富士通Japan、介護現場における機能訓練の成果評価を効率化する「ウェルネス運動支援サービス」により、セントケア・グループ様が提供する自立支援サービスの質向上を支援

富士通株式会社

2024年5月27日 10時23分

富士通Japan株式会社（注１）（以下、当社）は、セントケア・ホールディング株式会社（注２）様およびセントケア・Replus株式会社（注3）様などセントケア・グループ様が提供する、自立支援サービスの質向上に向けて、介護現場における機能訓練（注4）の成果評価を効率化する「Fujitsuウェルネス運動支援サービス」（以下、「ウェルネス運動支援サービス」）を提供します。これにより、セントケア・グループ様が目指す、現場に根差した科学的介護を実現するために必要な仕組みやノウハウの創出について支援する取り組みを「リプラスデイサービス見沼」をはじめとした５施設（注５）において５月より開始しました。

【概要】

本取り組みでは、セントケア・グループ様が提供する自立支援サービスにおいて実施する機能訓練と、その改善効果を把握するために必要な身体状態を表す評価指標の体系化と拡充に取り組みます。これにより、より精緻な身体状態の把握と個々人の目標に適した訓練の提供を実現します。さらに、蓄積された測定データを基に実施した訓練に対する指標の改善見込みと実績の差異を把握して、早期に対応するなど自立支援サービスの質の向上に向けた現場でのデータ利活用を検討します。一方で、訓練や指標の拡充による、測定作業やデータ入力などの訓練員の業務負担を軽減するために「ウェルネス運動支援サービス」を活用し、人手不足が加速する介護現場でも無理なく運用できる仕組みづくりを支援します。

当社の「ウェルネス運動支援サービス」は、機能訓練の測定とその評価において市販のWEBカメラやハンディカメラで撮影した動画を、本サービスのアップロード機能から当社が管理するクラウドサーバに送信するだけで、AIを用いた独自の動画解析技術により歩行速度や片足立ちの持続時間などの解析が可能です。更に３名程度の集団を同時に測定でき、訓練員の業務効率化とデータ収集・活用に寄与します。

今後、当社は、「ウェルネス運動支援サービス」をセントケア・グループ様が運営するデイサービス全53施設へ導入する予定です。また、科学的根拠に基づいた再現性の高い機能訓練や介護の実践を支援するため、本取り組みで得られた成果をサービスに反映し、介護業界や地域社会での健康増進・介護予防の事業へと展開していくことで、ウェルビーイングな社会の実現に寄与していきます。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【注釈】

（注1）富士通Japan株式会社：本社川崎市幸区、代表取締役社長長堀泉

（注2）セントケア・ホールディング株式会社：本社東京都中央区、代表取締役社長藤間和敏

（注3）セントケア・Replus株式会社：本社東京都中央区、代表取締役社長山下拓哉

（注4）機能訓練：利用者の心身の状況などに応じて、日常生活を送るために必要となる身体機能、生活機能の改善や、その減退を防止するための訓練。

（注5） 5施設：

・リプラスデイサービス見沼（所在地：埼玉県さいたま市）
・リプラスデイサービス上尾（所在地：埼玉県上尾市）
・セントケア上郷デイサービス（所在地：神奈川県横浜市）

・セントケア大網デイサービス（所在地：千葉県大網白里市）

・にじのまちデイサービス本荘（所在地：秋田県由利本荘市）

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