「宇宙水道局」の延べ導入事業体数が100を突破。サービス提供開始から3年で全国の水道事業 体へ導入拡大
漏水調査の支援に加え、管路更新や下水道の点検・調査計画へ支援を拡大

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューション「宇宙水道局」の延べ導入事業体数*が100を突破したことをお知らせいたします。
*契約更新含む
2023年4月のサービス提供開始から、全国各地の水道事業体で導入と契約更新を重ねてきました。漏水リスク診断によって優先的に調査すべき場所を見つける支援から、どの水道管を優先して更新するかを判断するための計画策定支援へ。さらに、下水道管きょの点検・調査計画にもサービスを広げています。
日々の漏水調査から、将来に向けた管路更新まで。衛星データとAIによる診断結果を、水道の現場で判断に使える情報として届ける取り組みが広がっています。


見えざる地下のリスクにどう向き合うか
上下水道の管路は地下に埋設されているため、地上から正確に状態を把握することは困難です。目に見えない場所で進行する劣化や損傷は、突然の漏水や道路陥没といった形で表面化し、生活や都市機能に重大な影響を及ぼします。
上水道を例に挙げると、現在、日本では年間約2万件以上の漏水事故が発生しています。その主な原因は「老朽化」です。1960年代の高度経済成長期に布設された水道管の多くは設置から40年以上経過したいわゆる経年管で、約18.9万kmに達しています(出典:日本水道協会「水道統計」令和5年度)。更新費用は1kmあたり2億円と言われ、全国の自治体は危機的な局面を迎えています。
しかし、厳しい財政状況と技術者不足により、すべての老朽管を更新することは現実的ではありません。天地人はこうした社会課題に対し、衛星データとAIを活用した「宇宙水道局」による予防保全を目指したアプローチを行っています。
毎日の水を守る判断を、衛星データとAIで支える
水道管を点検し、漏水があれば修繕し、次の更新を計画する。水道事業に携わる方々は、今日の水を届けながら、何年も先の水道を維持するための仕事を続けています。
愛知県豊田市との実証実験から始まった「宇宙水道局」も、その仕事の中で使われるようになりました。水道事業体が蓄積してきた管路情報や漏水履歴に、衛星から得られる地表面温度や地盤変動の情報、地形、地質などの環境データを組み合わせ、AIを活用して解析する。その診断結果をもとに、現場の方々が優先的に調査する場所を選び、現地で確かめる。宇宙から得られる情報が、地域の水道を守るための判断に生かされています。
水道管の更新を計画する際には、管路の状態に加え、その管路がどのような暮らしや施設を支えているかも考慮します。天地人は、病院や学校、避難所などへの影響も踏まえ、どの管路から更新するかを検討するための支援へとサービスを広げてきました。さらに、下水道管きょの点検・調査計画にも診断技術を応用。日々の調査から将来の更新計画へ、水道事業体が担う仕事に沿って、支援する範囲を広げています。
サービス提供開始から3年で、延べ導入事業体数は100を突破しました。天地人はこれからも、水道事業に携わる方々が地域の水道を守り、次の世代へつないでいくための判断を、衛星データとAIで支えてまいります。

「宇宙水道局」について
「宇宙水道局」は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューションです。技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、「第7回インフラメンテナンス大賞」厚生労働大臣賞、「第6回宇宙利用促進大賞」審査委員特別賞などを受賞。また、国土交通省が公開している『上下水道DX技術カタログ』に掲載されています(実用段階編187・188ページ)。

上水道向けサービス
1. 漏水リスク診断に基づく音聴調査支援
衛星データを活用した数メートル単位での管路のリスク診断により、高い解像度で現在・近未来の漏水のリスクの把握が可能です。また用途に応じて、メッシュ単位での漏水リスク診断にも対応します。漏水する可能性が高いエリアを絞り込むことで、優先的に調査すべき場所を簡単に見つけられ、効率的な維持管理を実現します。
2. 地域特性に応じた水道管の管路の更新計画策定支援
管路診断結果に基づく「健全度」(漏水リスク診断結果)と、一般住宅から重要給水施設(病院、学校、避難所など)まで、あらゆる施設や暮らしへの影響を包括的に考慮した「重要度」を組み合わせて評価することで、複数の「更新優先シナリオ」を作成します。地域の特性を考慮したシナリオを通じて、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定することで、有用性の高い計画策定を支援します。
【令和9年度より提供開始】宇宙水道局クラウド
お預かりした管路データをクラウドに取り込み、スマホやタブレット端末などのブラウザから管路図を閲覧できるサービスです。水道管の用途や口径、布設年度による絞り込みにも対応し、管路図を日々の維持管理業務に生かすための機能に特化しています。
<先行利用キャンペーン実施中>
100事業体のみを対象に、「宇宙水道局 クラウド」の先行利用申込を2026年9月1日(火)より受付開始しております。
>>お申し込みはこちら
下水道向けサービス
下水道管きょの点検・調査の計画策定支援
各管きょにおける将来的な損傷(破損、腐食、クラックなど)の起こりやすさを示す「健全度」と、管きょが損傷した場合に周辺地域や社会活動へどの程度の影響を及ぼす可能性があるかを示す「重要度」を掛け合わせ、点検・調査の優先度を算出し、限られたリソースを効果的に配分できる計画策定を支援します。
宇宙水道局 特設サイト
https://suido.tenchijin.co.jp/
天地人として初となるブランディングCMを公開
このたび、延べ導入事業体数が100を突破したことを記念し、天地人の公式YouTubeチャンネルにて、ブランディングCMを公開いたしました。本CMの制作は当社として初となる試みです。
「宇宙水道局」というサービスの本質をより多くの方に知っていただけるよう、小学生の兄弟のセリフを通じ、世界観をお届けする内容になっており、あわせて、サウンドロゴも新たに制作いたしました。
詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。
▼プレスリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000303.000045963.html
◾️会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
公式サイト:https://tenchijin.co.jp/
「宇宙水道局」特設サイト:https://suido.tenchijin.co.jp/
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