ウェザーマップ所属の気象予報士・防災士・「東京造形大学」特任教授“長谷部愛”初の著書「天気でよみとく名画」発売のお知らせ

IMAGICA GROUP

2024年2月15日 13時16分

映像の企画から制作、映像編集、配信・流通向けサービスに至るまでを、グローバルにワンストップでお届けする株式会社IMAGICA GROUP（本社：東京都港区、代表取締役社長：布施信夫）のグループ会社で、気象予報士の派遣や提供、気象データ、気象コンテンツの提供及び配信を手掛ける株式会社ウェザーマップ（本社：東京都港区、代表取締役社長：森朗、以下「ウェザーマップ」）所属の気象予報士/防災士であり、東京造形大学の特任教授である長谷部愛の初の著書となる「天気でよみとく名画」が株式会社中央公論新社より発売されました。

著書内容

著書名：天気でよみとく名画

著者名：気象予報士・防災士・「東京造形大学」特任教授　長谷部愛　著

出版社：株式会社中央公論新社

発売日：2024年2月9日

ISBN：978-4-121-508101-2

サイズ/頁数：新書版　240頁

価格：1,100円（税込）

▼ 天気でよみとく名画 -長谷部愛著｜中公新書ラクレ｜中央公論新社

https://www.chuko.co.jp/laclef/2024/02/150810.html

古今東西の名画を天気という視点で見直した同書は、天気の表現でわかる作家の出身地など、意外な発見に満ちています。また同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことができるなど、現役気象予報士による美大の人気講義を再現した新しい名画案内となっています。

第１章　低地・高緯度のオランダが育んだ「光の絵画」

フェルメール《デルフト眺望》　描かれた雲から降水確率も分かる

レンブラント《夜警》夜なのに太陽光が差し込んでいる？

第２章　島国のイギリスの気象が生んだ「風景画」

ターナー　《吹雪　港から流された汽船》　発達した低気圧によるホワイトアウト

コンスタブル　《デダムの谷》　気象予報士よりも凄い？！雲をよみとく眼力

第３章　温暖なフランスだからこそ印象派が花開く

モネ《ルーアン大聖堂》　刻々と移ろう太陽と空の色

ゴッホ《星月夜》「悪魔」の正体は局地風

第４章豊かな日本の雲と雨

広重《東海道五十三次　庄野白雨》にわか雨に慌てる旅人

北斎《冨嶽三十六景》北斎ブルーと江戸の空

補章　漫画、アニメで描かれる気象現象、気象用語解説

吾峠呼世晴《鬼滅の刃》雪の結晶、デザインの変遷

荒木飛呂彦《ジョジョの奇妙な冒険》天気を操るキャラクターは最強か

著者/長谷部愛プロフィール

気象予報士・防災士・東京造形大学特任教授。大学卒業後、各地のテレビ・ラジオ局員として、番組制作・キャスター・リポーターを経験したのち、2012年に気象予報士資格を取得。翌年からTBSラジオ、Yahoo!天気・災害動画などに出演。18年からは東京造形大学特任教授として教鞭を執り「サステナブルデザイン論」を担当し、毎年500人ほどの学生が受講。オランダの放送局KROーNCRVやフジテレビなどの出演経験がある他、講演など幅広く活動中。

著者コメント

天気は、西洋絵画のほか、日本でも水墨画、浮世絵と古くからモチーフになっており、一つ一つを掘り下げてみていくと文化をも浮き彫りにします。その表現は、現代のアニメやマンガにも引き継がれていて、天気と絵画が織りなす世界は広く、魅力に満ち溢れています。そんな新しい美術鑑賞の視点を一つ一つ、長い時間をかけて集めました。天気×美術の分野はこれから広がっていく可能性を大いに秘めた分野です。これを機に多くの人とつながって、さらに広げ、育てていきたいと思っています。是非、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

ちなみに、本書は私が特任教授を務めている東京造形大学での講座がベースとなっています。講座は2018年からスタートし、年間約500名の学生の方々に受講していただいています。