将棋のまち高槻で小学校入学時に地元産木材の将棋駒を配布
秋には棋士による出前授業も
5日、今秋の新関西将棋会館開館など「将棋のまち」としてますます盛り上がりを見せている大阪府高槻市で同市立小学校の入学式が開催され、新入生約2800人に同市の風倒木などの木材を活用して製作された将棋駒が配布されました。各校ではこの将棋駒を活用して今年秋以降に棋士による出前授業が予定されています。
この取り組みは、子どもたちに将棋に親しんでもらい、日本古来の伝統文化への理解を深めることなどを目的として令和4年度から実施してきました。令和6年度からは、少しでも多くの時間に将棋に触れてもらい、新生活のスタートとともに将棋を好きになるきっかけになればと市立小学校においては入学時に配布をすることになりました。
高槻市は、かつて武家屋敷が広がっていた高槻城三の丸跡から江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘されるなど、古くから将棋とのゆかりが深く、将棋を通じて、文化振興を図るため、平成30年9月に自治体として全国で初めて日本将棋連盟と「包括連携協定」を締結。王将戦や名人戦といったタイトル戦の開催、現在大阪市福島区に所在する関西将棋会館の高槻市への移転など「将棋のまち高槻」と掲げ、将棋振興の取組に一層注力しているところです。各校では配布された将棋駒を活用し、今年秋以降に棋士らによる出前授業を予定。児童に「豊かな自然環境を作る森は、生活に欠かせない大切な存在であること」などを伝える「木育」とあわせて、将棋の魅力を伝えます。
(関連ホームページ)
令和6年度高槻産木材製将棋駒の配布(高槻市ホームページ)
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