脅威レポート: AI ボットのアクティビティが 300% 増加、出版業界が標的に
メディア業界は AI ボットの発生件数がグローバルで2位、最も標的になっているのは出版関連企業
Akamai(NASDAQ:AKAM)は、AI ボットがデジタル出版エコシステムにどのような変化をもたらしているかを調査したレポート「インターネットの現状(SOTI)」を公開しました。この「出版業界を保護:AI ボット時代を乗り切る」では、AI ボットのアクティビティが 2025 年に 300% 増加したことに加え、出版社を含むメディア業界が AI ボットトラフィックの発生件数の 13% を占め、グローバルで二番目に多かった業界であることが明らかになりました。
※本リリースは2026年4月8日(現地時間) 米国マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたプレスリリースの抄訳版です。

非常に多くの AI ボットが出版関連企業を標的としており、その数は AI ボットアクティビティの 40% を占めています。同業界が際立って狙われている事実は、コンテンツの豊富な Web サイトが自動スクレイピングの主要な標的となっていることを示しています。
企業は、大規模言語モデル(LLM)用のデータ収集や、AI を活用した検索ツールを強化するために、AI ボットの導入を進めています。AI トレーニング用のクローラーが最も多くの自動トラフィックを生成する一方で、AI フェッチャー(ユーザーのクエリーに応答するためにコンテンツをリアルタイムで取得するボット)はより差し迫った脅威となります。これらのツールは AI アシスタントを通じて直接回答を提供するため、ユーザーが、オリジナルのコンテンツ制作者の Web サイトを訪問する必要性が低下します。
こうした変化は、すでに出版業界の収益に影響を与えています。今回の SOTI レポートでは、2024 年第 4 四半期において、AI チャットボットによって、参照元への流入トラフィックが従来の Google 検索に比べて約 96% 少なくなった結果、読者数や収益の重要なソースが激減したことが明らかになりました。
主な調査結果
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OpenAI の影響力が最大:メディア企業を対象とする AI ボットトラフィックを最も多く生成しているのは OpenAI です。そのトラフィックのうち、出版関連企業は OpenAI のAI ボットによる全リクエストの 40% を占めていました。
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AI トレーニング用クローラーが席巻:AI トレーニング用クローラーは、メディア業界を対象とする AI ボット全体の 63% を占め、うち 37% は特に出版関連企業を対象としていました。
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AI フェッチャーが増加:AI フェッチャーは、メディアを対象とする AI ボットアクティビティ全体の 25% を占め、そのうち 43% が出版関連企業に向けられていました。
Akamai の Security Strategy 担当 Chief Technology Officer である Patrick Sullivan は「人々が情報を得る方法が根本的に変化し、出版業界に影響を及ぼしています」「AI ボットは、広告やサブスクリプションなどの中核的な収益源を侵食する一方で、インフラコストを増加させ、ブランドの露出を低下させています。そこで、Akamai の本レポートでは、この問題に対処するための戦略にも言及しています」と述べています。
「出版業界を保護:AI ボット時代を乗り切る」では、新たな AI ボットのカテゴリーを検証し、出版業界向けの新しいセキュリティアプローチについても紹介しています。また、実践的な AI ボット管理チェックリストを掲載するなど、組織のリスク緩和やコンテンツ保護に役立つ内容となっています。
今年で 12 年目を迎える Akamai の SOTI レポートでは、全世界の Web トラフィックの大部分を処理している Akamai のサイバーセキュリティインフラから獲得したデータを基に、サイバーセキュリティのトレンドと Web パフォーマンスに関する重要な知見を引き続き提供していきます。
Akamai について
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