研究開発組織の技術を体験できるテクノロジー・ショーケース「TechLab(テックラボ)」を一般に無料公開へ
技術公開を通じ不動産業界への貢献と他産業とのオープンイノベーションを目指す〜高騰する都心の不動産市況可視化ツールなど11のユニークツールを公開〜
TechLab URL:https://www.lab.aisc.ga-tech.co.jp
※1テクノロジーショーケース:技術や研究成果を体験できるオープンな場所
※2:「TechLab」のご利用にはGoogleのアカウントが必要です。
◆TechLab(テックラボ)とは
TechLabは、当社の研究開発組織「AI Strategy Center(AIストラテジーセンター)が長年にわたり開発してきた研究ツール(プロトタイプ)群を紹介するオンラインのテクノロジー・ショーケースです。公開の第一弾となる今回は、当社の理念である「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。」に従い、不動産業界の生産性向上とユーザー(居住者)の利便性向上に資するべく、当社内での試験運用を経て本格的に当社の不動産ビジネスで利用されているツール群から11のツールを選び無料で公開します。
今回公開するツールの中には、月間10,000時間(60人/月)分の大幅な不動産業務の削減を可能にする「Supplier by RENOSY(サプライヤーバイリノシー)※3」で利用される「販売図面読み取り(No.6)」ツールや、高騰する都心23区の不動産市況の今をデータで可視化する「市況可視化(No.10)」、複数地点間への通勤利便性から部屋探しができる「Best BASHO(No.11)」など、一般のユーザーにもお試しいただけるユニークなツールも用意しております。
なお、TechLab内で紹介するツールは、販売を目的とした汎用性の高い完璧な製品ではなく、現場の課題に対するソリューションとして、スピーディーな開発と恒常的なアップデートを目的としているプロトタイプです。
※3:「SUPPLIER by RENOSY」は不動産仕入れの業務支援システムです。
関連動画:https://www.youtube.com/watch?v=_a_anxHFKBU
◆TechLab公開の背景
当社は、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。」を企業理念に掲げ、創業事業の不動産を中心にレガシーな産業のDXを推進してきました。ChatGPTの出現で第4次AIブームと言われるほどAI技術に対する注目が高まり、ビジネスの様々なシーンでAIを活用した働き方が求められる今、当社の技術を一般公開することで、不動産業界の生産性向上による働き方改革に寄与していきたいと考え、この度の公開に至りました。更に、当研究組織のプロトタイプ公開を通じて、他領域のプレーヤーとの連携を通じたオープンイノベーション促進も期待しております。
◆TechLabで公開される11ツール群
No.1 住所パーサー
概要:日本国内の住所表記は、「XXX町一丁目五の五」、「XXX町1-5-5」など、同じ住所でも表記は人により様々です。住所パーサーは、この住所の表記ゆれを防ぎ、住所情報から固有の緯度経度に変換できるツールです。
サービス対象エリア:東京主要エリア
No.2 Datascope(データスコープ)
概要:様々なデータ(用途地域・オフィスの数・正社員の数・人口密度・建物データ・道ネットワーク・電車ネットワーク・店舗データ・市区町村・植物)を地図上で可視化するツールです。エリア情報の可視化を通じて、都市開発や店舗出店、家探し(家の紹介)に参考いただけるツールです。
サービス対象エリア:東京主要エリア
No.3 建物基盤検索
概要:当社の建物基盤データベース内に格納されている建物情報を検索できるツールです。マンションの部屋数、築年数、階高などの情報が確認できます。
No.4 謄本読み取り
概要:不動産取引に欠かせない登記簿謄本の情報を構造化してデータ形式で取得するツールです。不動産取引におけるデータベースへの入力の手間を削減するとともに、誤入力を防ぎます。
No.5 帯がえ
概要:不動産取引の際に用いられるマイソク(不動産広告)には、通称「帯(おび)」と呼ばれる販売図面を作った会社の会社情報や連絡先が掲載されています。「帯がえ」は、この帯を一括で変更できるツールです。従来手動で行われていた帯がえ作業が、PDF形式のマイソクと変更を希望するPNG形式の帯データをアップロードするだけで、自動でできます。
No.6 販売図面読み取り
概要:不動産取引の際に用いられるマイソク(不動産広告)をOCR技術を応用して読み取り、データ化するツールです。これにより、不動産契約の契約書の作成などで用いられる不動産情報のデータ入力作業が大幅に軽減し、誤入力も防止できます。
No.7 ドア2ドア
概要:選択した住所から通いやすい駅や大学、大企業を簡単に検索でき、ルートと所要時間を調べられるツールです。
サービス対象エリア:東京主要エリア
No.8 ハザードマップ
概要:各自治体が公開しているハザードマップに、指定の住所の点をプロットできるツールです。自然災害による被害が深刻化する現在、家探しをするユーザーにも、家を紹介する不動産事業者にとっても、安心かつ便利なツールです。
サービス対象エリア:東京都(渋谷区、新宿区、品川区など20区)、大阪市(一部)、川崎市(一部)、福岡市(一部)
No.9 全国賃料推定
概要:全国のマンションの部屋の賃料をAIが査定するツールです。6つのデータを入力し約1分間待つだけで、気軽に特定のマンションの家賃が推測できます。
サービス対象エリア:日本全国
No.10 市況可視化
概要:東京都の人口・価格・賃料・地価の時系列推移を可視化するツールです。現在高騰を続ける都心23区の市況を可視化でき、家探しや不動産を通じた資産運用に参考になるツールです。
サービス対象エリア:東京23区
No.11 BestBasho
概要:複数の目的地へのアクセス時間とその場所の賃料相場をフィルタリングするツールです。通勤・通学の利便性を踏まえた家探しなどに役立ちます。
サービス対象エリア:東京主要エリア
※TechLabの各ツールのサービス対象エリアは、2023年12月時点のものです
◆ AI Strategy Centrer(AI戦略室) とは
AI Strategy Centerは、「先進技術により事業に貢献する」をミッションに掲げ、 不動産取引を始めとしたアナログな業界を、テクノロジーの力でより発展させるため、2017年4月に設立した当社の研究開発部門(R&D部門)です。自然言語処理や画像処理など、最新技術を活用して事業に貢献するための研究開発を行っています。
専用サイト:https://aisc.ga-tech.co.jp/
◆GAテクノロジーズ概要
株式会社GA technologies(ジーエーテクノロジーズ)は、「テクノロジー×イノベーションで、⼈々に感動を⽣む世界のトップ企業を創る。」を理念に掲げ、不動産をはじめ、さまざまな産業のビジネス変⾰に取り組むインダストリーテック企業です。2013年の創業から5年後の2018年に東証グロース市場(旧東証マザーズ市場)に上場。上場後に10件のM&Aを実施し、2022年度には売上⾼1,100億円を超える急成⻑を遂げています。2020年〜2022年には、3年連続で「DX銘柄」に選出 (グロース市場で唯⼀)されました。
社名:株式会社GA technologies
代表者:代表取締役社⻑執⾏役員 CEO 樋⼝ ⿓
URL:https://www.ga-tech.co.jp/
本社:東京都港区六本⽊3-2-1 住友不動産六本⽊グランドタワー40F
設⽴:2013年3⽉
事業内容:
・ネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」の開発・運営
・SaaS型のBtoB PropTechプロダクトの開発
主なグループ会社:
イタンジ株式会社、株式会社神居秒算、株式会社スピカコンサルティングなど計17社
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