「NO!スポハラ」サミット2024を開催しました
~「NO!スポハラ」なスポーツ環境のために私たちがすべきこと~
JSPOはじめとする本活動の主催6団体は、「NO!スポハラ」の価値観を広げるため、2023年度、さまざまな取り組みを行ってきました。
本サミットでは、その内容を振り返るとともに、各スポーツ団体、チーム、個人などスポーツに関わる全ての人が、スポーツ現場からスポハラをなくすためにできることをそれぞれの立場で考え、次年度以降も積極的かつ継続的に、より一層、「NO!スポハラ」活動の賛同・共感の輪を広げていくためのイベントとなりました。
当日は、約700名の方にご参加いただきました。
本サミットでは、プレーヤーの主体性を尊重し、より高いレベルの野球を愉しもうという「エンジョイ・ベースボール」の旗印を掲げ、2023年夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)で107年ぶりに優勝を成し遂げた慶應義塾高等学校野球部監督の森林貴彦さんに、『 「スポハラ」の無い指導でプレーヤーの主体性を育む』をテーマに基調講演をいただきました。
講演では、野球を通じて、“野球力の日本一”を目指すだけでなく、“人間力の日本一”も目指すのが指導者としての信念であり、その信念の極意を野球の試合(9回表裏、全18項目)に例えてお話いただきました。
続いてのパネルディスカッションでは、
大阪体育大学の土屋裕睦さんをファシリテーターに、パネリストには基調講演に続けて森林さん、アテネ・北京五輪柔道金メダリストの谷本歩実さん、パラ・パワーリフティング選手であり現役大学生の森﨑可林さんとともに、2023年9月に開催した保護者向けワークショップに参加いただいた篠田ゆりさんに保護者の立場から加わっていただき、『「NO!スポハラ」なスポーツ環境のために私たちがすべきこと』をテーマに、スポハラを根絶するためにそれぞれの立場で何ができるのか、意見交換を行いました。
最後に、本活動の主催6団体が2024年度以降も連携して活動を推進するため、主催6団体の代表による「スポーツ・インテグリティの確保に関する協力覚書」へのサインを執り行いました。
この協力覚書では、本活動の目的である「スポハラをなくし、誰もが安全・安心にスポーツを楽しめる社会を築くこと」を2033年度までに達成するため、2028年度までに調査において「いかなる理由でも指導者・コーチによる不適切な行為があってはならない」と回答する割合を100%とすることを目標に、各種取り組みを行うこととしています。
■オンデマンド配信
本サミットの様子は、後日、「NO!スポハラ活動」特設サイト▼にてオンデマンド配信します。
https://www.japan-sports.or.jp/spohara/event/#cont03
■イベント概要
◆開催日時:2024年3月17日(日)13:45~17:10
◆開催形態:会場参加およびオンライン参加(Zoomウェビナー)形式併用
◆対象:スポーツ団体関係者、一般の方(指導者、選手、保護者を含む全ての方)、
メディア関係者
◆参加者数:685名(内、オンライン604名)
◆プログラム:
時間 | 内容 |
13:45 | オープニングセッション(主催者挨拶など) |
13:55 | 2023年度「NO!スポハラ」活動の振り返り発表 |
14:30 | 基調講演 テーマ:「スポハラ」の無い指導でプレーヤーの主体性を育む 演者:森林 貴彦 氏 (慶應義塾幼稚舎教諭、慶應義塾高等学校野球部監督) |
15:25 | パネルディスカッション テーマ:「NO!スポハラ」なスポーツ環境のために私たちがすべきこと ファシリテーター: 土屋 裕睦 氏 (大阪体育大学教授、「NO!スポハラ」活動実行委員会委員) パネリスト: 森林 貴彦 氏 (慶應義塾幼稚舎教諭、慶應義塾高等学校野球部監督) 谷本 歩実 氏 (オリンピアン(柔道金メダリスト)、「NO!スポハラ」活動 実行委員会委員) 森﨑 可林 氏 (立命館大学学生、J-STARプロジェクト パラ・パワーリフティング1期生) 篠田 ゆり 氏 (「NO!スポハラ」活動 保護者向けワークショップ参加者) |
16:50 | 主催6団体により「スポーツ・インテグリティの確保に関する協力覚書」へのサイン |
17:00 | クロージングセッション(主催者挨拶、PR動画の放映など) |
■特設サイト https://www.japan-sports.or.jp/spohara/
◆JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)について JSPOは、1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、大日本体育協会として創立。日本体育協会を経て、2018年4月1日、現在の名称となりました。 JSPOでは、国民スポーツ大会(旧 国民体育大会)や日本スポーツマスターズなど各世代を網羅したスポーツ大会の開催、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどスポーツをする場の創出、スポーツの楽しみをサポートするスポーツ指導者の育成、最新の医・科学に根差したスポーツの推進など、誰もが自発的にスポーツを「する」「みる」「ささえる」ための幅広い事業を展開しています。また、わが国スポーツの統一組織として、国や60を超える競技団体、47都道府県スポーツ・体育協会など、様々なスポーツ関連団体・組織や個人と連携しています。 ▶ホームページ https://www.japan-sports.or.jp/ ▶事業概要パンフレット https://www.japan-sports.or.jp/about/tabid57.html#09 (通読約15分) ▶JSPO中期計画2023-2027 |
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