Chatworkでコミュニケーションを課題解決、年間1270時間を効率化したしみずがおか幼稚園、障害者雇用の相互理解を深めたフローレンスが、JAPAN HR DX AWARDS FINALで各賞受賞
”働きやすい”口コミが伝播し3年連続で求人コストゼロなどを実現

株式会社kubell(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山本 正喜)は、2025年2月20日(木)に開催された「JAPAN HR DX AWARDS FINAL」にて、当社が運営するビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」のユーザーである、学校法人アルコット学園・しみずがおか幼稚園(本社:神奈川県横浜市、理事長:鈴木 孝司、以下、しみずがおか幼稚園)と特定非営利活動法人フローレンス(認定NPO法人フローレンス)(本部:東京都千代田区、代表理事:赤坂 緑、以下、フローレンス)がEXCELLENCE AWARD賞を受賞したことをお知らせします。
◼️JAPAN HR DX AWARDS FINALとは
JAPAN HR DX AWARDS FINALは、人間を中心とした組織づくりへの変革を加速させることを目的に、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会が開催しています。
デジタル技術を活用し次世代を見据えた人と組織づくりに挑む企業を発掘、表彰することで、次世代の組織づくりについて考える機会を提供しています。
2025年2月20日に開催された本大会では、自薦・他薦でエントリーした企業・団体などから、各審査基準に沿って選出された9団体が事例発表を行いました。デジタル技術を活用した人材戦略や組織改革に挑戦した取り組みとその成果に対して各賞が授与されました。
公式サイト:https://www.japanhrdxawards.com/final
◼️しみずがおか幼稚園の「押しつけ型からの脱却! 人間中心型のDXで笑顔あふれる職場に 〜AIと人のコラボレーション〜」
しみずがおか幼稚園では、少子化による園児数減少と職員不足が深刻化していました。業務過多の中、新たなツール習得の余裕がない職員の負担を軽減するため、「使い方が難しいツールを使わない」「期限を決めない」「不安にさせない」「仕事を増やさない」という4つの「ない」を掲げ、DXを推進しました。
<主要施策と成果>
⚫︎業務効率化と職員のエンゲージメント向上
Chatworkの導入により、職員のコミュニケーションが活性化し、情報共有の透明性が向上。年間1,270時間の工数削減に成功しました。また、電話自動応答システムとAIツールの活用で年間500時間、オリジナルAI「なんでもポケット」の導入で年間2,470時間の工数削減を実現しました。
⚫︎AI活用による職員のスキル向上
主任教諭の知識を学習した「主任AI」を導入し、24時間いつでも職員の不安解消やスキルアップを支援。さらに、電話解析AIツールを活用したリアルタイムフィードバックにより、教諭の継続的な成長を促進しました。
⚫︎教育の質向上と教材作成の効率化
画像生成AIを活用し、遊具の説明資料や園児向けのぬり絵、英語教材を制作。これにより教育の質向上と教材作成時間の削減を同時に実現しました。
これらの取り組みにより、職員の業務負担軽減とモチベーション向上が実現。働きやすい環境が口コミで広がり、3年連続で求人コストゼロを達成しました。結果として、優秀な人材の確保、園児の学習意欲向上、保護者との信頼関係強化につながり、保育・教育の質向上にも貢献しています。
選出にあたり評価された点
「AIによる人と組織の課題解決」を実現したとして、EXCELLENCE AWARDに選出されました。審査員からは「人手不足が深刻化する中、DX改革における初期の失敗も乗り越え、着実に改革を進めた姿勢に敬意を表します。ゆっくりでも地道に取り組むことで、現場の環境が改善され、働く人が職場を好きになり、仕事を楽しめる好循環を生み出しました。この取り組みが、今後のモデルケースとなり、より多くの現場に希望を与えることを期待しています。」とのコメントをいただきました。
学校法人アルコット学園・しみずがおか幼稚園 副園長 鈴木 雄大 氏からのコメント

少子化に伴う社会課題が深刻化する中、労働力不足への対応は喫緊の課題であると考えています。当園では、職員の負担を軽減しながら持続可能な運営体制を構築するため、人間中心型のDXを推進してまいりました。その結果としてこのような賞をいただき大変光栄に思います。今後は、園児にも生成AIを活用した学びの機会を提供するなど、未来に向けた教育の充実を図っていきたいと考えています。
園公式サイト:https://www.arcott.ac.jp/
◼️ フローレンスの「障害者雇用の課題を解決するDX」
NPO法人フローレンスは、障害児保育や子育て支援を行いながら、2017年より社内での障害者雇用を推進してきました。法定雇用率の引き上げが進む中、業務の少なさやコミュニケーションの課題に対応するため、DXを活用した新たな雇用モデルを構築しました。
<主要施策と成果>
⚫︎Chatwork活用でコミュニケーションを円滑化
スタッフ間の相互理解を深めるため、Chatworkを活用し共通の趣味でつながるオンライン同好会を設置。障害の有無を問わず交流を促進し、業務上のやりとりもスムーズになりました。
⚫︎Webフォーム導入で業務量を確保、年間5,200時間を創出
社内から業務を収集するため、従来の口頭依頼をWebフォームに変更。集めた業務をクラウドツールで管理し、障害者雇用スタッフが取り組める仕事を増やしました。これにより、他部署の負担を軽減しつつ、生産性向上にも貢献しました。
⚫︎クラウド型マニュアル導入で業務の幅を拡大
約3,000件の業務をマニュアル化し、障害者雇用スタッフが多様な仕事に挑戦できる環境を整備。業務の属人化を防ぎ、継続的な業務遂行を可能にしました。
この取り組みにより、障害者スタッフの働きがい向上と組織全体の効率化を実現しました。
選出にあたり評価された点
「多様性の促進とインクルーシブな組織づくり」を実現したとして、EXCELLENCE AWARDに選出されました。審査員からは、「働く一人ひとりに向き合い、障害者雇用の課題を丁寧に洗い出し、着実に解決へと導きました。Webフォームやクラウドツールを活用した業務の確保、マニュアル整備による業務の多様化、円滑なコミュニケーションの推進など、具体的な施策で障害者スタッフの働きがいと組織全体の生産性向上を実現しました。社会的意義の高いこの取り組みが、今後さらに発展し、広く社会に貢献することを期待しています。」とのコメントをいただきました。
認定NPO法人 フローレンス 法務総務 障害者雇用チーム 和田 直美 氏からのコメント

フローレンスでは、障害のあるスタッフがそれぞれの能力を最大限に発揮できるようなインクルーシブな職場環境づくりを目指し、試行錯誤を続けてきました。 当初からDXを目指していたわけではなく、目の前の課題を一つひとつ解決してきた結果だと考えています。
今回の受賞は、フローレンスで働くすべてのスタッフの努力の賜物です。この受賞を励みに、今後も障害者雇用の可能性を追求し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
コーポレートサイト:https://florence.or.jp/

◼️ 株式会社kubellについて
「働くをもっと楽しく、創造的に」をコーポレートミッションとして掲げる株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)は、誰もが使いやすく、社外のユーザーとも簡単につながることができる日本最大級のビジネスチャット「Chatwork」を運営しています。また、チャット経由で会計、労務、総務など様々なバックオフィス業務をアウトソースできる「Chatwork アシスタント」などのBPaaSサービスを幅広く展開。ビジネスチャットの会社から、BPaaSで「働く」を変えるプラットフォームを提供する会社へ。2024年7月1日より社名を株式会社kubell(読み:クベル)に変更しました。
代表取締役CEO:山本 正喜(やまもと まさき)
会社設立:2004年11月11日
事業内容:ビジネスチャット事業、周辺サービス・新規事業の開発運営
コーポレートサイト:https://www.kubell.com/
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