平成29年度産油国技術者研修等事業「第七期探鉱地質コース」実施
~産油・ガス国との友好的な関係構築に貢献~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、平成29年7月24日(月)から9月29日(金)の期間で、東南アジア、中央アジア、中東、アフリカ、中南米等の21カ国から25名の技術者を招聘し、平成29年度産油国技術者研修等事業「第七期探鉱地質コース」を実施しました。
産油国技術者研修等事業では、産油・ガス国への技術協力を目的に、各国政府機関や国営石油会社などから石油・天然ガスの探鉱・開発・生産に関わる技術者等を日本に招聘し、JOGMEC技術センター(以下、TRC;千葉県幕張)を中心に研修を実施しています。
今般、探鉱地質に必要な各種知識および技術の習得を目的として、探鉱地質コースを実施しました。このなかで、最新の情報および知見に基づいた「構造地質学およびリモートセンシング」、「震探解釈」、「砂岩の堆積システム」、「砕屑性堆積物のシーケンス解析」、「炭酸塩貯留層地質」、「石油地化学」、「石油システム解析」等の講義を実施しました。また、新潟県内の油・ガス田への訪問および千葉県内の地質巡検も行いました。本コースは21カ国25名の技術者が参加し、上記講義および実習に熱心に取り組むとともに、我が国企業関係者との意見交換も行うなど、有意義かつ効果的な研修内容となりました。
産油国技術者研修等事業では、この他にも、日本語教室や日本文化体験の機会を提供するなど、日本への理解を深めるとともに、日本に対する親近感、信頼感の向上にも繋がるプログラムを実施しています。
JOGMECは今後も本研修事業を通じ、石油開発分野にとどまらず我が国企業と同国との関係構築・強化に貢献してまいります。
■ コース写真
<参考>
■ コースの種類
物理探鉱コース | 三次元物理探査技術の活用による油ガス探査技術の習得を 主たる目的とし、最新技術の講義、ワークショップ(地震 探査データの処理・解釈の演習)を行う。 |
掘削マネジメントコース | 坑井掘削の計画・立案能力および実践的技術の習得を目的 とし、基礎的知識・安全管理等の講義、掘削シミュレータ を用いた訓練を行う。 |
油層工学コース | 油層の総合評価および油層工学全般にわたる技術の習得を 目的とし、油層解析等の講義、ワークショップ(油層シミ ュレーション)を行う。 |
探鉱地質コース | 地質データの評価、解釈のための各種技術の習得を目的と し、一般講義、ワークショップ(実践的講義)、地質巡検 を実施する。 |
→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000327.html?mid=pr_171019
すべての画像