生成AIのギブリー、エンジニアを対象にした2025年版「RAG開発実践」オープン研修の申し込み受付を開始
〜生成AIの回答精度を向上させる技術が身に付く、2日間の公開講座を2025年3月より開催〜
生成AIの企業活用支援やデジタル人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」を提供する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手 高志、以下ギブリー)は、企業の中堅エンジニアを対象に「LangChainを活用したRAG開発実践」をテーマにした2日間のオープン研修を2025年3月に開催いたします。
本研修は、2024年1月よりギブリーで提供開始した「LangChainを活用したRAG開発実践研修」を、お客様の実態やご要望に合わせて講義内容や日数、参加可能な最低人数をアップデートしたものです。参加者は、社内で保有するデータ等の、生成AI自体が持っていない外部データを参照させる手法の1つとして注目されているRetrieval Augmented Generation(以下:RAG)技術を習得できます。
▼「RAG開発実践」のオープン研修ご案内資料のダウンロードはこちら
■「RAG開発実践」オープン研修が求められる理由
2024年、大規模言語モデル(LLM: Large Language Models)は、ChatGPTをはじめとして著しい進展を遂げました。これにより、生成AIは企業の業務プロセスの大幅な効率化を実現するツールとして広く採用されています。
しかし、生成AIの運用においては依然として以下のような課題が指摘されています:
・ハルシネーション(Hallucination):事実に基づかない情報を生成する問題
・限定的なデータ参照範囲:社内の非公開データや機密情報を直接利用できず、回答の正確性や文脈適合性が低下。
これらの解決策として注目されているのが、RAGです。RAGは、生成AIが外部のデータベースから必要な情報を検索し、その情報を元に答えを作る仕組みです。RAGを活用することで、生成AIモデルそのものが保持していない情報(最新の情報や専門的な知識、社内の機密情報を活用など)を利用して、より信頼できる答えをリアルタイムに提供することが可能になります。
RAGでは、社内の機密情報やお客様の個人情報など、機密性の高いデータを扱うことが多いため、安全な環境での運用が不可欠です。そのため、多くの企業は、Microsoft Azureなどの高度にセキュアなクラウド環境上でRAGシステムを構築しています。
ギブリーは、生成AIの実装支援とAzure活用で多数の企業を支援してきました。2024年からは、この実績を基に、企業向けRAG技術研修を展開しています。
2025年3月に開始予定の「RAG開発実践」オープン研修では、これまでの研修内容をさらに充実させ、より現場のニーズに即した実践的なプログラムを提供します。
本研修では、生成AIの基礎からRAGの精度改善手法まで、RAGシステムについて体系的に学ぶことができます。LangChainと呼ばれるフレームワークを活用し、ハンズオン形式でミニマムなRAGシステムを実際に構築する実践的な体験も行います。また、近年注目されているLLMOps(Large Language Model Operations)と呼ばれる生成AIモデルの運用・管理手法についても学びます。
■「RAG開発実践」オープン研修の概要
本研修は、ギブリーが昨年より提供開始した「RAG開発実践」の講座を、複数の企業の社員の方が同時に参加する「オープン研修」の形式で開催いたします。
本研修では、数多くの生成AIに関するコンサルティングや開発PJTに携わってきた、経験豊富な講師が担当いたします。また、企業は社員を1名から参加させることが可能であり、他の企業の社員から刺激を受けながら技術力を習得させることが可能です。
講座名 |
LangChainを活用したRAG開発実践研修 |
---|---|
講座概要 |
この講座では、LangChainと言われるLLMシステムの開発パッケージについて 学び、効率的にLLMのシステムを開発するための手法論を学びます。 また、その中でも、ビジネスの分野で多く使われるRAGと言われる手法の 実装方法を中心に扱います。 |
対象者 |
・開発部門、情報システム部門、DX部門に所属をしている社員 ・RAG精度改善など生成AI、LLMシステムに関わる開発業務に従事している方 |
開催形式 |
複数社が参加する公開講座 |
講座日数 |
2日間 |
開催日程 |
・2025年3月6日(木)、10日(月) ・2025年3月27日(木)、31日(月) ※追加開催の日程が決まり次第、お知らせをいたしますので ご興味があればお問い合わせください。 |
参加人数 |
1社につき最小1名〜参加可能 ※各回3名以上集まった場合のみ決行します。 |
料金 |
¥400,000(税抜)/1名 ※諸条件を満たした場合、助成金を適用して最大75%の支援を受けられます。 適用条件に関してはお気軽にお問い合わせください。 ※1社で5名以上の受講生がいらっしゃる場合、 1社単独の個別研修で実施することも可能です。 |
■「RAG開発実践」オープン研修のカリキュラム
本研修は、2日間で以下のカリキュラムを実施します。
【Day1(知識&個人ワーク)】
単元名 |
詳細 |
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生成AIの概論 |
・生成AIとは |
生成AIシステム概論 |
・生成AIシステムとは ・生成AIシステムにおけるリスクについて ・生成AIシステムのユースケース |
LangChainの基礎 |
・LangChain (LangChain Expression Language) とは ・LCELとは ・LangChainの基礎的なコンポーネントについて ・LangChainハンズオン演習 |
RAGの基礎 |
・RAGとは ・RAGのフローについて |
【Day2(ハンズオン演習)】
単元名 |
詳細 |
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プロンプトデザイン |
・プロンプトデザインの基礎 ・各種プロンプティングのご紹介 |
【ハンズオン演習】RAGを用いたChatBot |
・ChatBot構築ハンズオン演習 |
LLMOpsの基礎 |
・LLMOpsとは ・LangSmithとは ・生成AIシステムにおける効果検証について |
【ハンズオン演習】RAG精度改善 |
・RAG精度改善手法のご紹介 ・RAG精度改善ハンズオン演習 |
■2024年のRAG研修ご利用企業様の声
リコーITソリューションズ様
・導入推進者の高田様コメント
「やはり最大の成果は2024年6月に『RICOHデジタルバディ』を世に出せたことです。RAG研修実施が同3月ですから、研修後3ヶ月という大変短い期間で市場展開までフェーズを進めることができました。(中略)また、別の生成AI案件が発生した際にこのサービスの技術を転用する「アセット」にもなるはずです。こうした今後の事業発展にも期待をしています。
ただ、それと並ぶほど大きな成果だと感じているのは、事業戦略立案・人材教育・市場展開のAgile的サイクルを短期間で回すことができ、生成AI領域の技術が社内に浸透していく一歩になったということです。」
・RAG研修受講生の金田様コメント
「講師の方はファインチューニングの概論や手法選定のベストプラクティスまで、1日100枚を超える膨大な資料スライドを熱量高く伝授してくれました。質疑応答にも喜々として応じてくれたので、議論も活発でしたね。」
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【導入事例の全文は以下よりご覧いただけます】
生成AIのスピード感に適応した
「人材開発と製品開発サイクル」を構築。
中堅社員向けRAG研修で3ヶ月後にAI製品をリリース
https://tracks.run/interview/ricoh/
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■お問い合わせ・詳細資料について
「RAG開発実践」のオープン研修のご案内資料は、以下よりダウンロードいただけます。ご検討される際にはお役立てください。
https://tracks.run/campaign/rag-opentraining/
ご不明点のお問い合わせや、記載日程以降の開催スケジュールの案内をご希望される方は以下のURLよりお気軽にご連絡ください。
https://tracks.run/training-contact/
■デジタル人材研修サービス「Track 法人向けIT研修」とは
すべての社会人に“DXスキル”を習得させる実践型のデジタル人材育成研修サービスです。
スキルアセスメントの結果を元に企業で求める職種別のスキル・育成ゴールに合わせたスキルマップの策定や、研修設計・運営を一気通貫で行います。
【3つの特徴】
・経済産業省「デジタルスキル標準」に完全準拠
・最大75%の研修費用削減を助成金で可能
・ビジネスアーキテクトや生成AI活用人材を育てる
■株式会社ギブリーについて
ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、HR Tech/Marketing DX/Operation DXの3事業を柱に、「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、“世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。
〈会社概要〉
社 名 :株式会社ギブリー
所在地 :東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階
代表者 :井手 高志
設 立 :2009年4月28日
資本金 :10,000,000円
事業内容:
・HRテック事業(Track)
・マーケティングDX事業(DECA・マーケGAI)
・オペレーションDX事業(MANA|法人GAI)
・AI開発支援事業(Givery AI Lab)
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