第42回 サントリー学芸賞決定
公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、第42回「サントリー学芸賞」を下記の8名に贈呈することに決定しました。贈呈式は12月15日(火)に東京で行う予定です。
本賞は「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分かれ、正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を顕彰しています。1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め354名にのぼります。
<受賞者および対象作品>
〔政治・経済部門〕
酒井 正(法政大学経済学部教授)
『日本のセーフティーネット格差 ―― 労働市場の変容と社会保険』
(慶應義塾大学出版会)
詫摩 佳代(東京都立大学法学部教授)
『人類と病 ―― 国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)
〔芸術・文学部門〕
李 賢晙(小樽商科大学言語センター准教授)
『「東洋」を踊る崔承喜』(勉誠出版)
中嶋 泉(大阪大学大学院文学研究科准教授)
『アンチ・アクション ―― 日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ)
〔社会・風俗部門〕
伊藤 亜紗(東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授)
『記憶する体』(春秋社)を中心として
志村 真幸(南方熊楠顕彰会理事、慶應義塾大学非常勤講師)
『南方熊楠のロンドン ―― 国際学術雑誌と近代科学の進歩』
(慶應義塾大学出版会)
〔思想・歴史部門〕
梅澤 礼(富山大学人文学部准教授)
『囚人と狂気 ―― 一九世紀フランスの監獄・文学・社会』
(法政大学出版局)
小山 俊樹(帝京大学文学部教授)
『五・一五事件 ―― 海軍青年将校たちの「昭和維新」』(中央公論新社)
-敬称略-
<選考経過>
2019年1月以降に出版された日本語の著作を対象に「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門において各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。
選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれています。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象としています。
<選考委員>
政治・経済部門
大竹文雄氏(大阪大学教授)
北岡伸一氏(国際協力機構理事長)
土居丈朗氏(慶應義塾大学教授)
船橋洋一氏(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長)
牧原 出氏(東京大学教授)
待鳥聡史氏(京都大学教授)
芸術・文学部門
池上裕子氏(神戸大学教授)
大笹吉雄氏(演劇評論家)
沼野充義氏(名古屋外国語大学副学長)
三浦 篤氏(東京大学教授)
三浦雅士氏(文芸評論家)
渡辺 裕氏(東京音楽大学教授)
社会・風俗部門
奥本大三郎氏(埼玉大学名誉教授)
川本 三郎氏(評論家)
玄田 有史氏(東京大学教授)
佐伯 順子氏(同志社大学教授)
佐藤 卓己氏(京都大学教授)
袴田 茂樹氏(青山学院大学名誉教授、新潟県立大学名誉教授)
思想・歴史部門
宇野重規氏(東京大学教授)
鹿島 茂氏(作家、フランス文学者)
苅部 直氏(東京大学教授)
田中明彦氏(政策研究大学院大学学長)
堂目卓生氏(大阪大学教授)
細谷雄一氏(慶應義塾大学教授)
<公益財団法人サントリー文化財団について>
当財団はサントリーの創業80周年を記念して1979年2月に大阪で設立されました。以来、わが国の国際化、情報化の時代に応えて、社会と文化に関する学術研究の助成、これらの分野における優秀な人材の育成をめざし、わが国および世界の学術文化の発展に寄与することを目的に事業を進めています。
ホームページ https://www.suntory.co.jp/sfnd/
受賞者略歴はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13792-2.html
選評はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13792-3.html
以 上
本賞は「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分かれ、正賞として楯、副賞として300万円を贈呈します。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を顕彰しています。1979年の本賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め354名にのぼります。
<受賞者および対象作品>
〔政治・経済部門〕
酒井 正(法政大学経済学部教授)
『日本のセーフティーネット格差 ―― 労働市場の変容と社会保険』
(慶應義塾大学出版会)
詫摩 佳代(東京都立大学法学部教授)
『人類と病 ―― 国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)
〔芸術・文学部門〕
李 賢晙(小樽商科大学言語センター准教授)
『「東洋」を踊る崔承喜』(勉誠出版)
中嶋 泉(大阪大学大学院文学研究科准教授)
『アンチ・アクション ―― 日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ)
〔社会・風俗部門〕
伊藤 亜紗(東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授)
『記憶する体』(春秋社)を中心として
志村 真幸(南方熊楠顕彰会理事、慶應義塾大学非常勤講師)
『南方熊楠のロンドン ―― 国際学術雑誌と近代科学の進歩』
(慶應義塾大学出版会)
〔思想・歴史部門〕
梅澤 礼(富山大学人文学部准教授)
『囚人と狂気 ―― 一九世紀フランスの監獄・文学・社会』
(法政大学出版局)
小山 俊樹(帝京大学文学部教授)
『五・一五事件 ―― 海軍青年将校たちの「昭和維新」』(中央公論新社)
-敬称略-
<選考経過>
2019年1月以降に出版された日本語の著作を対象に「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門において各選考委員より優れた作品が推薦され、2回にわたる選考委員会での審議を経て、受賞者および作品が決定されました。
選考に際しては、個性豊かで将来が期待される新進の評論家、研究者であること、本人の思想、主張が明確な作品であることに主眼が置かれています。また、代表候補作品だけでなく、これまでの一連の著作活動の業績を総合して選考の対象としています。
<選考委員>
政治・経済部門
大竹文雄氏(大阪大学教授)
北岡伸一氏(国際協力機構理事長)
土居丈朗氏(慶應義塾大学教授)
船橋洋一氏(アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長)
牧原 出氏(東京大学教授)
待鳥聡史氏(京都大学教授)
芸術・文学部門
池上裕子氏(神戸大学教授)
大笹吉雄氏(演劇評論家)
沼野充義氏(名古屋外国語大学副学長)
三浦 篤氏(東京大学教授)
三浦雅士氏(文芸評論家)
渡辺 裕氏(東京音楽大学教授)
社会・風俗部門
奥本大三郎氏(埼玉大学名誉教授)
川本 三郎氏(評論家)
玄田 有史氏(東京大学教授)
佐伯 順子氏(同志社大学教授)
佐藤 卓己氏(京都大学教授)
袴田 茂樹氏(青山学院大学名誉教授、新潟県立大学名誉教授)
思想・歴史部門
宇野重規氏(東京大学教授)
鹿島 茂氏(作家、フランス文学者)
苅部 直氏(東京大学教授)
田中明彦氏(政策研究大学院大学学長)
堂目卓生氏(大阪大学教授)
細谷雄一氏(慶應義塾大学教授)
<公益財団法人サントリー文化財団について>
当財団はサントリーの創業80周年を記念して1979年2月に大阪で設立されました。以来、わが国の国際化、情報化の時代に応えて、社会と文化に関する学術研究の助成、これらの分野における優秀な人材の育成をめざし、わが国および世界の学術文化の発展に寄与することを目的に事業を進めています。
ホームページ https://www.suntory.co.jp/sfnd/
受賞者略歴はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13792-2.html
選評はこちら https://www.suntory.co.jp/news/article/13792-3.html
以 上
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