日販グループ運営の「TSUTAYA」「リブロ」「積文館書店」「BOOKS えみたす」など全199店舗の書店のお買い物袋にBio LIMEX Bagが採用
~石油由来プラスチックの使用量を年間約20トン、温室効果ガス排出量を約72トン削減~
従来の石油由来プラスチック製のレジ袋から石灰石と植物由来樹脂を使用したBio LIMEX Bagに替えることにより、石油由来プラスチックの使用量を年間約20 トン、温室効果ガス排出量を約72 トン削減できる効果*1が見込まれます。Bio LIMEX Bagは、2020年にグッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」を受賞し、2021年には中国を代表する国際的なデザイン賞のひとつである「Design Intelligence Award 2021」のTOP100に選出されるなど、国内外で高い評価を得ています。
日販グループホールディングスは、「“やさしいみらい”を新たな文化に」をESGスローガンに掲げ、出版業界として取り組むべきエコ活動を企画・支援する「ONE ECO PROJECT」の活動や、物流資材における再生資源の活用推進など環境負荷を低減する様々な施策を実施しています。この度、日販グループホールディングスが運営する書店でのレジ袋の運用の見直しを図る中で、Bio LIMEX Bagの環境性能を評価いただき、採用に至りました。今後もTBMは、持続可能な社会実現への貢献を目指し、小売業界におけるLIMEX製品のさらなる普及を進めてまいります。
*1 TBMによるLCA(原材料調達~処分までの環境負荷の算定)より。製造条件によって変動の可能性あり。参考値であり保証値ではありません。
・LIMEX 製品の環境性能について:https://tb-m.com/products/products-limex/
・「ONE ECO PROJECT」について:https://oneeco.jp/
■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。石灰石由来の炭酸カルシウムなどの無機物50%以上(重量比)に対し、熱可塑性樹脂と各種添加剤を均一に混練して製造しますが、Bio LIMEXは熱可塑性樹脂を植物由来のバイオ樹脂に置き換えたものです。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに10,000以上(事業所数含む)の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。
■ 株式会社TBM
代表者 :山﨑 敦義
所在地 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立年 :2011年8月
資本金 :234億2,993万円(資本準備金含む)
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
2015年 宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品
としてLIMEX製品が採用
2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
2020年 使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
2020年 BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始
2020年 宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
2021年 自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
2022年 資源循環コーディネートサービス「MaaR(マール)」を開始
2022年 科学的根拠に基づく目標(SBT)認定を取得
2022年 Amazonが設立した「The Climate Pledge」に署名
2022年 温室効果ガス排出量を可視化するサービス「ScopeX(スコープエックス)」を開始
2022年 神奈川県横須賀市にLIMEXとプラスチックを自動選別・再生するリサイクル工場を建設(処理能力:40,000トン/年)
2022年 CDPの「気候変動」と「水セキュリティ」に関する調査で「B」認定を獲得
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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