メニコン　北陸エリア　福井新拠点の用地取得について

左より、西行福井市長・㈱メニコン川浦代表執行役社長　COO・杉本福井県知事

株式会社メニコン（本社：名古屋市中区葵三丁目21番19号、代表執行役社長 ＣＯＯ：川浦康嗣）は、コンタクトレンズ・ケア用品の製造および生産開発の新たな拠点として、北陸エリア福井県福井市「テクノポート福井」内の用地を取得し、2024年3月11日に福井県、福井市、株式会社メニコンによる用地取得に係わる三者協定を締結しましたのでお知らせします。

福井新拠点での生産品目は、コンタクトレンズやコンタクトレンズケア用品といった当社の主力商品を予定しています。また、開発と生産の融合を目的として、生産に係わる開発機能を福井新拠点に設置することも検討しております。

今回取得しました福井新拠点の用地面積は約9.3万平方メートルであり、これは当社生産拠点の中で国内最大級の規模となります。当社がこれまで愛知県、岐阜県といった中京エリアに集中していたサプライチェーンに、北陸エリアの福井県を加えることで、両エリアを含めた強靭な生産経済圏の確立を目指します。

2024年3月16日に開業を控えた北陸新幹線の福井延伸や中部縦貫自動車道の開通により、福井新拠点と中京エリアにあるメニコンの既存拠点のアクセスが向上することで、両拠点における従業員の人的補完関係がより強固になり、需要に応じた迅速な生産体制の構築につながると考えています。

このような取り組みを行う事で、福井県の人口増加、ひいては雇用創出に貢献してまいります。

メニコンは、コンタクトレンズのパイオニア企業として、安心・安全な商品の生産開発を行ってまいりました。これからもより多くのお客様に商品・サービスをご提供できるよう努めてまいります。

■福井県、福井市、メニコンによる三者協定の締結式をメディアに公開

2024年3月11日に、福井県、福井市、メニコンによる三者協定の締結式をメディアに公開しました。

締結式では、福井県杉本達治知事から、「3月16日に北陸新幹線が県内開業するこのタイミングで、御社のような付加価値の高い企業が本県テクノポート福井へ進出いただき、本県にとっても大きな追い風になることを大変うれしく思っております。テクノポート福井では高度管理医療機器であるコンタクトレンズやケア用品の製造、生産開発拠点を新設する予定であり、また、若者や女性が働きやすい職場と伺っており、福井県内外の学生はじめ若い方の有力な就職先となると期待しています。本県の経済活力向上と、雇用の確保に大いに貢献していただけるよう、積極的な事業展開を期待するととともに、県としても最大限バックアップさせていただきます。」とのお言葉を頂戴いたしました。

福井市西行茂市長からは、「御社のような企業が福井に進出いただくことで、福井市のイメージアップにも繋がると思っております。また、地元の人材を積極的に採用いただけるとのことで、期待が高まります。今後、福井市では、外環状道路によるアクセス向上など、さらに発展していくよう準備をしてまいります。」とのお言葉を頂戴いたしました。

また、当社代表執行役社長 ＣＯＯ　川浦康嗣は、「テクノポート福井の用地を取得するにあたり、福井県様、福井市様には多大なるご支援をいただき、ありがとうございました。近視人口の増加は世界的に大きな課題となっており、弊社が取り扱うコンタクトレンズやケア用品の需要は今後も拡大することが予想されています。福井新拠点では、弊社国内拠点の中では最大級の面積を誇りますので、拡大する需要に対して事業計画の組立に自由度が高い利点があり、今後の需要を注視しながら生産開発拠点として活用できるよう事業計画を練っているところでございます。福井県での採用活動を強化してまいりますので、多くの方が弊社の一員として働いていただけることを願っております。また、弊社の既存生産拠点は岐阜県に集積しているため、中部縦貫自動車道延伸により、既存拠点とのアクセスも向上し、サプライチェーンの強化ができると考えております。この北陸新幹線の福井県開業のタイミングで発表させていただけることを大変嬉しく思っております。」と抱負を述べました。

■取得用地概要

・用地場所　:　テクノポート福井内

（住所）福井県福井市石新保町２８字南割６５番２、福井県福井市白方町３７字石塚割６番２、福井県福井市白方町３８字長塚割２３番２

・用地面積： 約9.3万平方メートル

・事業内容： コンタクトレンズ・ケア用品の製造、生産開発拠点（予定）

■テクノポート福井：福井市・坂井市にまたがる近畿・中部エリア最大級の工業団地

https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/koueikigyo/zousei/newtecpo-top.html

■会社概要

メニコンは、1951年に日本初の角膜コンタクトレンズを開発して以来、「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」という企業スローガンのもと、瞳の安全性を最優先に考えた研究開発、独自の高度な製造技術をもとに、レンズ素材やデザインの開発のみならず、レンズケア用品の製造までするコンタクトレンズ総合メーカーです。

また、将来にわたって快適で安心な瞳の健康をサポートする定額制会員サービス「メルスプラン」を20年以上提供しています。名古屋市を本拠に、世界80カ国以上で事業を展開しています。

https://www.menicon.co.jp/company/