AOSデータ社、X-Techのメドテックで医療業務を支援 「医療データプラットフォームAOS MedDX」をMedTech関連事業にInside実装サービスを開始

~医療DXにデータを用いるData to AI®仕事術~

AOSデータ株式会社

クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋 以下 AOS データ社)は、医療データ管理において、医療の効率化を実現するため医療関連のデータを総合的にマネジメントし、AIによるデータ分析や活用につなげることができるデータマネジメント製品「医療データプラットフォームAOS MedDX」(https://MedDX.jp/)のInside実装サービスを、2023年9月28日より販売開始します。

■高まるメドテックのニーズ
「メドテック(MedTech)」とは、「Medical Technology」の略で、医療技術のことを指します。これには、診断、治療、患者のケアや健康の管理を支援するための機器、ソフトウェア、サービス、医療データプラットフォームなどが含まれます。

具体的には、以下のようなものがメドテックの範囲に入ります。

医療機器:人工心肺、MRI装置、ペースメーカーなど
診断機器:血液検査キット、放射線診断装置など
サージカル手法や治療法:ロボット手術、レーザー治療など
医療ソフトウェア:電子カルテ、医療画像解析ソフトウェア、医療データプラットフォームなど
ウェアラブル技術:健康モニタリングのためのスマートウォッチやフィットネストラッカー

近年、テクノロジーの進歩により、医療分野における革新が急速に進行しています。AIやロボット技術、バイオテクノロジーなどが組み合わさることで、より効率的で精密な医療が実現されています。メドテックは、これらの技術的な革新を活用して、患者のケアを改善するための分野としての役割を果たしています。

メドテックのニーズが高まっている理由を説明いたします。

・高齢化社会: 多くの国で高齢者の割合が増加しています。高齢者は医療サービスのニーズが高く、特に慢性疾患の管理や治療が必要です。メドテックは、このような高齢者の医療ニーズに対応する手段として期待されています。
・技術の進化: AIやロボット技術、ジェノミクスなどの技術が進化しています。これにより、新しい診断方法や治療法が開発されており、医療の質と効率が大幅に向上する可能性があります。
・患者のニーズと期待: 患者は自身の健康情報へのアクセスや、個別化された治療を求めるようになってきています。メドテックは、これらのニーズや期待に応える手段として注目されています。
・コスト削減: 医療費の増加が問題となっています。メドテックは、診断や治療のプロセスを効率化することで、コストを削減する手段として期待されています。
・グローバルな健康問題: 新型ウイルスの出現など、グローバルな健康問題への対応が求められています。メドテックは、これらの問題に迅速に対応するための解決策を提供しています。
・リモート医療: 地理的な制約や環境的な要因で、医療施設へのアクセスが難しい場合があります。メドテックは、リモート医療の実現を支援して、患者のニーズに応えています。

上記6点の理由から、メドテックの重要性やニーズが高まっていると言えます。

メドテックの目的は、以下のようにまとめられます。

・患者ケアの向上: メドテックの最も基本的な目的です。より正確な診断、効果的な治療、または患者の日常生活の質の向上を実現します。
・医療アクセスの拡大: メドテックは、遠隔地や医療資源が限られている地域でも医療サービスが受けられることを目指しています。隔医療やモバイル医療機器などの技術を利用して、「より多くの人々が必要な医療を受けることができます。
・医療プロセスの効率化: 医療費の削減や医療サービスの提供スピードの向上を目指しています。例えば、自動化された検査機器やAIを活用した診断支援ツールは、迅速で正確な判断をサポートします。
・治療の革新: 新しい治療法や手法の開発を推進し、これまで治療が難しかった疾患の治療や管理を可能にします。例えば、ロボット手術やパーソナライズされた治療法などが挙げられます。
・予防医療の促進: ウェアラブルデバイスや健康管理アプリを使用して、疾患の早期発見や予防をサポートします。これにより、疾患の発症リスクを低減することができます。
・教育とトレーニング: 医療従事者のスキルや知識を向上させるためのトレーニングツールやシミュレーション技術を提供します。これにより、医療従事者はより高いレベルのケアを提供することができます。

これらの目的は、全体として、医療の質の向上、アクセスの拡大、コストの削減を実現することを目指しています。メドテックは、これらの目的を達成するための技術や手法を提供する重要な役割を果たしています。

■メドテックの市場規模
Statistaによると、世界のMedTechの市場規模は2023年で5,707億ドルと予想されており、2028年までに市場規模は7,192億ドル、2023年から2028年にかけて年率平均成長率(CAGR)4.7%で成長すると予測されています。
https://www.statista.com/outlook/hmo/medical-technology/worldwide

■メドテックにおけるデータ管理の課題

メドテック(MedTech)におけるデータ管理には、多くの課題があります。以下に、主な課題を挙げます。

・プライバシーとセキュリティ: 医療データは非常に機密性が高い情報を含むため、これを適切に保護することは必須です。データの漏洩や不正アクセスが発生すると、患者のプライバシーが侵害され、重大なリスクが生じる可能性があります。
・データの統合: 医療機関やデバイス、アプリケーションごとに異なるデータフォーマットやプラットフォームが存在するため、これらのデータを統合するのは難しい場合があります。
・規制とコンプライアンス: 医療業界は多くの国で厳しい規制が存在します。データ管理に関する規定や法律に従うことは、メドテック企業にとって重要な課題となります。
・データの品質: 不正確や不完全なデータは、診断や治療に誤りを引き起こす可能性があるため、データの品質を確保することは極めて重要です。
・データの保存とバックアップ: 長期間にわたるデータの保存や、災害などの緊急事態に備えたバックアップの方法に関する課題が存在します。
・スケーラビリティ: 医療データの量は急速に増加しているため、これを効率的に管理し、必要な場面で迅速にアクセスするためのインフラストラクチャを確保することは課題となります。
・データの利活用: 収集されたデータを有効に解析し、新しい知見や治療法の開発に活用するためのツールやアプローチが求められます。
・国際的なデータ交換: 国や地域ごとに異なるデータ保護法や規制が存在するため、国際的なデータ交換や共有に関する課題があります。

これらの課題を解決することで、メドテックの分野はさらなる発展を遂げることができるでしょう。

■メドテック領域において「医療データプラットフォーム AOS MedDX」が果たす役割
メドテックの領域での「医療データプラットフォーム AOS MedDX」は、多くの重要な役割を果たします。以下に、その主な役割を挙げます。

・情報の一元管理: プラットフォームを使用することで、患者の医療情報やデバイスからのデータを一元的に保存し、組織内でのアクセスや管理を容易にすることができます。
・医療データの利活用: 適切なデータプラットフォームを使用することで、医療データを解析し、診断や治療のサポート、新しい治療法の開発などに利用することが可能となります。
・タイムリーなデータ共有: 医師や医療従事者間でのタイムリーな情報共有をサポートし、迅速かつ適切な医療判断を下すための基盤を提供します。
・距離を越えたケア: 遠隔医療やリモートモニタリングなど、地理的な制約を越えて医療サービスを提供するためのデータの共有やアクセスをサポートします。
・コンプライアンスとセキュリティ: 規制や法律に準拠した形でのデータ保存や共有をサポートし、データのセキュリティを確保します。
・患者参加の促進: 患者が自身の医療情報にアクセスし、健康管理を行うためのプラットフォームを提供します。これにより、患者の自己管理や治療への参加が促進されます。
・研究と開発のサポート: 大量の医療データを集め、解析することで、新しい治療法や医薬品の研究開発をサポートします。
・インフラの最適化: 「医療データプラットフォーム AOS MedDX」は、データの量や種類に応じてスケールアップやスケールダウンを容易に行うことができ、コスト効率の良いインフラの運用をサポートします。

これらの役割を通じて、「医療データプラットフォーム AOS MedDX」は、メドテックの領域での医療の質の向上や効率化、そして患者のケアの最適化に大きく貢献しています。

医療データプラットフォーム AOS MedDX

■メドテック領域におけるデータ活用事例
「医療データプラットフォーム AOS MedDX」でデータの活用は非常に広範にわたります。以下に、MedTech領域でのデータ活用のいくつかの例を挙げます。

・遺伝子解析・パーソナライズド医療:
個人の遺伝子データを解析することで、その人に最も適した治療法や薬を特定します。
また、遺伝子変異に基づく病気のリスクを予測することも可能です。
・ウェアラブルデバイス:
心拍数、血圧、活動量などをリアルタイムでモニタリングし、健康状態の追跡やアラートの発信ができます。
・画像診断のAI支援:
MRIやX線画像を解析するAIツールは、診断の精度を向上させ、放射線技師や医師の負担を軽減します。
・予測分析:
患者の過去の健康データを利用して、将来の健康リスクや疾患の発症を予測します。
・リモートモニタリングと遠隔医療:
患者が自宅にいながら、医療従事者によるモニタリングや診療を受けることができます。
これは、特にアクセスが難しい地域や新型コロナウイルスのようなパンデミックの際に有効です。
・電子健康記録(EHR)の最適化:
EHRデータを活用して、患者の治療履歴やアレルギー情報などを瞬時に取得できます。
また、これらの情報を基に治療の推奨やアラートの提供も可能です。
・臨床試験の最適化:
データ解析を行うことで、試験の設計や結果の解釈を助け、新しい治療法や薬の開発をスピードアップします。
・3Dプリンティング:
患者の体のスキャンデータを基に、カスタマイズされた医療機器や人工関節などを作成することができます。
・バーチャルリアルティ(VR)や拡張現実(AR)の活用:
手術のシミュレーションやリハビリテーション、患者教育に活用されます。
・患者のエンゲージメントと教育:
アプリやオンラインプラットフォームを利用して、患者が自身の健康状態を理解し、管理することをサポートします。

これらはMedTech領域におけるデータ活用の一部の例に過ぎませんが、データと先端技術の組み合わせによって、医療の質と効率が大きく向上していることは間違いありません。

■「医療データプラットフォームAOS MedDX」の特長
「医療データプラットフォーム AOS MedDX」は、厳格かつ柔軟なアクセス権限管理機能や、ドキュメントへの検索用メタデータ付与によるデータ検索性の強化、AIデータ活用に向けたマルチモーダルAIへの対応、ファイルビューアー機能、暗号化機能、バックアップ機能、および大容量、長期保管向けアーカイブシステム機能を備えています。AOS MedDXは、医療データ管理向けに設計されたクラウドストレージのSaaSです。

(1)医療に関連するデータをバックアップし、どこからでもアクセスできるようにする
(2)内部や外部と安全な共有をし、チームコラボレーションを効果的に行う
(3)すべてのドキュメントのバージョンと変更を追跡する
(4)VDRドリブンセキュリティにより、セキュリティとコンプライアンスを最大化して、リーガルデータを安全に保つ
(5) AI活用を見据えた検索用メタタグ機能
(6)大規模なコスト削減を可能にする大容量データ管理機能
(7)独自カスタムブランドでの展開、ロゴ設定可能
(8)マルチモーダルAIへの対応
(9)保険診療報酬検索機能
(10)医療判例検索機能

■メドテックにおけるAIの活用
メドテック領域における領域におけるAI(人工知能)の活用は近年非常に注目されています。以下に、メドテック領域でのAI活用の12の事例を挙げます。

  1. 診断補助:AIは画像診断(MRI、CT、X線、眼底画像など)の解析を行い、異常箇所を検出するのに役立ちます。

  2. 遺伝子解析:AIは遺伝子データの解析を高速化し、遺伝子変異による疾患のリスクを評価するのに使用されます。

  3. 薬物の発見:AIは新しい薬物候補の予測や、薬物の効果や副作用をシミュレートするのに役立ちます

  4. パーソナライズされた治療プランの作成:患者の医療データを解析して、最も効果的な治療法を提案します。

  5. 予測モデリング:AIは患者のデータをもとに、疾患の進行や再入院のリスクを予測します

  6. EHRに自動入力:医師の診察内容をリアルタイムでテキスト化し、電子健康記録(EHR)に自動的に入力します。

  7. バーチャルアシスタント:患者の質問に答え、予約や薬のリマインダーを提供するAIベースのアシスタント。

  8. ストレスのモニタリング:AIは患者の音声やテキストのデータから、精神的な問題やストレスを検出するのに使用されます。

  9. ロボット手術:AIを搭載したロボットは、外科手術を高精度で実行するのに役立ちます。

  10. 自動トリアージ:AIは病状の緊急度を評価し、患者を適切な治療部門や医師に誘導します。

  11. ウェアラブルデバイスのデータ解析:心拍数、血圧、活動量などのデータを解析して、健康状態の変化や異常を検出します。

  12. リハビリテーションのサポート:AIは患者の動きを解析し、リハビリテーションのプロセスを最適化するのに使用されます。

これらの事例は、MedTech領域におけるAIの可能性を示す一部に過ぎません。AIの進化とともに、これらのアプリケーションはさらに進化し、医療の質と効率を向上させる可能性があります。

「医療データプラットフォームAOS MedDX」とData to AI仕事術
メドテックを取り巻く環境や携わる企業内に存在する様々なX-Techにおけるツールやデバイスで生成される膨大なデータを適切に管理することで、AIに向けたデータ活用の準備を進めることができます。
AIにおけるデータプラットフォームには、AIデータの源となる各分野に分散されている大量かつ多岐にわたるデータドリブンのためのデータを効率的かつ安全に収集、保存、管理することが求められ、これらのAI学習データを適切に保存管理することができる AIデータマネジメントが重要です。AIの成功は、AIアルゴリズムのトレーニングに使用するトレーニングデータの品質と、AIライフサイクルによるメンテナンスが重要な鍵となります。

AIの精度を高めるためには、データの品質を向上させることも重要です。AOS MedDXにおけるデータ管理は、データの品質を確保するためにも重要です。データの収集、整理、保存、共有、分析などの過程で、データの品質を確保することが必要です。

AOS MedDXでは、こうしたAIライフサイクルの仕組みとマルチモーダルAIへの適用に基づき、AIデータにおけるAIシステムのためのAIデータ管理を行い、医療における優秀なデータがあって初めて優秀なAIシステムを実現できるというData to AIのコンセプトの元、AOS MedDXによって、医療データの利活用の促進、リスクの最小化、より質の高い医療データ管理に向けたプラットフォーム構築を支援します。

■「医療データプラットフォーム AOS MedDX」を支える各賞受賞実績の技術
「AOS MedDX」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で13期連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を14年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューションとして開発されました。

■「医療データプラットフォーム AOS MedDX」サービス概要 (https://MedDX.jp/
●サービス名: 医療データプラットフォームAOS MedDX(エーオーエスメドディーエックス)
●提供開始:2023年9月28日
●価格:月額19,800円(税込)~

【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:春山 洋
設 立:2015年4月
所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業7,000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、14年連続販売本数1位を獲得しています。また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータディープを総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。また、 若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。

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会社概要

AOSデータ株式会社

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URL
https://www.aosdata.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
電話番号
03-6809-2578
代表者名
佐々木 隆仁
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年04月