ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)1月
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 1月まとめ
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年1月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピック
■建設技術者の有効求人倍率は5.47倍に達し過去最高となる
当レポートにて毎月掲載してきた「建築・土木・測量技術者(建設技術者)」の有効求人倍率の推移を長期時系列で見ると図表①となる。リーマンショック後の2009年には0.84倍と人手は余っている状況であったが、その後、景気が回復基調で推移する中、2011年以降は一気に上昇した。昨年、2016年の1月は4.58倍という非常に高い倍率でスタートし、4月には4.10倍に低下して落ち着いたかに見えたが、その後、上昇に転じた。9月にはついに5倍台に突入し、11月には5.47倍にまで達した。これは、現在の職業分類で統計が発表されている2001年以降で最高の倍率である。このように、2016年は、建設技術者の人手不足が今までにないレベルに達した年であったと言える。
【図表① 「建築・土木・測量技術者」の有効求人倍率の推移】
■求職者数の減少傾向に歯止めかからず
次に、建設技術者の有効求人数と有効求職者数の推移を、経済成長率(実質GDP伸び率)も合わせて長期時系列でみると図表②となる。グラフから分かるように有効求人数は基本的に経済成長率と比例して増減している。一方、求職者数は2009年以降、減少の一途を辿っており、これが建設技術者の有効求人倍率が急激に上昇した大きな要因だと考えられる。2016年の数値は11月までの累計値であるが、有効求人数は568,928人で前年比97%に達しており、年間では前年を上回ることは確実だと思われる。しかし、求職者数については121,219人で前年比84%レベルにとどまっており、前年割れとなりそうである。このように、求職者数の減少傾向に歯止めがかからない状況が続いており、東京オリンピックに向けて建設投資が堅調に推移すると想定するなら、今後についても建設技術者の確保が非常に困難な状況は続くと考えられる。
【図表② 「建築・土木・測量技術者」の有効求人数・有効求職者数の推移】
2.建設業界の最新雇用関連データ (2016年12月27日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は502万人(前年同月比98.8%)、雇用者数は407万人(同98.5%)となり3カ月連続でともに減少
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆建設業の新規求人数は59,504人(前年同月比101.0%)と4カ月連続で増加
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.47倍(前年同月比1.01ポイント上昇)と18カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は12カ月連続で前年同月を上回り、建設技術職への需要は高水準が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の有効求人倍率は3.99倍(前年同月比0.54ポイント上昇)と19カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は12カ月連続で前年同月を上回り、建設技能工への需要も高水準が続いている
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2017年1月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201701.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ 会社概要---------------------------------------------------------------------
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地 :東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金 :1億円
●URL :http://human-touch.jp/
1.建設業界のトピック
■建設技術者の有効求人倍率は5.47倍に達し過去最高となる
当レポートにて毎月掲載してきた「建築・土木・測量技術者(建設技術者)」の有効求人倍率の推移を長期時系列で見ると図表①となる。リーマンショック後の2009年には0.84倍と人手は余っている状況であったが、その後、景気が回復基調で推移する中、2011年以降は一気に上昇した。昨年、2016年の1月は4.58倍という非常に高い倍率でスタートし、4月には4.10倍に低下して落ち着いたかに見えたが、その後、上昇に転じた。9月にはついに5倍台に突入し、11月には5.47倍にまで達した。これは、現在の職業分類で統計が発表されている2001年以降で最高の倍率である。このように、2016年は、建設技術者の人手不足が今までにないレベルに達した年であったと言える。
【図表① 「建築・土木・測量技術者」の有効求人倍率の推移】
■求職者数の減少傾向に歯止めかからず
次に、建設技術者の有効求人数と有効求職者数の推移を、経済成長率(実質GDP伸び率)も合わせて長期時系列でみると図表②となる。グラフから分かるように有効求人数は基本的に経済成長率と比例して増減している。一方、求職者数は2009年以降、減少の一途を辿っており、これが建設技術者の有効求人倍率が急激に上昇した大きな要因だと考えられる。2016年の数値は11月までの累計値であるが、有効求人数は568,928人で前年比97%に達しており、年間では前年を上回ることは確実だと思われる。しかし、求職者数については121,219人で前年比84%レベルにとどまっており、前年割れとなりそうである。このように、求職者数の減少傾向に歯止めがかからない状況が続いており、東京オリンピックに向けて建設投資が堅調に推移すると想定するなら、今後についても建設技術者の確保が非常に困難な状況は続くと考えられる。
【図表② 「建築・土木・測量技術者」の有効求人数・有効求職者数の推移】
2.建設業界の最新雇用関連データ (2016年12月27日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は502万人(前年同月比98.8%)、雇用者数は407万人(同98.5%)となり3カ月連続でともに減少
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆建設業の新規求人数は59,504人(前年同月比101.0%)と4カ月連続で増加
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.47倍(前年同月比1.01ポイント上昇)と18カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は12カ月連続で前年同月を上回り、建設技術職への需要は高水準が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の有効求人倍率は3.99倍(前年同月比0.54ポイント上昇)と19カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は12カ月連続で前年同月を上回り、建設技能工への需要も高水準が続いている
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2017年1月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201701.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ 会社概要---------------------------------------------------------------------
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地 :東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金 :1億円
●URL :http://human-touch.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- 建設・土木就職・転職・人材派遣・アルバイト
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます