練馬区と廃食用油の資源化促進に関する連携協定を締結

東京23区初、学校給食から回収した廃食用油のSAF製造での利用開始

日揮HD

東京都練馬区(区長:前川 燿男、以下「練馬区」)、日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:佐藤 雅之、以下「日揮HD」)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也、以下「レボインターナショナル」)および合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:髙田 岳志、以下「SAFFAIRE SKY ENERGY」)は、持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)等の原料となる使用済み食用油(以下「廃食用油」)の資源化促進を図るため、「持続可能な社会の構築に向けた使用済み食用油の資源化促進に係る連携および協力に関する協定」(以下「本協定」)を3月24日に締結しましたのでお知らせします。また、同日、練馬区役所で前川区長のご参加のもと本協定締結式を執り行いました。

さらに、練馬区は4月1日付で、SAFで航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」にも参画し、区内の家庭などから回収した廃食用油をSAFへリサイクルする取り組みを進めます。

協定締結式の様子 (左から日揮HDの秋鹿正敬専務執行役員、レボインターナショナルの栗山博明炭素源循環推進部次長、練馬区の前川燿男区長、 SAFFAIRE SKY ENERGYの西村勇毅最高執行責任者COO)

【協定締結に至った経緯】

練馬区は、平成20年6月から家庭で排出された使用済み食用油の回収を開始し、現在、区立施設等46か所で、家庭から排出される使用済み食用油を月1回(練馬区資源循環センターは週1回)回収しています。また、保育園・福祉園61園の区立施設から排出される使用済み食用油を回収し、これら回収した使用済み食用油をインク等の原料に資源化しています。この取組に加え、昨年5月から東京都が実施した世界陸上を契機とした「家庭の油 回収キャンペーン」に協力するとともに、区民の利便性向上を図るため、2か所に回収ボックスを常設し、SAFに資源化する実証実験を行っています。使用済み食用油回収事業の更なる充実を図るため、令和8年4月から常設回収場所を増設するとともに練馬区が回収する使用済み食用油を全量SAFに資源化することとし、本協定締結に至りました。

【協定の主な内容】

(1) 廃食用油の回収に関すること。

(2) 廃食用油を用いたSAF等の製造に関すること。

(3) 本再資源化を広く情報発信する機会の提供に関すること。

(4) その他、本協定の目的を実現するために必要なこと。

【協定に基づく具体的な取り組み】

練馬区では、前述のキャンペーンで常設回収を開始した練馬区役所・石神井庁舎の2か所に加え、リサイクルセンター4か所および資源循環センターにも4月から新たに回収ボックスを設置し、常設回収に変更します。また、これまで月1回の回収をしているその他区立施設39か所についても引き続き回収を行います。さらに、東京23区内の自治体としては初めて、本年4月より区内89か所の小中学校給食および69か所の保育園等で排出される廃食用油もSAFの原料として提供します。なお、本協定に基づいて練馬区がSAFの原料向けに提供する廃食用油は年間でおよそ75,000kgを見込んでいます。

今回の協定に基づき、練馬区が回収した廃食用油をレボインターナショナルが収集し、国内初のSAF大規模生産を行うSAFFAIRE SKY ENERGYのプラント(コスモ石油堺製油所内)へ運び、国産SAFの原料として資源化します。

また、SAFをテーマにした区民向けの講座の開催や、区内のイベントでの周知・啓発に加え、環境教育の一環として、子どもたちに廃食用油がSAFへと再資源化される取り組みを学ぶ機会を提供します。

この取り組みは、区民一人ひとりが脱炭素に貢献できることを実感できる身近な取り組みであり、2050年までの温室効果ガス排出量を実質ゼロとするゼロカーボンシティ実現に向けて、多くの市民の協力を頂き、脱炭素・資源循環型社会の実現を目指してまいります。

今回の連携スキーム

【国内初のSAF大規模生産事業の概要】

日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立しました。24年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、25年4月からSAFの供給も開始しています。供給するSAFは、国際的な持続可能性認証である ISCC CORSIA 認証を取得しています。

【Fry to Fly Projectについて】

「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加しています。

【東京都の廃食用油回収促進に係る事業】

日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、東京都が推進する「廃食用油回収促進に係る事業提案」に採択され、2023年8月に東京都と協定を締結しました。この協定は、SAFの原料となる廃食用油回収の拡大を図り、SAF製造へつなげる新たなサプライチェーン構築の推進を目的としています。本事業では、東京都とともに、同月から本年3月にかけて「家庭系廃食用油の回収」、「SAF製造・利用に関する教育活動」、「SAFイベント・キャンペーンの実施」、「回収した廃食用油のSAF利用可否に関する検討」という4つの取組み※を推進しています。東京都は25年5月から10月に世界陸上を契機とした「家庭の油 回収キャンペーン」を展開、都内約80か所で家庭の廃食用油回収を実施し、多くの都民に廃食用油やSAFについて周知することができました。

※東京都ホームページ:

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/wastecookingoil

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会社概要

URL
https://www.jgc.com/
業種
建設業
本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111
代表者名
佐藤 雅之
上場
東証1部
資本金
236億1173万円
設立
1928年10月