【京極町】開設半年でLINEオープンチャット「京極JOY's」が100名突破 ─ 北海道の小さな町で始まる地域DAOの実例

「投稿は少なく、濃く」 ─ 町内16か所のQRと事業者連携で築く地域密着型DAO

株式会社あるやうむ

NFTによる地方創生を推進する株式会社あるやうむ(本社:札幌市、代表取締役:畠中博晶)が手がける地域おこし協力隊DAOソリューションのもと、北海道京極町のDAOマネージャー・やまちゅーさんが運営する京極町公認のLINEオープンチャット「京極JOY's」の登録者数が、2026年4月中旬に100名を突破いたしました。

「京極JOY's」は、京極町に関心を持つ方々が町内外からつながる、地域情報の交換・交流の場です。本記事では、運営を担うやまちゅーさんへのアンケート回答をもとに、開設から約半年での100名突破を支えた戦略、地域特有の仕掛け、そして次のフェーズに向けたビジョンをお伝えします。

「京極JOY's」とは?

「京極JOY's」は、2025年10月13日に開設された、京極町公認のLINEオープンチャットです。

京極町は人口約2,800人の自治体ながら、羊蹄山の湧水やニセコ圏の観光資源を擁する魅力豊かな町。そのファンや町内関係者が、気軽に情報交換できるデジタルな「たまり場」として誕生しました。

2026年4月中旬時点で登録者は100名を突破。地元温泉や焼肉店からの発信、町内イベントの告知、生活に直結した情報のやりとりが日々飛び交い、地域に根ざした「ご近所コミュニティ」としての色合いを強めています。

なぜLINEオープンチャットなのか ― 地域住民目線の"参入ハードル"設計

やまちゅーさんがコミュニティの基盤としてLINEオープンチャットを選んだのには、明確な狙いがありました。

「新しくスマホに馴染みの無いアプリを入れるのって、精神的にすごく重いと思っています。Discordはまだまだマニアックなアプリ。LINEであればそもそも入れている人がスマホユーザーの99%だという統計があるそうなので、ハードルが低く参入いただけるかなって思って選びました」(やまちゅーさん)

地域住民をコミュニティに巻き込むうえで、「新しいアプリを入れなくていい」というのは決定的なアドバンテージ。地元事業者や町民の生活情報が日々気軽に飛び交うコミュニティへと育っているのは、この参入ハードルの低さがあってこそと言えます。

最初の10名は「横のつながり」から。全国の協力隊DAOが初期集客を後押し

立ち上げ直後の1〜10名は、あるやうむが運営する協力隊DAO横断の相互支援コミュニティ「シン地方DAO」で告知。全国各地の同じ立場のDAOマネージャーたちが次々と参加し、初期の10名ほどはここで埋まっていったといいます。

いきなり町内だけで集客するのではなく、まずは「同じ挑戦をしている仲間たち」の応援から土台を固める。DAO運営の横連携ならではのスタートダッシュです。

急成長の転換点:町内の「京極温泉」と「肉の万次郎」が生んだ地域内循環

100名突破の決定打となったのは、オンライン施策ではなく、町内事業者を巻き込んだ極めてローカルな取り組みでした。

ひとつめは「京極温泉」で実施されたキャンペーン。SNSやオープンチャットで温泉施設内の写真を投稿した方は入泉料が無料になる、という仕掛けで、一気に参加者と投稿が増加しました。

「温泉施設内の写真をアップしてくれたら入泉料が無料になるというキャンペーンを実施してくださったのが影響が大きかったように思います」(やまちゅーさん)

ふたつめは、地元の焼肉店「肉の万次郎」。限定ランチの告知窓口としてオープンチャットを活用してくださったことで、「ランチ情報が欲しい町民」が口コミで続々と加入。地味ながら着実に数字を押し上げる、"生活に直結する情報"チャネルとして機能しています。

町の事業者がオープンチャットを"自分たちのメディア"として活用するこの構図は、DAOコミュニティが地域経済の中に組み込まれ始めていることを示す象徴的な動きです。

投稿は「少なく、濃く」。イベント告知中心のコンパクト運用

運営スタイルについても、やまちゅーさんの方針は独特です。

「基本的にはイベント告知程度です。頻度は他のオープンチャット運営者に比べて非常に少ないと思います」(やまちゅーさん)

大量投稿で目立たせにいくのではなく、「本当に役に立つ情報だけを届ける」というスタンス。通知が鳴りすぎて離脱する、というよくあるコミュニティの落とし穴を回避しながら、必要な時に必要な情報が届くチャネルとしての信頼感を積み上げています。

オフライン施策:名刺サイズのQRチラシを町内16か所に掲示

オンラインの設計だけでなく、オフラインの導線もきめ細かく設計されています。

  • 参加QRコードを名刺サイズのチラシにし、町内16か所に掲示

  • 自らが主催・開催するイベントでは必ず参加を促進

「スマホで気軽に入れる」LINEオープンチャットの強みを最大化する形で、町民が日常生活の動線上で"たまたま"出会えるタッチポイントを地道に増やしています。

参加者のリアルな声:好意的な反応と、健全な"疑問"の両方が届く場

100名規模のコミュニティには、多様な声が集まります。やまちゅーさんのもとにも、好意的な感想と、核心を突く問いかけの両方が届いています。

<好意的な声>

  • 「匿名で参加できるのが気軽でいい」

  • 「ゲリラ的な情報が受け取れるのがいい」

<健全な疑問の声>

  • 「関係人口って謳っているけれど、人を集めることになんの意味があるの?そこからどうやって運用していくの?」

  • 「オープンチャットに参加することで、どんなメリットがあるんですか?」

「好意的な声だけでなく疑問の声も含めて、コミュニティの現在地を正直に受け止めている」姿勢こそが、次のフェーズへの推進力になっています。

次の目標は「コミュニティの自走」。500名、そして1,000名へ

100名は、やまちゅーさんにとってはあくまで通過点。任期後の京極町を見据えた、大きな構想が動き始めています。

「100人を超えた今、見据えているのは『コミュニティの自走』です。僕の任期が終わった後も、この町が自分たちの手でアップデートされ続ける仕組みを遺したい」

具体的には、2つの仕掛けが準備されています。

ビジネス的な実利の循環

飛騨市のモデルを参考に、「京極JOY's」の名刺を持った参加者がお店に行くと割引が受けられる通年キャンペーンを構想中。コミュニティ名でもある「京極JOY's」のメンバーシップが、そのまま町内店舗での優待パスポートとして機能する仕組みです。お店もお客さんも一体となって「京極町の広報担当」になる、つまり全員が当事者になるための装置です。この協力体制を盤石にするため、まずは500名、そして1,000名という圧倒的な分母を目指します。

web3技術を活用した「希望の可視化」

ブロックチェーンを使った透明性の高い意思決定プロセスを導入し、参加者のアイデアがリアルな形(有形文化財)になっていく実感を共有する構想。デジタルなつながりから、100年後の京極町にも残る物理的な資産を創り出し、それを基軸にしたツアープランまで展開していく計画です。

「芽生えたアイデアややる気は、この町にとっての財産です。それを一過性で終わらせず、『自分たちの意思で町を変えられる』という手応えを文化として定着させること。それが、僕がこの町で成し遂げたい一つの大きなゴールです」(やまちゅーさん)

これからDAOマネを始める方へ:やまちゅーさんからのメッセージ

最後に、100名突破を経たやまちゅーさんから、これからオープンチャット運営を考えているDAOマネージャーへのメッセージです。

「まさかこんなに早く達成できると思っていませんでした。通過点ではありますが、属人的にならないように運営していきたいです。

これから始めようか考えているDAOマネへ。必須でやる必要はないと思います。街ごとによって事情が違うと思いますし、個人スキル的にも向き不向きもあると思います。

僕は、地域おこし協力隊DAOとしてのミッションは、プラットホームづくりなのかなって思っています。オフラインだろうが、オンラインだろうが、時に旗を振って先導することはあると思いますが、それよりも枠(環境)を提供し続けることのように思っています。

その枠の最初の一手として、オープンチャットは取り組みやすいと思っています。街によってはFacebookのコミュニティという方もいるかもしれませんが、複数のアカウント運用をなるべく制限できるという点では、LINEオープンチャットはおすすめです。

作ったら教えてください。僕も関係人口のひとりにしてください」

DAOマネージャー やまちゅーさん プロフィール

北海道京極町の地域おこし協力隊DAOマネージャー。2025年10月に京極町公認のLINEオープンチャット「京極JOY's」を開設し、2026年4月に100名突破を達成。地元事業者との連携を軸にした「地域内循環型コミュニティ」運営を特徴とし、任期後も町が自走する仕組みづくりを見据えている。

▼ 京極町LINEオープンチャットはこちら

「京極JOY's」LINEオープンチャット

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株式会社あるやうむについて

DAOやNFTによる地方創生を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFT/観光NFT/地域おこし協力隊DAOソリューションを提供する札幌発のスタートアップ。

地域の魅力をのせたNFTをふるさと納税の返礼品とすることや、地域でDAOを運営することを通じて、新たな財源を創出すると共に、シティプロモーションや関係人口の創出に繋げます。

社名「あるやうむ」はアラビア語で今日を意味する言葉。今日、いますぐチャレンジをしたい自治体・地域の皆様にNFTという先端技術を提供し、応援され続ける地域づくりを支援します。

株式会社あるやうむ 会社情報

会社名  :株式会社あるやうむ

代表者  :畠中 博晶

所在地  :札幌市北区北38条西6丁目2番23 カトラン麻生302号室

設立   :2020年11月18日

資本金  :1億6449万円(準備金含む)

事業内容 :NFTを活⽤した地方創生コンサルティング・開発

URL :https://alyawmu.com/

Twitter :https://twitter.com/alyawmu/

Voicy : https://voicy.jp/channel/3545

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会社概要

株式会社あるやうむ

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URL
https://alyawmu.com/
業種
情報通信
本社所在地
北海道札幌市北区北38条西6丁目 2番23 カトラン麻生 302号室
電話番号
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代表者名
畠中博晶
上場
未上場
資本金
1億6449万円
設立
2020年11月