ウイルスやオリンピックが影響「2020年の“ミーハー就活”で競争激化か変わらぬ就活に変化の兆し」就活の身だしなみに関する調査を実施

～メガネで「自分らしさ」と「より良く魅せる」 おすすめ就活メガネを提案～

メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティック（本社：東京都港区）は、2020年の就職活動シーズンに向けて「就活の身だしなみに関するアンケート」を実施しました。新型コロナウイルスなどの影響で揺らぐ2020年の就職活動について、専門家による予測を紹介すると共に、これからの就職活動で自分らしさを表現するにはどのようにすれば良いのか、メガネで解決できることを提案します。

■今年の就職活動は前代未聞の“ミーハー就活に”、新型コロナウイルスとオリンピック開催が影響

突然、全世界で猛威を振るい始めた新型コロナウイルス。感染拡大により全国の学校で一斉休校が行われています。パーソルキャリア株式会社のはたらクリエイティブディレクター 佐藤裕氏によると「説明会はほぼ全て延期されていて、3月中の実施は難しいでしょう。説明会をWEBなどに切り替える企業も出てきています」という状況で、就職活動にも大きな影響を与えています。さらにもう1つの影響として東京五輪を挙げています。「東京五輪の期間は、各業界で採用活動やインターンシップが止まるような状態になるかもしれません。そのため、今年は過去最高ぐらいの“ミーハー就活”になることが予想されます。本来、春～夏にかけて説明会やインターンシップなどに参加し、視野を広げる時期です。いろんな会社と出会い、そして様々な業界や職種へ興味を広げていくものです。しかし、新型コロナウイルスやオリンピックなどの影響により、興味の幅を広げる機会が非常に減少していることで、名の知れた企業に応募が集中する可能性があります」。内定の兆しも見えず不安なまま、秋に就職活動を再開することになる学生も多くなる予測で、学生にとって厳しい状況になると考えられています。

■企業の身なりに関する採用基準に変化はあるのか。多くの人が就活のために見た目を変えている

2018年にP&G社が端を発した｢就活をもっと自由に｣という広告をきっかけに没個性の就活が見直され始めている一方で、街中ではやはり今も昔も変わらず黒いスーツに黒髪の就職活動生を多く見かけます。「就職活動で行ったこと、行う予定があることを教えください」という質問では、「就職用スーツを買う」という意見が圧倒的に多く、次「髪型を変える」、「メイクを変える」などが続きます。「特に何もしない」と回答した人は40名に留まり、就職活動においては身だしなみを気にかけて容姿を変えていることがわかります。
佐藤氏は、昔に比べて変化はあると話します。「バブルの時代は学歴が非常に重視されており、学歴の次に“ちゃんとしていること“に重きが置かれていました。“ちゃんとしていること“の定義は、身なりで言うと、例えば男性であれば、短髪で黒や濃紺のダークスーツというようなものでした。これは日本の伝統かもしれないですね。日本的な伝統を今も継続している会社はありますが、若い世代が人事を担当している企業では、短髪でダークスーツが必ずしも良いとは考えておらず、自分たちの企業風土やマーケットのTPOに合わせた身なりを求めるようになっています。そのような意味では、多様性は出てきていると思います」。

■リクルートスーツを買う理由は、「就職活動のマナーとして必要だと思うから」と約7割が回答

「就活でスーツを買う」と答えた理由について問うと「就職活動のマナーとして必要だと思うから」という回答が69％を占めました。佐藤氏によると、企業が「私服でいいよ」「ビジネスカジュアルで来てね」と伝えても学生はリクルートスーツでくると言います。「その理由の一つは、大人のトラップだと学生側は思うためです。また、IT系企業の選考を受けた数時間後に、金融関係の面接を受けることもあります。それゆえリクルートスーツのほうが、対応できる企業の幅が広く、間違いないと学生は思っているのです」。日本の就活の身だしなみについて自由回答を求めると「皆が似た格好、髪型で違和感がある」「就活はこうであるべきだ！のお手本（となる服装一式）を用意するのにお金も時間もかかった」などのネガティブな印象が目立つ一方で、「スーツの方が楽だから」という回答が8％と、少ないながらもポジティブな印象を持っている人もいます。自由回答では、「基本的にスーツで良いので、楽ちん」「見た目の差が少なく、内面を評価しやすくなるのでは」「一般的に必要とされるマナーや常識は身につく」「髪をまとめて、スーツを着て、ヒールを履くことで気持ちも高まる」などの意見が見られました。佐藤氏は「ビジネスカジュアルと記載のある企業ならば、それに従ってほしいと学生にはアドバイスしています」と話します。

■意外と多い私服での面接参加、「服装自由」や「私服で」と企業が指定

就職活動の面接に私服で行ったことがある、行く予定があるかという設問には、はいと答えた人が25％となりました。また、その理由は「服装自由と書いてあったため」「私服であることが指定されていたため」の2つで92％にものぼります。自ら個性を出すためにあえて私服にした人はわずか１％。企業の方針に変化が見られていることがわかります。しかし、説明会などでは、実際に個性的な格好で来る学生は、100人の説明会だとすれば5%にも満たない印象だと佐藤氏は言います。「6～7割がリクルートスーツ、1～2割がビジネスカジュアル、残りが自分の個性を重視したスタイル。最近はデニムに黒のトップスを合わせる“スティーブジョブズ風”スタイルも見かけますね」。

■就活で「自分らしさ」を表現する

今後の就活では、自分らしさを表現する必要がより増していくのでしょうか。どんな風に見せたいかという質問では、真面目に次いで「明るい」を選ぶ人が多く、活発で元気な印象を表現したいと思っている人が多いのかもしれません。
「AIやデジタル技術が発展するなかで、より“人”の価値が大切になります。より人柄、能力、価値観などが評価の比重として大きくなっていくでしょう。自分らしさをアピールするのは難しいかもしれません。加えて、就活は黒髪にリクルートスーツが一般的なので、どうしても同じような見た目になりがちです。そのため、どのように面接官の印象に残るか、どこで他の人と差別化を図るかはとても大事ですね。人は、強い刺激を与えないとなかなか覚えてくれません。「誰かに似ている」と言われるなど分かりやすい例を出すことや、私こう見えて･･･というギャップなどは意外性があり印象に残りやすいです。メガネもそのひとつですね」。（佐藤氏）

■自分を「より良く魅せる」努力をしてみる
「より良く魅せることは必要です。ただし、企業が見ているのは、面接官にとっての印象ではなく『この子がお客様のところに行ったらどう見られるか？』という印象です。その人の印象が悪ければ、商品を売ることが難しくなるということがあるかもしれません。そのため、印象面については、自分の評価でなく他人からの評価を意識すべきですね。また、その人に合った魅せ方もあります。例えば、清潔感。メガネを利用するなら、顔が華やかな人が旧態依然としたいわゆる硬い企業を受ける時に、キリッとしたメガネをかけるなど、その企業に合わせるのも大事。社会に出る想定で、自分をよく魅せる工夫をしましょう」（佐藤氏）
そこでZoffでは、調査結果もふまえて就活の見た目の悩み別におすすめメガネを提案する「就活メガネチャート」を作成しました。どんなメガネを選べば良いのかわからない人でも、自分にマッチしたメガネに出会うことができます。就活のスタイルにおけるメガネを、ネガティブに捉えずに「自分をより良く魅せる」というポジティブなアイテムとして提案します。

＜調査概要＞
【調査内容】就活の身だしなみに関するアンケート
【調査対象】Zoffメールマガジン会員のうち全国の10～50代男女
【調査期間】2020/2/8～2020/2/17
【調査⽅法】インターネット回答方式
【サンプル数】有効回収数310人

＜2020就職活動に関する解説＞
パーソルキャリア株式会社 はたらクリエイティブディレクター 佐藤裕

これまで15万人以上の学生と接点を持ち、年間200本の講演・講義を実施。現在活動はアジア各国での外国人学生の日本就職支援にまで広がり、文部科学省の留学支援プログラム「CAMPUS Asia Program」の外部評価委員に選出され、グローバルでも多くの活動を行っている。また、パーソルキャリア株式会社では若者にはたらくの本質や楽しさを伝えるエバンジェリスト、パーソルホールディングス株式会社ではグループ新卒採用統括責任者、株式会社ベネッセi-キャリア特任研究員、株式会社パーソル総合研究所客員研究員、関西学院大学フェロー、デジタルハリウッド大学の非常勤講師としての肩書きや、ハーバート大学で特別講師として講演を実施した経験を持つ。

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