【追加情報】100万輪の蘭に包まれる、国内最大級の“蘭の祭典” 「世界らん展2025‐花と緑の祭典‐」今年も貴重な花（第二世代青いコチョウランほか）が登場！2025年2月5日（水）～12日（水）開催！

株式会社東京ドーム

2025年1月22日 15時00分

　世界らん展実行委員会は､国内最大級の蘭の祭典｢世界らん展2025 -花と緑の祭典-｣を、2025年2月5日(水)～12日(水)の8日間、東京ドームシティプリズムホール（東京都文京区）で開催します。今回は35年間で築き上げてきたネットワークを生かして、自生では珍しい色とされる青色の花々を一堂に集めた『青の軌跡』と、北海道・礼文島のみに分布する蘭『レブンアツモリソウ』を特別展示いたします。

　このほかにも日本大賞をはじめとしたコンテスト入賞作品や、会場を100万輪の蘭で華やかに彩ります。一足早い春の香りを感じに東京ドームシティプリズムホールで「らんさんぽ」を楽しみませんか。

主な展示

【特別展示『青の軌跡』】

　『青の軌跡』は、千葉大学が遺伝子組み換えにより世界ではじめて開発に成功した「第二世代青いコチョウラン」やサントリーが開発した「青いバラ」と「青いカーネーション」などが集結します。あわせて「青い花の開発」に尽力した人々の軌跡も紹介します。「青い花」が一堂に集まる圧倒的な青の空間をお楽しみいただけます。

第二世代青いコチョウラン

　2012年2月に開花確認された遺伝子組み換えの「第一世代青いコチョウラン」。その第一世代の青いコチョウランと白花の大輪品種を交配して作りだされたのが今回展示する「第二世代青いコチウラン」です。「第二世代青いコチョウラン」は、第一世代の青いコチョウランに比べて花びらが大きく色合いが異なり、吸い込まれるような深く美しい色が特徴です。

青いバラ（サントリーブルーローズアプローズ）

　遥か昔から物語や詩の中で、神秘や永遠の夢として描かれてきた「青いバラ」。どんなに品種改良しても作り出すことはできませんでした。そんな中、サントリーは10年以上の開発期間を経て、青いパンジーからとった遺伝子をバラに組み込んで作り出すことに成功。夜が明けたばかりの空を思わせるほのかな青さとみずみずしく、豊潤な香りは思わずアプローズ(喝采)したくなります。
花言葉は「夢かなう™」。

青いカーネーション（サントリームーンダスト）

　青いバラの開発過程で生まれた青いカーネーション。ペチュニアなどから青色色素を作る遺伝子を採取し、カーネーションの遺伝子に組み込むことによって誕生しました。サントリーとオーストラリアのフロリジーン社(2010年活動休止)との共同開発によるものです。

【特別展示『レブンアツモリソウ』】

　もう一つの特別展示は絶滅危惧種に指定されている、日本最北端の離島、北海道・礼文島にのみに分布する貴重な花「レブンアツモリソウ」。通常は5月下旬から6月中旬に咲く花を「世界らん展2025」の会場で見ることができます。きれいなクリーム色の花が作り出す芳醇な空間は必見です。

　絶滅危惧IB類に指定されている、多年草の地生ラン。発芽には特定の共栄菌が必要で、種子から開花まで6～10年を要するほど成長がゆっくりとしている植物です。

　レブンアツモリソウの花言葉は「君を忘れない」や「気まぐれ」。群生地では気まぐれに姿を現す一方、20年以上も生きる長寿なこの花はまさに礼文島の象徴ともいえる存在です。この展示を通じて厳しい自然環境や人間活動の影響で減少してきた歴史を学び、保護活動の重要性について考えることができる貴重な展示となっています。