オンセミ、先進パワー半導体向けエンドツーエンドのシリコンカーバイド生産を確立するためにチェコ共和国を選択

ブラウンフィールド投資により、電化、再生可能エネルギー、AIの未来を支えるエネルギー効率に優れたチップの重要な生産能力を中央ヨーロッパで確立

ハイライト
• オンセミが計画している最大20億ドルの複数年投資は、ヨーロッパおよび世界の顧客ベースの先進パワー半導体サプライチェーンを強化
• 垂直統合されたシリコンカーバイド生産施設は、地域に高度なパッケージング能力をもたらし、オンセミがクリーンでエネルギー効率の高い半導体ソリューションに対する需要の高まりに対応できる最適な位置を可能に
• オンセミはチェコ共和国政府と協力して、この投資を支援するインセンティブパッケージに取り組む
• この投資は、チェコ共和国史上最大規模の民間投資の一つであり、中央ヨーロッパにおける先端半導体製造への最初の投資の一つである

オンセミ（本社: 米国アリゾナ州スコッツデール、Nasdaq：ON）は、チェコ共和国に最先端の垂直統合型シリコンカーバイド（SiC）製造施設を設立する計画を発表しました。電化、再生可能エネルギー、人工知能は世界的なメガトレンドであり、エネルギーの変換と管理を最適化できる高度なパワー半導体に対して、かつてないほど需要が高まっています。SiC製造施設の設立は、このような需要の高まりに対応するための戦略的なものです。この施設では、電気自動車、再生可能エネルギー、AIデータセンタにおけるアプリケーションのエネルギー効率の向上に不可欠なインテリジェントパワー半導体の生産を予定しています。

 

オンセミで社長兼CEOを務めるハッサーン・エルコーリー（Hassane El-Khoury）は、次のように述べています。「当社のブラウンフィールド投資は、アプリケーションのエネルギー効率を向上させる革新的な技術への需要の急増に対応して、中央ヨーロッパでサプライチェーンを構築するためのものです。チェコ政府との緊密な協力関係を通じて推進する拡張は、欧州連合（EU）が二酸化炭素排出量と環境への影響を大幅に削減するという目標達成への熱意の実現に不可欠な、インテリジェントパワー半導体の生産強化にもつながります」

 

チェコ共和国の産業貿易大臣であるヨゼフ・スィーケラ（Jozef Síkela）氏は、次のように述べています。「オンセミがチェコでの事業拡張を決定したことは、我が国が外国からの投資にとって魅力的であることを明確に裏付けるものであり、我が国の経済の発展に大きな勢いをもたらすでしょう。今回の投資は、半導体分野における我が国の地位を強固にするだけでなく、自動車産業の発展にも貢献することができ、我々のエレクトロモビリティの台頭への適応を支援するものです」

 

オンセミのヨーロッパおよびチェコ共和国へのコミットメント

オンセミは、最高20億ドル（440億CZK）の複数年にわたるブラウンフィールド投資により、SiC製造を拡張する計画を立てており、これは同社がすでに公表している長期設備投資目標の一環です。この投資により、シリコン結晶の成長、シリコンおよびシリコンカーバイドウエハーの製造（研磨とEPIを含む）、シリコンウエハーの生産など、チェコ共和国における現在の事業を発展させます。現在、同施設では、10億個以上のパワーデバイスを含む、年間300万枚以上のウエハー生産が可能です。完了時には、年間2億7,000万米ドル（60億CZK）以上が同国のGDPに貢献すると予想されます。

 

最終的な規制や優遇措置の承認*1がすべて下りると、チェコ共和国史上最大規模の民間投資となり、さらにズリーン地域の繁栄と経済的活力に貢献すると予想されます。オンセミは、中央ヨーロッパ地域で最先端半導体製造に投資する最初の企業の1社です。この投資により、同社はEUの半導体バリューチェーンにおける同地域の戦略的位置付けに貢献し、EUの全加盟国が欧州半導体法（European Chips Act）の恩恵を享受できることを実証します。また、今回の発表は、需要が拡大し続ける中、EUの半導体サプライチェーンのレジリエンスを強化するために市場シェアを拡大し、技術的進歩を図るという欧州半導体法の包括的目標に対する、オンセミの戦略的提携を反映しています。

 

パワー半導体の技術革新を推進

SiCは、高電力、高温アプリケーションに不可欠な材料であり、生産はきわめて困難です。オンセミは、結晶成長から高度なパッケージングソリューションに至るまで、SiCベースの半導体を製造する能力を持つ世界でも有数の企業です。チェコ共和国の生産施設を拡張することで、オンセミはお客様への供給保証をより迅速に提供し、インテリジェントパワーソリューションにおけるリーダーシップを強化することができます。また、この統合により、オンセミは研究開発（R&D）における最新の進歩を活用して、製造および生産効率を最大限に高めることができます。

 

*1 チェコ共和国政府による投資インセンティブの承認と欧州委員会への通知を含む

 

オンセミ（onsemi）について

オンセミ（Nasdaq: ON）は、より良い未来を築くために、破壊的なイノベーションを推進しています。当社は、自動車と産業用エンドマーケットに注力し、自動車の電動化と安全性、持続可能なエネルギーグリッド、産業オートメーション、5G およびクラウドインフラなどのメガトレンドにおける変化を加速させています。オンセミは、高度に差別化された革新的な製品ポートフォリオにより、世界の最も複雑な課題を解決するインテリジェントなパワーおよびセンシングのテクノロジーを創出し、より安全でクリーンでスマートな世界を実現する方法をリードしています。オンセミは Fortune 500® 企業として認められ、またNasdaq-100 Index®とS&P 500®インデックスに含まれています。オンセミの詳細については、https://www.onsemi.jp をご覧ください。

 

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本資料には、1933 年米国証券法（Securities Act of 1933）第 27A 条および 1934 年米国証券取引所法（Securities Exchange Act of 1934）第 21E 条で定義される「将来予想に関する記述」が含まれています。本資料に含まれる、または組み込まれた過去の事実に関する記述を除くすべての記述は、将来予想に関する記述とみなされる可能性があり、特にオンセミのチェコ共和国への投資計画、保留中の規制やインセンティブおよびチェコ共和国のGDPへの貢献に関する記述を含むオンセミの将来の財務実績に関する記述は、将来予想に関する記述であるとみなされます。将来予想に関する記述は、しばしば「考える」、「推定する」、「期待する」、「予測する」、「可能性がある」、「予定する」、「意図する」、「計画する」、「予想する」、「すべき」といった言葉や類似表現の使用や、戦略、計画、意図についての議論によって特徴づけられることがあります。本資料に記載されている将来に関する記述は、当社の現時点での期待、予測、予想及び仮定に基づくものであり、リスクや不確実性その他の要因により、結果や事象が将来に関する記述と大きく異なる可能性があります。当社の将来の結果または事象に影響を与えうる特定の要因は、2024年2月5日に米国証券取引委員会（以下「SEC」）に提出した2023年度フォーム10-K年次報告書のパートI、項目1A「リスク要因」、およびその他のSEC報告書に適宜記載されています。読者の皆様におかれましては、将来予想に関する記述に過度の信頼を置かないようご注意ください。当社は、法律で義務付けられている場合を除き、公表日現在の当該情報を更新する義務を負いません。当社の有価証券への投資には高いリスクと不確実性を伴うため、当社の有価証券に関して投資判断を下す前に、本文書、当社の2023年度フォーム10-KおよびSECに提出した、または提出されたその他の報告書に記載されている傾向、リスク、および不確実性を慎重に検討する必要があります。これらの傾向、リスク、不確実性のいずれかが実際に発生または継続した場合、当社の事業、財務状況または業績に重大な悪影響を及ぼし、当社の証券の取引価格が下落し、お客様は投資の全部または一部を失う可能性があります。当社または当社のために行動する者に帰属するすべての将来予想に関する記述は、この注意書きによってその全体が明示的に制限されています。