『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(谷頭和希・著/集英社新書)が2月17日(木)に発売。24歳、気鋭の著者がチェーンストアの謎から日本の都市の現在を描き出す!

株式会社集英社

私たちの生活に欠かせないチェーンストア。それらは都市を均質にし、街の歴史を壊すとして批判を受けてきた。だが、チェーンは本当に都市を壊したのだろうか。その謎を解き明かすべく、若き「街歩き」ライター谷頭和希はディスカウントストア、ドン・キホーテを巡った。そうして見えてきたのは、日本の都市の「いま」と未来の可能性だった。新しいチェーンストア都市論がここに誕生。

 

写真提供/Rodrigo Reyes Marinアフロ写真提供/Rodrigo Reyes Marinアフロ

​【推薦コメント】
■石田英敬 氏(東京大学名誉教授)
ドンキめぐりはクセになる、読み出したら止まらない、ドンペン探偵が読み解くチェーンストア記号論。

■宮沢章夫 氏(作家・早稲田大学教授)
まず「肯定する」という態度がここにはある。正直、ドンキが渋谷にできたとき、80年代の渋谷を知る者は苦い気持ちを味わった。世代的にそんなことなど関係ない著者はドンキを中心にロードサイドやショッピングモールを肯定する。そしてその「肯定」が、いま私たちを取り巻く資本の構造への、見事な批評になっている。
 
  • 書籍概要
『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』
著者:谷頭和希
発売日:2022年2月17日(木)
定価:924円(10%税込)
判型:新書判
ページ数:240ページ
ISBN 978-4-08-721204-4
 
  • 目次
序章:日本中がチェーンストア
第一章:なぜ過剰な外観は生まれるのか
第二章:都市のなかの「ジャングル」
第三章:チェーンストアは新たな地域共同体である
第四章:ドンキから見える日本のいま
終章:チェーンストアの想像力
  • 主な内容
◆なぜドンキの外観はさまざまなのか
◆レヴィ=ストロースが語るドンペン
◆テーマソング「ミラクルショッピング」の歌詞のヒミツ
◆驚くほど似ているドンキとヴィレヴァン
◆コンビニとどう共存するか
◆ドンキの「権限委譲」がもたらす多様性
◆メディアが生み出したドンキとヤンキー・DQNのつながり
◆ファミリー需要を生み出したMEGAドンキ
◆町おこしに利用されるドンキ
◆「ユートピア」を目指すショッピングモールと「祭り」を目指すドンキ
◆マンハッタンとドンキから見えてくるもの
◆「呼び込み君」が私たちに伝えてくれているもの
◆地域共同体のなかに生まれる新しい共同体
◆チェーンは歴史を壊すのか?
◆ドンキ的な資本主義のルートへ
◆チェーンストアから「現実」を考えてみる
◆オンライン化する世界におけるチェーンストアの可能性
  • 著者略歴 ※敬称略
谷頭和希 (たにがしら・かずき)
ライター。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業後、早稲田大学教育学術院国語教育専攻に在籍。「デイリーポータル」、「オモコロ」、「サンポー」などのウェブメディアにチェーンストア、テーマパーク、都市についての原稿を執筆。批評観光誌「LOCUST」編集部所属。2017年から2018年に「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。本作が初の著書。

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会社概要

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URL
http://www.shueisha.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
電話番号
-
代表者名
廣野眞一
上場
未上場
資本金
1億80万円
設立
1926年08月