「備蓄水は減るだけ」の限界を超える — 社内飲用水として日常利用しながら長期断水に備える“フェーズフリー水BCP”のあり方

賞味期限切れによる廃棄ロスや保管スペースの課題を解消。平時のオフィス給水と有事の自立分散型水源を両立する新たな防災アプローチを提起

サステナブルホールディングス株式会社

大気水生成装置「AirElixir」

■ 概要

大気製水機「AirElixir(エアーエリクサー)」を展開するサステナブルホールディングス株式会社のAirElixir事業部は、企業の総務・ファシリティ部門が直面する水備蓄の維持管理負荷と長期断水リスクへの対策として、平常時の社内飲用水利用をそのまま非常用水源へ直結させる「フェーズフリー水BCP」の導入構想を取りまとめました。

本リリースのポイント(要約)

【総務部門の構造的課題】 従来のボトル備蓄は「保管場所の確保」「賞味期限ごとの入替工数・調達コスト」「期限切れによる大量廃棄ロス」が恒常的な負荷となっている。

【長期断水と備蓄のギャップ】 一般的な「3日分備蓄」は初動対応に過ぎず、過去の震災で多発した1週間〜数か月規模の断水時には配布した分だけ枯渇していく限界を内包する。

【フェーズフリーの導入】 防災品を倉庫に眠らせず、平時はオフィスの社内飲用水サーバーとして使いながら、災害時には空気から毎日飲用水を生み出し続ける自立水源へ移行するモデルを提言。

【ハイブリッド運用の確立】 初動対応に強い「ペットボトル備蓄」と、断水が長期化するほど価値が高まる「大気製水機」を組み合わせ、隙間のない給水体制を設計。

■ 災害備蓄が抱える「保管・期限・廃棄」の三大ジレンマ

企業の危機管理意識が高まる中、多くの事業所で水や食料の備蓄が進められています。一方で、管理実務を担う総務・ファシリティ部門からは、年々増大する維持負担について懸念の声が上がっています。

特にボトル飲料水の備蓄においては、従業員規模に比例して必要本数が増加し、以下の3つのジレンマが発生しています。

1.保管スペースの圧迫

都心オフィスや限られた倉庫スペースにおいて、パレット単位で積み上がるペットボトル箱が有効床面積を圧迫し、賃料換算での間接コストを押し上げている。

2.入替工数と調達コストの重複

5年・7年といった保存可能期間を迎えるたびに、全量の買い替え・配送手配・社内運搬などの実務工数と予算が定期的に発生する。

3.食品ロス(廃棄リスク)の発生

期限間近の備蓄水を従業員へ配布・寄贈しきれず、最終的に産業廃棄物として処分せざるを得ないケースがあり、企業のサステナビリティ方針との乖離が問題視されている。

こうした「使わずに眠らせ、期限が来たら捨てる」サイクルは、企業のサステナブル経営の観点からも持続可能とは言えません。

■ 「備蓄は減るだけ、日数は増えるだけ」という現実

大規模災害におけるインフラ被害の中で、水道管路の復旧は電気やガスに比べて長期化する傾向にあります。地中配管の破断箇所の特定や漏水補修、水質検査に時間を要するためです。

首都直下や南海トラフ巨大地震における広域断水は深刻視されており、被災地域では復旧まで数週間から数か月を要するケースも予測されています。

しかし、多くの企業が策定しているBCPは「1人1日3L × 3日分」のガイドラインに留まっています。この備えは発災直後の初動を凌ぐためのものであり、断水が4日目、1週間と長期化した瞬間、備蓄水は底をつきます。備えを増やそうとすれば保管場所と入替コストがさらに膨らむという、従来の「溜めておく備え」特有の構造的限界が浮き彫りになっています。

■ 日常利用がそのまま有事の備えになる「フェーズフリー水BCP」

サステナブルホールディングス AirElixir事業部では、平常時と有事の境目をなくす「フェーズフリー」の概念を取り入れた水BCPへの転換を提言します。

・平常時はオフィスの社内飲用水サーバーとして日常活用

大気製水機をオフィスや工場のリフレッシュスペース、食堂などに常設し、日々の業務時間中は安全な社内飲用水として活用します。日常的に消費することで、備えに対するコストが日々のウェルビーイング投資(福利厚生)へと変わります。

・有事には「減らない分散型水源」として自立稼働

断水が発生した瞬間から、特別な切り替え作業を要さず、その場の空気から毎日新鮮な飲用水をつくり続ける給水拠点へと役割を拡張します。「あと何本残っているか」を数え続ける不安から現場を解放し、自社従業員だけでなく帰宅困難者や近隣コミュニティの受け入れにも柔軟に対応できる余力を生み出します。

・備蓄水との「ハイブリッド設計」

フェーズフリー水BCPは、既存のボトル備蓄を全否定するものではありません。発災直後数時間の混乱期にすぐ手渡せるペットボトル水(初動分)と、4日目以降の長期断水を支え続ける大気製水機を組み合わせることで、保管面積を最小化しながら最も強固な給水体制を構築できます。

■ FAQ(よくあるご質問)

Q. フェーズフリーの運用において、平時と有事で使い分けの手続きは必要ですか?

A. 大掛かりな切り替え作業は不要です。日常的にオフィス内で稼働させている状態のまま、断水時も空気から水を生成し続けます。停電を伴う場合は、太陽光発電や蓄電池、非常用発電機からの給電ラインに接続することで、平常時と変わらず飲用水を供給できます。

Q. 普段から日常利用する場合、フィルター交換などのメンテナンス頻度はどの程度ですか?

A. 生成量や稼働環境に応じて、エアフィルターやろ過カートリッジの定期点検・交換を行います。賞味期限ごとに大量のボトル水を搬入・廃棄する作業と比較して、消耗部品のメンテナンス作業のみで維持できるため、総務担当者の管理工数は大幅に低減されます。

Q. 日常的に社内飲用する水としての衛生管理はどうなっていますか?

A. 日本の水道法基準をクリアした安心・安全な飲用水を生成します。装置内部には自動循環殺菌システムが備わっており、タンク内の水を定期的に循環・殺菌し続けるため、水が淀むことなく常に新鮮で衛生的な状態が保たれます。

■ 会社概要

【サステナブルホールディングス株式会社】

事業内容:ENERGY事業(太陽光発電所・蓄電池等の再生可能エネルギーインフラ構築)、AirElixir事業(空気製水機の提供)、glampark事業(グランピング施設運営)など多角的なサステナビリティ事業の展開

所在地:東京都渋谷区桜丘町3番2号 渋谷サクラステージ SAKURAタワー6階

代表者:代表取締役 茂木 健太

URL:https://st-holdings.co.jp/

お問い合わせフォーム:https://st-holdings.co.jp/contact-us/

すべての画像


会社概要

URL
https://st-holdings.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町3番2号 渋谷サクラステージSAKURAタワー6階
電話番号
03-6821-5668
代表者名
茂木 健太
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年12月