海外小学生向け算数eラーニング「Surala Ninja!」コロナ禍のスリランカでNGO「SOS」の全ヴィレッジへ本格導入
家族と離別して暮らす子ども達の教育格差問題へ対応
株式会社すららネット(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:湯野川孝彦)は、新型コロナウイルス感染拡大により、2020年3月以降休校が続くスリランカにおいて、インターナショナルNGOである「SOS子供の村(SOS Children’s Village)Sri Lanka(以下、SOS)」(注)の児童を対象に、eラーニング教材「Surala Ninja!」を提供しています。すららネットと現地パートナーのNext Learners (Pvt) Ltd.がSOSスタッフと連携し、この度、11月からSOSの全ヴィレッジ6か所にて児童270名への学習支援を実施します。
感染対策を講じながら、「Surala Ninja!」を学ぶSOSの児童たち。
「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べる eラーニングシステムです。現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、主にインドやフィリピンで活用されている英語版があります。スリランカにおいては、現地パートナー会社のNext Learners (Pvt) Ltd.と連携し、私立学校や学習塾を中心に展開しています。
新型コロナウイルスの感染拡大による3月2日以降の休校への対応として、すららネットは国内の小中高校や学習塾、放課後等デイサービスなどの生徒15万人に、自宅学習用のIDの無償提供を実施しました。
スリランカ国内に所在するSOSの6拠点を繋いで実施したオンライン先生研修の様子。
ジャフナはタミル人が多い地域で公用語はタミル語なため、シンハラ語版「Surala Ninja!」を提供してきた他の地域とは異なり、初めて英語版を提供します。「Surala Ninja!」の北部地域への導入も初めてとなります。内戦の影響で、今でもタミル人の多いスリランカ北部の地域は経済格差、教育格差が深刻な場合が多く、本導入を機に、タミル人地域への導入拡大となることを期待しています。
スリランカにおけるすららネットの活動は、2014年に国際協力機構(JICA)によるBOPビジネス連携促進の採択を受け始まりました。そのころより、国内最大級のマイクロファイナンス組織である女性銀行とアライアンスを組み、低所得層の家庭の子供たちに向けた算数教室「Surala JUKU」を展開しています。この「Surala JUKU」を通じて、教師のレベルに左右されずに効果性の高い算数教育を低所得者層の子どもに低価格で提供する塾をスリランカ各地に拡大する活動が評価され、2017年には「SDGs ビジネスアワード」において、「スケールアウト賞」を受賞しました。
すららネットは引き続き海外での活動でも経済的な理由で学習困難な状況の児童に学習機会を提供していきます。
(注)「SOS子どもの村(SOS Children’s Village)」は、1949年にオーストリアで設立された、家族と暮らせない子どもたちとその危機にある家庭を支援する、世界最大規模の独立した非営利組織で、世界各国で活動を展開しています。
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