らかになりました。
1.調査結果:AIを活用したSNSのDM営業を実施している企業は10%
今回の調査では、既存クライアント40社のうち4社が、AIを活用したSNSのDM営業について肯定的に回答しました。
調査結果は以下の通りです。
AIを活用したSNSのDM営業を実施している:10%(4社)
上記以外の回答:90%(36社)
AIを活用したSNSのDM営業を行っている企業は全体の1割にとどまり、比較的導入が進んでいない領域であることが分かりました。
SNSでは投稿制作やキャプション作成、画像制作、分析などにAIを活用できますが、DM営業は顧客との直接的なコミュニケーションを伴うため、慎重な運用が求められます。
なお、今回の調査では肯定回答の割合を集計しており、AIの具体的な利用方法や、活用していない理由については個別に集計していません。
2.背景:SNS営業におけるAI活用の可能性
SNSは企業の認知拡大や情報発信だけでなく、見込み顧客との接点づくりにも活用できる媒体です。
特にBtoB企業や専門サービスを提供する事業者にとって、SNSを通じて企業担当者や経営者との接点を生み出すことは、営業活動の選択肢の一つとなっています。
一方で、SNSを活用したDM営業には、次のような課題が考えられます。
営業メッセージの作成に時間がかかる
相手の業種や事業内容に合わせた文章を考える必要がある
送信対象の選定に時間がかかる
画一的な営業文面では関心を持ってもらいにくい
DM送信後の対応や顧客管理に手間がかかる
営業活動が担当者ごとに属人化しやすい
こうした課題に対して、AIを活用した文章作成や情報整理、営業プロセスの効率化が一つの解決策として考えられます。
ただし、AIを利用することと、DMの大量自動送信を行うことは異なります。SNSの利用規約を守り、受信者にとって適切なコミュニケーションを設計することが重要です。
3.AIを活用したSNSのDM営業で想定される取り組み
AIはSNSのDM営業において、主に営業活動の準備や文章作成、情報整理などの業務を支援できます。
例えば、営業対象となる業種や企業の特徴を整理し、相手の課題に合わせた営業メッセージの構成案を作成することが考えられます。
また、初回メッセージだけでなく、問い合わせへの返信案や商談後のフォローアップ文面などもAIによる作成支援が可能です。
具体的には、以下のような用途が想定されます。
営業ターゲットの条件整理
業界別の営業メッセージ案の作成
初回DMの文章構成
商品・サービスの訴求ポイントの整理
相手に合わせた文章の調整
DM返信文の下書き作成
営業履歴や対応状況の整理
商談につなげるための導線検討
営業活動の振り返りと改善案の作成
これらの業務にAIを活用することで、担当者の文章作成や情報整理にかかる負担を軽減し、見込み顧客とのコミュニケーションに時間を使いやすくなることが期待されます。
4.BOTANICOの考察:SNSのDM営業ではAIによる効率化と人による信頼構築の両立が重要
今回の調査では、AIを活用したSNSのDM営業を実施している企業は10%にとどまりました。
BOTANICOでは、SNSのDM営業は単純な作業効率化だけでなく、企業や個人の信頼に直接関わる業務であるため、AI活用においても慎重な設計が必要だと考えています。
AIは営業文面の作成やターゲット整理、提案内容の言語化などを効率化できます。
しかし、実際に営業活動を行う際には、相手の状況を理解し、適切なタイミングで自然なコミュニケーションを取ることが重要です。
特に、不特定多数への画一的なDM送信は、受信者に不快感を与えるだけでなく、企業のブランドイメージやアカウントの信頼性に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、AIを活用したSNS営業では、**「AIによる営業準備・文面作成の効率化」と「人による顧客理解・コミュニケーション・最終判断」**を組み合わせることが重要です。
また、SNSのDM営業だけに依存するのではなく、日常的な情報発信や専門性を伝えるコンテンツ、Webサイト、問い合わせ導線などを整備することも欠かせません。
今後は、SNSを単なる営業メッセージの送信手段として捉えるのではなく、継続的な情報発信によって信頼を蓄積し、自然な相談や商談につながる環境をつくることが重要になると考えています。
5.AIを活用したSNS営業で注意すべきポイント
SNSのDM営業でAIを利用する際には、業務効率化だけを目的にするのではなく、営業品質やコンプライアンスにも配慮する必要があります。
特に、InstagramやXなどのSNSでは、迷惑行為や不自然な自動化に関するルールが定められているため、各プラットフォームの最新の利用規約を確認することが重要です。
また、個人情報や顧客情報をAIツールへ入力する場合には、利用するサービスのデータ管理方針や社内の情報管理ルールを確認する必要があります。
BOTANICOでは、AIによって営業活動を無条件に自動化するのではなく、営業対象の整理、文章の作成、対応内容の振り返りなど、人の判断を支援する用途から活用することが望ましいと考えています。
6.BOTANICOの取り組み:AIとSNSを組み合わせた営業・マーケティング支援
BOTANICOでは、AIとSNSを組み合わせた企業のマーケティング支援を行っています。
SNSを活用した営業活動においても、単なるDM送信数の増加ではなく、企業の認知拡大や見込み顧客との接点づくり、問い合わせ・商談につながる導線設計を重視しています。
主な支援領域は、SNSマーケティング戦略の設計、営業ターゲットの整理、AIを活用した文章作成支援、SNSコンテンツ企画、問い合わせ導線の改善、営業・マーケティング業務の効率化などです。
今後も、AIによる業務効率化と、人によるコミュニケーションやブランド価値の構築を組み合わせ、企業の継続的な事業成長を支援してまいります。
【調査概要】
調査期間:2026年9月1日〜2026年9月30日
調査機関(調査主体):株式会社BOTANICO
調査対象:株式会社BOTANICOの既存クライアント
有効回答数:40件
調査方法:既存クライアントへのアンケート調査
集計方法:回答者のうち「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した割合を、AIを活用したSNSのDM営業を実施している企業の割合として算出
調査項目:AIを活かした作業(SNSのDM営業への活用)
※本調査は株式会社BOTANICOの既存クライアント40社を対象としたものであり、国内企業全体の傾向を示すものではありません。
※AI活用の具体的な方法や、DM営業への活用有無以外の回答理由については、本調査結果から断定できないため、本文中の用途や課題はBOTANICOによる考察・活用例として記載しています。
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