【ビジネスパーソン1000人に聞く集中力と習慣に関する実態調査】ビジネスパーソンの6割以上が「年齢とともに集中力低下」を実感、40代以上では約7割に。集中力を高めるための習慣、約3人に1人が挫折経験有
習慣継続のカギは、生活を大きく変えない「ながら実践」、小さく短時間から始める「スモールステップ」。行動経済学者(Ph.D.)の相良奈美香さんが習慣継続のコツを解説。習慣の継続には「音」の活用が有効
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長:落合陽一、代表取締役社長:村上泰一郎、以下「PxDT」)は、新年度を前にビジネスパーソン1,000人を対象に集中力と習慣に関する調査を実施しました。また、調査結果に対し、行動経済学者(Ph.D.)の相良奈美香さんにコメントをいただきました。主な調査結果は以下の通りです。

新年度を迎え、業務環境や役割が変化する中で、ビジネスパーソンにとって「集中力の維持」は重要なテーマとなっています。
集中力を高めるためには、日々の行動を習慣にすることが役立つといわれています。仕事においても、取り掛かる前にコーヒーを飲んだり、デスク周りを片付けたり、深呼吸をしてからパソコンを立ち上げたりする人もいるでしょう。このような毎日の行動を習慣化することで、集中モードへの切り替えスイッチが自動的に入るようになり、集中力が高まるといわれています。
■仕事の集中力・パフォーマンスに「満足していない」ビジネスパーソンが49.8%と約半数
まず、日々の仕事における集中力・パフォーマンスの満足度について4段階(とても満足している、やや満足している、あまり満足していない、まったく満足していない)で答えてもらいました。すると、50.2%(とても満足している7.6%+やや満足している42.6%)が「満足している」と答え、49.8%(あまり満足していない36.6%+まったく満足していない13.2%)が「満足していない」という結果になりました。ビジネスパーソンの約半数は、自身の仕事の集中力・パフォーマンスに満足していないようです。年代別に見ると、40代(54.5%)と、20代(51.5%)の不満足度が高くなっています[図1]。

■集中力が必要なシーンTOP3 「思考系の仕事」「作業系の仕事」「締切前・タスク過多」
次に、集中力が必要だと感じるシーンを聞くと、企画・判断・構想など「思考系の仕事をするとき」(32.9%)、資料作成・ルーティン作業など「作業系の仕事をするとき」(27.9%)、「締切前・タスク過多のとき」(27.8%)と続き、集中力は仕事のシーンで必要となることが多いようです。また、「自分の体調やメンタルが乱れているとき」(26.1%)やプレゼン・交渉など「重要なコミュニケーションの場面」(23.2%)も集中力が欠かせないようです[図2]。

■年齢とともに集中力は低下するか? 40代以降は約7割が「集中力の低下」を実感
では、加齢により集中力は低下するのかを4段階(とてもそう思う、ややそう思う、あまりそう思わない、まったくそう思わない)で聞くと、63.1%(とてもそう思う18.3%+ややそう思う44.8%)が「低下すると思う」と答えました。
年代別に見ると、40代(69.5%)を境に集中力の低下を感じる割合が高くなり、50代では69.5%、60代では74.0%が、自身の集中力の低下を実感しているという結果になりました[図3]。
加齢による集中力の低下は実感する人が多いようです。

■集中力を高めるための習慣への取り組み、ビジネスパーソンの約6割が経験あり
仕事中の集中力・パフォーマンス向上のための習慣に取り組んだ経験を聞くと、ビジネスパーソン1,000人のうち58.0%と約6割が集中力・パフォーマンスを高めるための習慣に「取り組んだ経験がある」と答えています。
具体的には「コーヒー・カフェイン飲料、サプリの摂取」(24.4%)、就寝時間の固定・アプリ活用などの「睡眠管理」(19.3%)、週◯回といった「定期的な運動」(17.8%)が上位に挙げられました[図4] 。

■習慣に取り組んだきっかけ、ビジネスパーソンの3割は「集中力・パフォーマンスの低下を感じたから」
[図4]で集中力・パフォーマンスを高めるための習慣に取り組んだ経験があると答えた580人に、習慣を取り入れようと思ったきっかけを聞きました。すると、「健康維持・自己成長のため」(36.0%)、「疲れやすさ、メンタルの不調を感じた」(35.3%)に次いで、3割が「集中力・パフォーマンスの低下を感じた」(30.0%)ことで習慣に取り組んでいます。また、「仕事・働く環境の変化に合わせて」(28.3%)や「資格・昇進・転職などの大きな目標を達成するため」(12.9%)と答えた人も少なくなく、ビジネスパーソンには仕事の集中力・パフォーマンスを高めるために習慣に取り組む人が少なくないようです[図5] 。

■習慣に取り組んだビジネスパーソンの約3人に1人は途中で断念、約3割は「3日坊主」で終了
集中力・パフォーマンスを高めるための習慣に取り組んだものの、長続きはしないようで、およそ3人に1人は「途中でやめてしまったものがある」(34.7%)と答えました[図6]。途中でやめてしまった201人に習慣が定着・継続できなかった理由を聞くと、「モチベーションが続かなかった」(41.8%)が最も高く、次いで「効果を感じられなかった」(36.3%)、業務や家庭などの都合で「時間がない」(24.4%)が上位に挙げられました[図7]。
また、やめるまでの最短期間を聞くと「3日間」が30.8%と最も多く、「4日以上1週間未満」(27.9%)を加えると、約6割(58.7%)が1週間未満で断念しており、継続期間の中央値は7.0日でした[図8]。ビジネスパーソンの約6割が集中力・パフォーマンスを高めるための習慣に取り組んでいるものの、約3割が三日坊主、約6割が1週間で挫折という実態が明らかになりました。集中力を高めるためとはいえ、習慣を自分のものとして身に付けるのはなかなか難しいようです。

■習慣定着のコツは「ながら実践」と「スモールステップ」
ビジネスパーソンにとって、集中力・パフォーマンスを高めるための習慣を定着させるのは簡単ではない、ということが明らかになりました。
そこで、[図4]で集中力・パフォーマンスを高めるための習慣に「取り組んだ経験がある」と答えたビジネスパーソン580人に、習慣を定着させる・定着させようとする上で役に立ったこと・工夫したことを聞きました。すると、「小さく短時間から始める(スモールステップ)」や「日常生活を大きく変えない(ながら実践)」(同率30.0%)を挙げる人が多く、次いで「仕組み化(リマインダー/ツール)」(16.2%)が挙げられました[図9]。

■習慣継続3原則、「負担が少なく」「特別な時間をかけず」「今の生活の中でできること」
ビジネスパーソン全員に習慣に関する考えを4段階(とてもそう思う、ややそう思う、あまりそう思わない、まったくそう思わない)で聞きました。すると、約8割が「継続するには、できるだけ負担が少ない方がよい」(79.0%=とてもそう思う31.0%+ややそう思う48.0%)と答え、約4人中3人が「継続するには、特別な時間を取らなくてもできることが重要」(75.2%=とてもそう思う26.1%+ややそう思う49.1%)、7割以上が「新しいことを始めるよりも、今の生活の中でできる範囲で工夫したい」(73.5%=とてもそう思う20.8%+ややそう思う52.7%)と答えました[図10]。
「無理なく、今の生活に組み込むこと」が習慣継続の3原則と言えそうです。

行動経済学者(Ph.D.)の相良奈美香さんが習慣継続のコツを解説
新しい習慣を身に付けるには「意志の強さが全て」と考えられがちですが、習慣継続を成功させるためには「意志力に頼らない仕組みづくり」が重要です。そのヒントを与えてくれるのが行動経済学です。行動経済学は、人間の行動を心理学や認知科学の知見を取り入れて分析・理解し、その成果をマーケティングや政策立案に生かす学問です。近年では、仕事や日常生活といった身近な場面にも応用が広がっています。今回は、行動経済学の第一人者である相良奈美香さん(Ph.D.)に、行動経済学の視点から見た「習慣継続のコツ」について伺いました。
■挫折しやすい習慣、継続のコツは「スモールステップ」「自分を褒める」「障壁を取り除く」
調査はビジネスパーソンの約6割が集中力を高めるための習慣に取り組み、そのうち約3人に1人は途中で挫折するという結果でしたが、実際にはもっと多くの人が途中で諦めているのではないでしょうか。個人の意志だけで続けるには限界があり、うまく継続するにはコツのようなものがあります。行動経済学に基づいた私のオススメは次の3つです。

■習慣継続のための「音」活用のススメ
習慣継続を促す方法の一つに、意図を持って行う“儀式”的な行動があります。例えば、仕事前にコーヒーを飲む行為を毎回同じように行うことで、それが仕事開始の合図になります。先に受けた刺激(情報)が無意識にその後の行動や判断に影響を与えるという心理学の現象で、プライミング効果と呼ばれています。コーヒーという情報が呼び水となり、仕事という行動が引き出されやすくなります。同様の効果が期待できるのが「音」の活用です。音は ①集中のトリガーになる ②日常を変えずに導入できる ③意識しなくても効果が働く という有用性があります。
①音は集中のトリガーになる ただし、すぐにではなく時間が必要
音活用のススメの1つ目として、音は“集中のトリガー”になり得る点です。チャイムを聞くと席に着くように「音を聞いたら行動」という反応はつくることができます。ただし、最初からできるわけではなく、繰り返し行う関連づけ(条件づけ)が必要です。音を聞くことを集中のトリガーとして機能させるためには、「音=集中」が脳内で結びつくまでの一定の時間がかかります。
②音は日常を変えずに導入できる いつでも・どこでも、今までの生活そのままで取り入れやすい
2つ目は日常を変えずに導入できるという音の強みです。例えば集中するために行う瞑想(めいそう)は、そのための時間や場所などの新しい行動が必要ですが、音は今の生活のまま“ながら”で、いつでも・どこでも聞くことができます。カフェインの摂取は健康上の理由で制限されたり、照明の変更は複数人がいる職場では現実的ではありません。また、サプリメントは摂取しても効果を実感するまでに時間がかかるのに対し、音は聞くことでその効果をすぐに実感しやすいところも大きなメリットです。
③音は意識しなくても効果が働く 聞き流すだけで脳に作用する
3つ目は、音は意識的な努力を必要としない点です。コーヒーを飲む、瞑想をするといった集中のための行動は、毎回ある程度の準備や努力を要しますが、音は一度セッティングすれば、流しておくだけで自然に脳に働きかけます。意志力に頼らず、聞いているだけで効果が期待できる点は、習慣継続において大きなアドバンテージです。
まとめ


相良奈美香(さがら・なみか)
行動経済学者(Ph.D.)/ 行動経済学コンサルタント
日本やマレーシアなどで幼少期を過ごし、その後オレゴン大学を卒業、同大学院にて心理学修士号およびビジネススクール博士号を取得。デューク大学ビジネススクール ポストドクターを経て、「行動経済学を仕事にするには、起業するしかない」とコンサルティング会社であるサガラ・コンサルティングを設立、代表に就任。その後、世界最大級のマーケティングリサーチの会社Ipsosの行動科学センター代表などを経て、現在はビヘイビアル・サイエンス・グループ代表。米国と日本を中心に、世界各国で金融、メディア、ヘルスケア、製薬、旅行、テクノロジー、マーケティングなど幅広い業界の企業に対し、行動経済学に基づくコンサルティングを行い、行動経済学の最前線で活躍。
併せて、会社顧問やコンテンツ制作・配信を通じ、行動経済学を社会に広める活動にも注力している。代表作『行動経済学が最強の学問である』(SBクリエイティブ)は19万部を超えるベストセラーとなり、日本における行動経済学の認知拡大に大きく貢献した。
公式サイト:https://namikasagara.jp X:@NamikaSagara
習慣継続における音の有用性と「ガンマ波サウンド™」とは?
■習慣継続のために「音」を活用
相良さんのコメントから、行動のスイッチを切り替える合図(トリガー)として「音」が有効に機能し得ることが示唆されました。実際、アラーム音やチャイムなど、繰り返すことで無意識の行動を促す音は、私たちの生活の中にも数多く存在しています。今回の調査でも、「負担が少ないこと」「特別な時間をかけないこと」「今の生活の中でできること」が習慣継続の鍵であることが明らかになりました。
これを受け、ピクシーダストテクノロジーズの柴田浩次は次のように語っています。「今回の調査および専門家のご意見を通じて、日常生活の中で自然に取り入れられる“音”の可能性に改めて注目しました。生活を大きく変えずに活用できる点は、大きな特長だと考えています。従来より、音を通じて日常の環境を整える技術開発に取り組んできました。『ガンマ波サウンド™』もその一つです。本技術は、日常生活の中でガンマ波を自然に取り入れる音環境を想定して設計されています」
■「ガンマ波」は集中力を高めるときに現れる脳波の一種
ガンマ波は脳波の一種です。脳波は頭皮上などで観測できる、脳内の神経細胞が活動する際に発生する微弱な電気信号のことで、その周波数によって「アルファ波」「ベータ波」「シータ波」「デルタ波」「ガンマ波」の5つに分類され、医療や健康管理の分野で活用されています。ガンマ波は、主に「高度な認知機能の働き」と密接に結びついているといわれ、集中力や問題解決能力、記憶力や学習能力など、私たちが思考や判断を必要とする場面で活発に現れるのが特徴です。
出典:ピクシーダストテクノロジーズ・塩野義製薬「ガンマ波とは?ガンマ波と脳の働きの関係性や活用方法を解説」 https://gammawavesound.com/article/article01

■世界初の特許技術によって生み出された「ガンマ波サウンド™」で無理なく習慣継続をサポート
このガンマ波を、日常生活で自然に取り入れられる音環境を想定して開発された音響技術が「ガンマ波サウンド™」です。「ガンマ波サウンド™」は、記憶や注意に関わるガンマ波を音の刺激によって誘発・同期させることを目的としており、ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬が共同開発した世界初の特許技術※「ガンマ波変調技術」が使われています。
※入力される音声に含まれる部分信号に40 Hzの振幅変調を行って音声を加工する技術。
この技術は、番組や音楽などをできるだけ自然な聴き心地のまま40Hzに変調するもので、日常生活に溶け込む形でガンマ波を誘発する音刺激を取り入れることが可能です。日常生活を変えずに、手軽に無理なく習慣継続をサポートします。

■ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学(コンピュータサイエンス)と、音や光などを自在に操る独自の波動制御技術の融合により、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、言語や現象、アナログとデジタルといった二項対立を循環的に超えていく「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。
私たちは、現在、波動制御技術をメカノバイオロジーや視覚・聴覚・触覚への介入・補助をする「ヘルスケア&ダイバーシティ」領域と、メタマテリアル(材質ではなく構造で特性を生み出す技術)やオフィス・工事現場等の課題解決のために適用する「ワークスペース&デジタルトランスフォーメーション」領域の2つの主要な領域に重点を置いて製品を展開しています。急速に進化していくコンピュータに対して、私たち生物の身体(ハードウェア)の進化は非常に遅く、その差はますます開こうとしています。
ピクシーダストテクノロジーズはこの両者の間をうまく調停し、生活に対してよりよい価値を生み出し続けます。
商号 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
会社設立 2017年5月
代表取締役 落合 陽一、村上 泰一郎
所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー8階
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- フィットネス・ヘルスケア
- ダウンロード
