最優秀賞「Branded shorts of the Year」ナショナル部門は、 大塚食品「男子校のオレが共学に!?異世界転校生ココロ」に決定! 10周年のBRANDED SHORTSで発表
SSFF & ASIA 2025 新設「パーソナルブランディングアワード」 に初の受賞者を3組を発表、 第14回 観光映像大賞 観光庁長官賞は、 山形県金山町の 『金山の道、百年の光。』に決定!

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025(以下、 SSFF & ASIA)は、ブランデッドムービー(企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルム)の祭典 「BRANDED SHORTS 2025」を6月4日(水)ショートフィルムの日に、赤坂インターシティコンファレンスで開催しました。
世界から応募されたブランデッドムービー661作品の中から、最優秀賞となるBranded Shorts of the Year ナショナル部門には、大塚食品株式会社『男子校のオレが共学に!?異世界転校生ココロ』が選ばれました。本作は、男子校に通う高校生の主人公ココロが、ある日、教室 でマッチを一口飲むと、突然共学に異世界転生するという物語。全8話をかけて、共学や元いた世界の男子校での青春が描か れています。インターナショナル部門は、オーストラリアの食肉産業を支援・推進する業界団体Meat & Livestock Australiaがネットでの議論が人々を分断させる中「オーストラリアのラム肉」が救世主となるストーリーを描いた『ネット論争(The Comments Section)』 が受賞しました。
第1部では、冒頭に「BRANDED SHORTS」10周年の節目を記念し、SSFF & ASIAスタッフによる10周年の軌跡を紹介。また、 審査員長である高崎卓馬さん率いる奥山大史さん、木村健太郎さん、森下郁恵さん、山戸結希さん、余頃沙貴さんら、6名の審査 員による、ナショナル部門のノミネート作品を中心としたトークイベントが開催されました。審査員初参加となった余頃さんからは「スマホか ら離れてコンテンツに向き合う時間でした。」、同じく初参加となった奥山さんからは「広告をみるのではなく”コンテンツを見る”感覚でした。 例えばYouTubeの広告にでてきても、本来見ようとしていたコンテンツより引き込まれいくと感じる作品が多くありました。」とコメント。審 査員長の高崎さんからは「今回の審査員は視点も立場も違うメンバーが集まり、沢山の意見が集まりました。そして創り手も多様化し、 優劣を決めるのではなく、あっちの方向性もこっちの方向性もある、という可能性を探る学びの場となった気がします。」と審査への想いを お話しいただきました。さらに、「ブランデットショートはみんなが違う捉え方を持って良い広告。何回見ても良いし、豊かなコミュニケーション の主題でもある。境目のない時代、これからはこのブランデッドムービーが本丸になってくるといいな、と感じています。」と締め括りました。
第2部では、 Branded shorts of the Yearと新設したパーソナルブランディングアワード、第14回観光映像大賞 観光庁長官 賞・特別賞、BRANDED SHORTS HR部門 HR Best Short Awardの発表と授与を行いました。
冒頭にご挨拶に出た映画祭代表別所からは「BRANDEDという現代のあたらしいムーブメントが今年10年の節目を迎え、パーソナ ルブランディングアワードで象徴されるように、映像の現在地と未来を追究する、日本で唯一の国際的な広告映像祭を作り、世界に 向けて発信できることを映画祭としても誇りに思います。」と感謝を述べました。
今年新設したパーソナルブランディングアワードでは、昨今の企業や団体だけでなく、個人がSNSを通じて物事や自分自身を映像内 でブランディングする時代へと進化している点をふまえ、自分をブランディングし、発信している3組の方々に、栄えある第1回目の賞を 贈りました!選ばれたあきとんとんさんは、 「ありがとんとんございます。第1回目の受賞とのことで、ここからさらに盛り上げられるように、 僕もさらに活躍していきます。」とコメントし、ガダバウツさんは、 「岡山県の小さな街でコツコツと動画制作をしています。ファイナリスト 発表ですごい方々と横並びになることが出来嬉しかったのですが、このような賞をいただき、今後誇りをもって粛々と制作に励みま す。」、Cyber Bunnyさんは、「日本に興味がある外国の方にマナーや日本語を覚える歌を発信していますが、この賞を励みに、これ からもどんどん発信していきます。」と喜びを伝えました。
第14回観光映像大賞の発表では、ファイナリストとして選出された5つの地域の映像作品から、山形県金山町の観光映像『金山 の道、百年の光。』が観光庁長官賞に選ばれました。作品の監督を務めた杉浦 穂奈実さんとアーティストの北村 蕗さんが登壇し、 国土交通省 観光庁 観光地域振興部長 長﨑 敏志さんから賞状が授与されました。 杉浦監督は、「この作品は、金山町だからこ そできたシーンが沢山映像の中に映っています。金山町に80年住んでいる女性が、『金山は山形県の北の端にある街だけど、何かが きらりと光る街』と語りました。私達はそのきらりとした光をどうやって映像にするか向き合ってきました。ショートフィルムに出演した185名 の地元街の皆さまとともに、誇りに思っています。」と受賞の喜びをコメント。そして、今年は選考のなかで新たな観光映像の視点を提 示した作品に授与する特別賞も発表。大阪府堺市『3rd Destination 堺 -日本らしさを、自分らしく味わおう-』と、熊本県『ハコフグとみなまたの海』の2作品が選出され、それぞれチームを代表する方々に登壇いただきました。大阪府堺市 東京事務所 所 長の羽田 貴史さんは、「堺市は、茶の湯を大成した千利休の生誕地であり、寺社仏閣などもある古き良き文化都市であります。地 元ではこの映像に大変大きな想いを持って作りました。大阪は万博もあり多くの外国の方が来ています。これを機に堺市にも来ていた だきたいです。」とコメントし、熊本県を代表して登壇した株式会社ロボット プロデューサーの涌井 剛さんは、「さかなクンも喜んでいると思います。舞台を水俣の海にしましたが、水俣・津奈木・芦北の三市町に跨っている美しい海だけでなく、陸の魅力も沢山あるので、一度は来ていただき、良いことも悪いこと(辛い歴史)もちゃんと知り、できれば海にも潜っていただきたいです。」と、アピールしました。
また、別所より「“観光”とは、まさに“光を観る”と書くように、地域の魅力だけでなく、その土地の歴史や課題にも光を当てていく営みだ と思います。その土地に行ってみたくなる、体験してみたくなる、そんな思いを呼び起こす作品達でした。おめでとうございます。」とお祝 いのコメントを述べました。


また、 BRANDED SHORTS HR部門 HR Best Short Awardでは、コロンビア・スポーツウェア・ジャパン の「The Road To Everest(ザ・ロード・トゥ・エベレスト)」が受賞。登壇したコロンビア・スポーツウェア・ジャパンの衛藤 智さん、ラッザリ・マッスィモさん、道 上 寿人監督の中から代表して、衛藤さんが「あの映像を見て人材の確保に直接的に結びつかないかもしれません。ただ、私達は“冒 険”を共有するようなブランドでありたいと思い、あの映像を作りました。何もやってない人が裏山に行くのも冒険。ブランドのマインドや パッションを感じていただき、一緒に働きたいと思ってくれたら嬉しい。」と、驚きを隠せない様子でした。
最後に、Branded Shorts of the Yearを発表し、ナショナル部門受賞作品の大塚食品株式会社『男子校のオレが共学に!?異 世界転校生ココロ』に対して、選定に至ったポイントとして、 「優劣をつけるものではないとは言いつつ、本当にバランスが完璧で、企画 のズレも面白く、隙のない素晴らしい作品でした。作る人・出る人・クライアント、全員が楽しんでいる様子が細部まで感じられ、見る 側としてもとても楽しく、こういう作品がもっと世の中に増えてほしいと心から思いました。人が楽しんで作った作品は、見る方も楽しいと 思います。全員一致で選びました。」と、高崎審査委員長が述べました。大塚食品株式会社の堀内 雄大さんと株式会社博報堂、 クリエイティブテーブル最高の小島 翔太さんが登壇し、小島さんは「素晴らしい作品の中から選んでいただきありがとうございます。審査 員の皆様のコメントから、私たちの作品に込めた思いをしっかり受け取っていただけたことを実感し、大変嬉しく思っております。今後も 『マッチ』というブランドを通じて、高校生に身近に感じてもらえるようなプロモーションを展開していきたいです。」と満面の笑みでコメント しました。


【BRANDED SHORTS 2025 受賞作品】
Branded Shorts of the Year インターナショナル部門

作品名:ネット論争(The Comments Section)
監督:Max Barden
企業名:Meat & Livestock Australia
広告会社:Droga5 Australia, part of Accenture Song
制作会社:The Sweetshop
選定理由:現代社会におけるネット上の分断という普遍的なテーマを オーストラリアのラム肉というユニークな切り口で解決するストーリーが 高く評価されました。特に、審査員からネット上の「身体性のない闘争」 から、狩猟文化に根ざした「身体性のある分け合い」へと展開する 構成が素晴らしいという声が上がり、ラム肉という素材の必然性を 見事に表現している、また、オーストラリア人の誇りであるラム肉を 通じて、分断された人々が再び団結する様子は、ブランドのメッセージ性を強く印象付けました。さらに、「ビールやビーフではなく、 オーストラリアのラム肉だからこそ成立している」という点が、ブランドの説得力を際立たせています。
Branded Shorts of the Year ナショナル部門

作品名:男子校のオレが共学に!?異世界転校生ココロ
監督:永田 俊
企業名:大塚食品
広告会社:株式会社博報堂 制作会社:AOI Pro.
選定理由:本作品は、異世界転生という人気ジャンルに、男子校と 共学というユニークなテーマを掛け合わせた斬新な発想が高く 評価されました。男子校で育った主人公が共学での生活に戸惑いながらも、 青春を駆け抜けていく姿は、ターゲットである中高生の目線に寄り添い、 大きな共感を呼んでいます。また、主演に寺田心さんを起用したことで、 彼の成長した姿が時代性を感じさせるとともに、MATCHブランドが持つ青春のイメージを見事に体現しています。さらに、商品が登場し なくても楽しめるストーリー性の高さが際立っており、ブランドの世界観をそのまま映像化している点も大きな魅力となっています。
【HR部門 HR Best Short Award 受賞作品】
人材採用に繋がるブランディングの観点で「パーパス」、「企業の魅力・カルチャー」、「メッセージ」、「視聴維持」、「オリジナリティ」、 「視聴後の想起」の審査基準で、最もエンゲージメント性の高い映像へ授与する賞

作品名:THE ROAD TO EVEREST
監督:Matthew Jones
広告主:Columbia Sportswear Japan
制作会社:株式会社ウツワニウム
選定理由:コロンビア•スポーツウェア・ジャパンが、世界最高峰の 過酷な環境に対応する〈8000mスーツ〉を開発する過程を、 ドキュメンタリー映像として可視化。この映像を通じて、企業の 「パーパス」や「カルチャー」を魅力的に表現し、ブランド独自の 「メッセージ」を伝えることで、「コロンビア•スポーツウェア・ジャパン」 という企業自体の魅力を高めることに成功した点から評価 いたしました。
【第14回 観光映像大賞 観光庁長官賞 受賞作品】
日本全国47都道府県で制作された観光プロモーション映像・映画・ビデオの中から、 “観光振興”という観点で最も創造性、 振興性、話題性に優れた作品に授与

作品名:金山の道、百年の光。
監督:杉浦 穂奈実
地域名:山形県金山町
選定理由:山形県金山町100周年という重要な節目を、 歴史の振り返り、地域住民の一体感、町のあらゆる視点を、 25分という時間をかけて完全に表現出来ている稀有な作品。
【第14回 観光映像大賞 特別賞 受賞作品】

新たな観光映像の視点を提示した作品として表彰
作品名:3rd Destination 堺 – 日本らしさを、自分らしく味わおう –
監督:ジョージ レイ
地域名:大阪府堺市
選定理由:うつくしい映像だけのありきたりな観光映像ではなく、 あれもこれもと打ち出す押し売り的な表現を取らずに、映像に 漂う穏やかさが喧騒とは無縁な落ち着きをはらみ、 「あなたの目的地の途中に…」という控えめなメッセージを 発信している点に新しい着眼点を感じました。

作品名:ハコフグとみなまたの海
監督:稲葉 卓也
地域名:熊本県
選定理由:この作品から発信されるメッセージは、かつて起こった 悲劇を乗り越える力強いもの。 美麗なアニメーションと愛らしいキャラクターで描く事で、 子供たちという次世代にも伝わる手法を取っていることも 高評価でした。
【第1 パーソナルブランディングアワード 受賞プロジェクト】
◆パーソナル ブランディングアワード
BRANDED SHORTSは、これまで企業や団体の理念や存在価値を映像で伝える「ブランデッドムービー」を評価してきました。 10周年を迎える2025年、新たな取り組みとして「パーソナルブランディング」カテゴリーを設立。個人がSNSを通じて発信する映像作 品を評価し、最も優秀な発信者に「パーソナル ブランディングアワード」を授与します。 BRANDED SHORTSは、個人の創造力や発信力を評価する新たなステージを設けることで、次世代のブランディングの可能性を広 げることを目指します。

ガダバウツ
皆さま、こんにちは!
私たちは、和歌山県すさみ町を拠点に活動するクリエイティブチームで す。「いい商品を、偽りなく、世界へ」を理念に、商品の魅力を最大限に 引き出す“伝わるビジュアル”を追求しています。 SNS時代にフィットした「CM風動画」という新ジャンルを展開し、目に留 まりやすく印象に残る発信を得意としています。 “届けたい想いを確かに伝える”こと。それが、私たちの変わらぬ信念です!
TikTok: https://www.tiktok.com/@gad_abouts
〈選定理由〉ダイチさんとケイヤさんによる動画クリエイターユニットで商品撮影の裏側と完成した商品動画をあわせて「CM風」にして 投稿する動画が話題を集めています。実用的な技術の発信と映像に関わる人以外も楽しめる投稿とその活動を評し、賞をお贈り いたします。

あきとんとん🤔
自分が高校時代や大学時代に勉強に苦労した経験を活かし、SNSを中心に 勉強が苦手な人でも「あきとんとんの授業なら楽しく観ていられる!」そ う思ってもらえるような動画を日々配信。 TikTok Awards Japan 2024 受賞
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCl1mE6cjzpBmyhmxJB4zeQ
〈選定理由〉京都大学大学院卒在学中に,勉強が苦手・嫌いな人向けにYouTubeにて授業動画を投稿を開始。自らの経験を もとに愛情あふれる授業動画を発信されており、教育系縦型ショート動画のパイオニアとして賞をお贈りいたします。

Cyber Bunny
サイバーバニーはハワイ生まれのハワイ育ち、太平洋の二つの島(日本とハワ イ)をつなぐ日系アメリカ人のコンテンツクリエーターです。 子供の頃は夏休みになると休むことなく、日本の東京のおばあちゃんの所へ行 き、おばあちゃんのお家から日本の学校へ通って日本語の勉強をしていました。
血液型:O型
星座:水瓶座
好きな食べ物:焼肉、ベトナムフード、Waldorfサラダ、チーズやナッツが 入った食べ物ならなんでも好き!
YouTube: https://www.youtube.com/c/CyberBunny
〈選定理由〉ハワイ出身の日系アメリカ人で、SNSを通じて「日本の文化や言葉について」日本語と英語を駆使し、両方の視点でコミ カルに発信する動画投稿が注目を集めています。アメリカ・フォーブス誌が選出する「世界を変える30歳未満」30人にも 選ばれています。ご自身の経験をもとにしたクリエイティブな活動を評し、賞をお贈りします。

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