創業10周年を迎えたfavyが冷凍冷蔵機器大手フクシマガリレイから資金調達。累計調達額が38億円超に

- 戦略的連携で不動産価値向上を推進 -

株式会社favy

2025年7月17日 10時00分

株式会社favy（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：高梨巧、以下favy）は冷凍冷蔵機器の総合メーカーであるフクシマガリレイ株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：福島豪、以下フクシマガリレイ）を引受先とする資金調達を実施したことをお知らせします。
今回の資金調達により、favyの創業からの累計資金調達額は38億円を超えました。

■favyの事業と今回の資金調達の目的について

favyは「RaaS（Restaurant as a Service）」事業を展開しており、飲食体験を通じた不動産価値の最大化を目指しています。
複数のデジタルツールを統合した質の高い店舗DXを提供する構想のもと、「re:Dine」や「ネオヨコチョウ」などのブランドでシェア型フードホールを運営しています。
シェア型フードホールは、favyが厨房部分の施工まで手掛け、遊休不動産や不人気商業施設に新たな人の流れと価値を創出することで、不動産物件の収益性向上に貢献する仕組みです。

今回の資金調達は、favyのRaaS事業のさらなる推進と、先進的なフードホール開発の加速を目的としています。
特に、冷凍冷蔵機器大手であるフクシマガリレイとの連携は、favyが全国展開を進める上で極めて戦略的な意味を持ちます。

■フクシマガリレイの技術とfavy事業との連携について

フクシマガリレイは、業務用冷凍冷蔵庫をはじめとした厨房機器の製造・販売に加え、機器の遠隔監視や店内の冷蔵冷凍・空調・照明設備全体のエネルギーを最適化するシステムも社内開発しております。厨房のHACCP管理においても重要な温度管理や衛生管理をサポートするシステム「HACCP ExAround」を提供しております。さらにシステムからサービスセンターでの異常管理やメンテナンスにつなげるなど、トータルでソリューションを提供しております。これらのサービスは、favyが運営するシェア型フードホールの厨房設備管理において高い親和性があると考えております。
遠隔地の設備やエネルギー管理が不可欠となる全国展開において、フクシマガリレイの持つ専門性とテクノロジーは、favyの事業効率と収益性を大きく向上させることが期待されます。

■今後の展望

favyは今回の資金調達を機に、自社のRaaS事業をこれまで以上にスピード感を持って推進するとともに、フクシマガリレイの持つ各種ソリューションの導入を通じて、より先進的かつ利便性の高いフードホール開発を進めてまいります。

■フクシマガリレイ代表取締役社長福島豪氏のコメント

フクシマガリレイは業務用冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースの製造を起点に、「冷やす技術」を核として成長を続けてまいりました。

このたび、当社が提供する冷凍冷蔵庫をはじめとした厨房機器や、遠隔監視・エネルギー使用量の最適化を実現するソフトウェアと、favy様が展開される飲食店向けの多彩なシステムを融合させることで、外食業界に新たなソリューションを提供していきたいと考えています。

革新的なビジネスモデルを持つスタートアップ企業であるfavy様と連携し、相互に成長しながら、外食業界にこれまでにない新しい価値を創出してまいります。

■favy 代表取締役社長高梨巧のコメント

favyはこれまで「食」に特化したテクノロジー企業として、飲食店様の集客から販促、予約、決済、店舗運営に至るまで、多岐にわたるDXソリューションを提供してまいりました。コロナ禍を経て、飲食業界におけるデジタル化の重要性はますます高まっており、弊社が提供するサービスは、多くの飲食店様にとって不可欠なものとなりつつあります。

フクシマガリレイ様は、長年にわたり高品質な厨房設備と確かな技術力で飲食業界から絶大な信頼を得ていらっしゃいます。今回の提携は、単なる資金調達に留まらず、フクシマガリレイ様が培ってこられた飲食業界における深い知見と強固なネットワーク、そして弊社の持つテクノロジーとデータ分析力を融合させることで、これまでにない革新的なシナジーを生み出すものと確信しております。