羽田空港第1ターミナル北側サテライト施設を9月1日に供用開始

~将来の航空需要拡大への対応と旅客利便性向上を実現~

日本空港ビルデング株式会社

日本空港ビルデング株式会社は、羽田空港第1ターミナルの北側で整備を進めてきた「第1ターミナル北側サテライト施設」を2026年9月1日より供用開始します。

第1ターミナルは、1993年9月の供用開始以来、約33年にわたり多くのお客さまにご利用いただいてまいりましたが、大規模な施設の拡張は今回が初めてとなります。

本施設は、国が推進する首都圏空港機能の強化および防災・減災対策に合わせて、将来の航空需要拡大への対応や旅客利便性のさらなる向上を図るものです。2階部分にコンコース、ゲートラウンジ、固定橋(搭乗口)6スポットを備え、航空機への搭乗・降機で使用していたバス輸送による移動負担の軽減にも寄与します。

また、本施設最大の特徴は、国産のカラマツ、スギなどを構造材として使用した「鉄骨造・木造ハイブリッド構造」を採用したことであり、羽田空港では初の取り組みです。なお、高い省エネルギー性能を備えた大規模建築物に与えられる国の認証「ZEB Oriented」を取得しており、一次エネルギー消費量を大幅に削減(30%以上)した環境配慮型の施設となっています。

当社が2030年に目指す姿である「人にも環境にもやさしい先進的空港2030」の実現に向け、環境負荷低減と旅客サービス向上を両立した空港づくりを進めています。第1ターミナル北側サテライト施設は、その取り組みを体現する施設の一つです。今後も環境技術を積極的に取り込みながら、お客さまに新たな体験価値を提供し、羽田空港のさらなる機能強化と旅客利便性の向上に取り組んでまいります。

北側サテライト施設の主な特徴

■鉄骨造と木造によるハイブリッド構造

強度の高い鉄骨と、温かみや軽さのある木材を組み合わせた工法を採用しています。1階は鉄骨造とし、2階以上に木造を取り入れたハイブリッド構造です。

使用した木材は約1,800㎥で、樹木に換算すると約10,000本分となります。建設時のCO2削減や木材の適切な利用による森林資源の循環にも貢献しています。

連絡通路:上下の梁を斜め材で繋ぐ構造により、視線が抜ける開放的な通路に、日本各地の森をイメージした香りの演出を取り入れ、快適で心地よい空間を提供。
ゲートラウンジ:植栽やさまざまな形状の椅子でくつろぎの空間を提供。
固定橋:八の字壁で囲まれた固定橋は、出発時には気分が高まる解放感を、到着時にはほっと落ち着く安心感を感じていただける空間を提供。

■「人にも環境にもやさしい先進的空港」の具現化

当施設では、「人にも環境にもやさしい先進的空港」の実現に向け、積極的な取り組みを行っています。サテライト施設の一次エネルギー消費量を30%以上削減し、建物のエネルギー需要を抑制することで「ZEB Oriented」認証を取得しました。さらに、太陽光発電により年間約53万kWhを発電し、施設内で消費する電気の約80%をまかなうなど、サステナブルな社会の実現に貢献しています。

ゲートラウンジやコンコース、連絡通路、固定橋の内装材にもカバザクラやスギ、ナラなどを活用し、木ならではの温もりを感じていただける快適な空間に仕上げています。

使用木材

■お客さまの移動をサポートする新たなサービス

北側サテライト施設には、計10基(往復)の動く歩道を設置し、ターミナル内の快適な移動をサポートします。さらに、当社が設立した研究開発拠点であり、共創を支援する施設「terminal.0 HANEDA」の取り組みの一環として、自動走行モビリティ「iino」の新モデルを導入します。

流線形のコンパクトなデザインで、人の流れに合わせてなめらかに走行することで、サテライト施設利用時の移動負担軽減と新たな移動体験の提供を目指します。加えて、航空機へご搭乗になるお客さまがご利用いただける、自動運転サービス「WHILL」の運用エリアを北サテライトまで拡大し、施設内における快適な移動をサポートします。

自動走行モビリティ「iino」

運用時間:7:00~20:00 ※変動する場合がございます

定 員:最大4名

速 度:最大7km/h ※変動する場合がございます

走行範囲:北側サテライト全域

料 金:無料

予 約:不要

自動運転サービス「WHILL」

各ターミナルの出発ゲートラウンジで運行しており、航空機へご搭乗されるお客さまがご利用いただける館内移動サービスです。

terminal.0 HANEDA

「terminal.0 HANEDA」とは、空港を主要テーマに多様な企業や人が集まる研究開発拠点であり、共創を支援する施設です。

■カードラウンジ「FOREST LOUNGE」

本ラウンジの一部には、ターミナルの建築端材やカーボンニュートラル素材を活用しており、人にも環境にも配慮したサステナブルな空間となっています。ターミナルと調和する木質素材や緑を取り入れたインテリアは、国内線ターミナル内の「POWER LOUNGE」の快適性を継承しつつ、温もりのある落ち着いた空間を演出しています。また、ゲートラウンジと連続性のあるオープンな設計も特徴の一つです。羽田空港では初のカフェと一体型のラウンジであり、提携クレジットカードをお持ちでないお客さまにもテイクアウトにてドリンクやスイーツなどのカフェメニューをご提供するほか、羽田空港限定のお土産も取り揃えております。

さらにラウンジ内では、かつて空港で親しまれたフラップ式案内表示器をデジタルで再現した「ソラリー式FIS(フライトインフォメーション)」もお楽しみいただけます。環境への配慮と快適性を両立した新たなラウンジとして、お客さまに心地よい時間とくつろぎいただける空間を提供します。

【FOREST LOUNGE 概要】

名称:FOREST LOUNGE(フォレスト ラウンジ)

オープン日:9月1日(火)

場所:第1ターミナル北側サテライト 26番ゲート付近

※手荷物検査を受けられたお客さまがご利用いただけるエリアにございます。

営業時間:北側サテライト利用便に合わせ営業

席数:22席

利用料金:1,320円、660円(4~12歳)、無料(3歳以下)

※提携クレジットカードをお持ちのお客さまは無料でご利用いただけます。

サービス内容:ソフトドリンク(1杯のみ無料、2杯目以降有料)、お酒(有料)、フリーWiFi

※カフェのみご利用のお客さまは、1杯目より有料となります。

■“空と森をつなぐHANEDAモデル”(キッズスペース)

当社は、森林資源の循環と脱炭素社会の実現に向け、住友林業株式会社のサポートのもと「Airport Forest Circle Project」を推進します。空港という多様な人々が行き交う拠点から、森林資源の循環利用や環境保全の大切さを発信し、地域・空港・そして未来を担う子どもたちをつなぐ新たな価値の創造を目指します。

本プロジェクトは、空港で育てた苗木を森へ植樹し、成長後に収穫した木材を再び空港内の家具や建材等として活用する「木と環境の循環システム」です。

①空港内での幼苗育成(第1弾)プロジェクトの最初のステップとして、空港内で幼苗の育成を開始します。

②循環木材を活用したキッズスペースに「木育」の視点を取り入れ、森で育った木々を活用したキッズスペースを整備しました。子どもたちが木のぬくもりに触れて遊びながら、木材と社会のつながりを自然に学べる場を提供するとともに、森林資源の価値を次世代へと伝えていきます。

■ペットボトルキャップの再利用による資源循環(キッズスペース)

羽田空港では、第1・第2ターミナルの一部箇所にペットボトルキャップ専用の回収箱を設置し、分別回収を強化しています。キッズスペースの椅子や遊具の一部に、ペットボトルのキャップを再利用した素材を採用し、資源循環を身近に感じられる環境を提供します。

キッズスペース
ペットボトルキャップ専用の回収箱
再利用素材(イメージ)

北側サテライト施設概要

項目

内容

施設名称

第1ターミナル北側サテライト施設

供用開始日

2026年9月1日

用途

空港旅客ターミナル施設

搭乗口

6スポット(#24~#29)

建築面積

約11,000㎡

延床面積

約21,000㎡

階数

地上3階

構造

鉄骨造・木造ハイブリッド構造

主要木材

スギ、カラマツ、ナラ、カバザクラ

環境認証

ZEB Oriented

導入設備

自動走行モビリティ「iino」、「WHILL」

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会社概要

日本空港ビルデング株式会社

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URL
https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/company/
業種
不動産業
本社所在地
東京都大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナルビル
電話番号
03-5757-8000
代表者名
田中 一仁
上場
東証1部
資本金
174億8920万円
設立
1953年07月