AJA 社、放送、プロダクション、ポストプロダクションで活用できる色精度を備えた ColorBox を発表
HDR/WCG 変換ツールを使用した高度なアルゴリズムと LUT 処理により、プロダクション全体へ確かな色精度を提供
AJA 社は本日、新製品 ColorBox を発表しました。ColorBox は HDR/WCG 変換ツールを使用した高度なアルゴリズムでの色変換と、LUT 処理機能を備えたポータブルデバイスです。
より多くのプロダクションで 4K/UltraHD HDR の制作が標準化され、コンテンツのルック作成には色と LUT の管理が不可欠となっています。ColorBox はそういったライブイベント、撮影現場、ポストプロダクションなどの制作現場に、正確かつ詳細な色空間の変換機能を提供します。
より多くのプロダクションで 4K/UltraHD HDR の制作が標準化され、コンテンツのルック作成には色と LUT の管理が不可欠となっています。ColorBox はそういったライブイベント、撮影現場、ポストプロダクションなどの制作現場に、正確かつ詳細な色空間の変換機能を提供します。
株式会社アスク (本社:東京都千代田区) は、同社が日本正規代理店を務める AJA Video Systems 社の最新の製品情報を公開しました。
AJA Video Systems 社は本日、これまでにないインラインのアルゴリズムによる色変換と、LUT 処理機能を備えた高性能なポータブルデバイス ColorBox を発表しました。ColorBox はライブイベントや撮影現場、ポストプロダクションなどの制作現場に、正確かつ詳細な色空間の変換機能を提供します。
ColorBox は幅広い HDR/SDR 規格の変換に対応しており、DIT (デジタル・イメージング・テクニシャン) がルックの読み込み、調整、保存や、制作関係者とクリエイティブベンダー間で色の正確性を確保するための参考イメージ作成にも簡単に対応できるようにします。 より多くのプロダクションで 4K/UltraHD HDR の制作が標準化され、ライブ制作または制作予定のコンテンツでルックの作成と実行に対応するには、色と LUT の管理が不可欠です。ColorBox はそういった制作現場のために発表されました。
ColorBox は制作現場やライブプロダクションの環境で、幅広いルック管理のアプローチに対応するよう設計されています。12G-SDI 入力/出力と HDMI 2.0 出力を備え、最大 4K/UltraHD 60p 10bit YCbCr 4:2:2 および 30p 12bit RGB 4:4:4 信号に対応しています。ColorBox には、33 ポイント 3D LUT プロセッサーを利用する AJA Color Pipeline (ACP) Mode が搭載されています。四面体 LUT 補完、ユーザーが構成可能な 4 種類の 1D LUT、ユーザーが構成可能な 2 種類の 3x3 マトリックスが組み込まれています。ColorBox は組み込みの RGB カラーコレクターと ProcAmp、種類豊富な LUT / マトリックス / 画像ライブラリ、高性能なキャプチャーおよびリコール (呼び戻し) 機能、アンシラリー (ANC) メタデータ管理機能などもユーザーに提供します。これらの機能は、統合されたウェブブラウザベースのインターフェイスで簡単に制御できます。
ColorBox には合計 5 つのモードがあり、常にどれか 1 つのモードで動作します。
- AJA Color Pipeline (ACP)
- Colorfront
- ORION-CONVERT (オプションライセンス *ウォーターマーク入りのプレビューとなります)
- BBC HLG LUT (オプションライセンス *ウォーターマーク入りのプレビューとなります)
- NBCU LUT
Colorfront 社 CTO、William Feightner 氏は次のように述べています。
「AJA の刺激的な新製品 ColorBox では、HPA Award を受賞した Colorfront Engine で動作する Colorfront モードが提供され、最先端技術を用いた SDR と HDR コンテンツ間の変換が可能となりました。従来の LUT ベースでの処理とは対照的に、Colorfront Engine の Human Perceptual Model (人間の知覚を元にした) アルゴリズムは、不純物のない完璧な変換を保証します。これにより、確実に創作意図を維持できるのです。」
Cromorama 社の創業者でカラー部門の責任者である Pablo Garcia Soriano 氏は次のように述べています。
「ORION-CONVERT は、当社のお客様のためにカスタムメイドのカラーマネージメント変換を作成する必要から開発されました。シンプルで使いやすいユーザーインターフェイスと、前例のないハイライト制御により、最も厳格なライブ放送イベントやエピソードファイルベースのコンテンツ配信に対応できます。AJA の新製品 ColorBox への ORION-CONVERT の実装により、一般的な LUT ソリューションよりも高精度な結果が得られるように最適化された浮動小数点演算処理を実現します。」
ColorBox は超低遅延な 4K/UltraHD 処理能力が高密度に詰め込まれたポータルブルデバイスです。多くのアプリケーションに対応する SDR/HDR/WCG 色変換機能により様々な用途に応用できます。
豊富なフレームキャプチャー機能により、前処理されたイメージのキャプチャーまたは後処理された出力のキャプチャーが行えます。参照用の静止画に、ビデオペイロード ID、パイプライン設定、カスタマイズ可能なユーザーテキストなどのメタデータをオーバーレイ表示できます。フレームキャプチャーは ColorBox 内に保存され、ウェブブラウザベースの ColorBox ユーザーインターフェイスを使用している設定用 PC へ書き出せます。
搭載された USB OTG ポートにサードパーティー製の USB Wi-Fi アダプターを接続すれば、ColorBox をワイヤレスで設定できます。12G-SDI および HDMI 2.0 出力は最大 4K/UHD ビデオのローカルモニタリングが可能で、追加の 12G-SDI ループスルー出力は、変更前のソースを他デバイスへと繋げるために利用できます。
<ColorBox の主要な機能>
- 最大 4K/UltraHD 60p 10bit YCbCr 4:2:2 および 30p 12bit RGB 4:4:4 信号に対応
- 12G-SDI 入力 / 出力, ループアウト付き
- HDMI 2.0 出力 5 つのモードが利用可能 : AJA Color Pipeline、Colorfront、NBCU、BBC HLG、ORION-CONVERT
- AJA Color Pipeline を使用した広範なカラー処理 : 映像操作/補正用の 1D LUT、3x3 マトリックス、3D LUT ノード
- BBC HLG LUT や最適化された浮動小数点処理を備えた ORION-CONVERT など、さまざまな画像処理のニーズに対応するオプションのライセンスで一般的な LUT ボックスよりも高い精度を実現
- デスクトップまたは 1RU のラックに最大 4 台のユニットが収まる軽量かつポータブルなフォームファクター
- 直感的で使い勝手の良いウェブブラウザベースのユーザーインターフェイスとビデオプレビューによる信頼性のモニタリングを実現、4K/UltraHD フレームストアーキャプチャーと、16 bit .TIFF、.JPEG、または .PNG ファイルの呼び出しが可能
- セットアップと信号経路の検証を簡便にする万能なテストパターンジェネレーターを内蔵
- すべてのパラメーターをサードパーティー製品で制御できる広範な API/ソフトウェア開発キット (SDK)
- 処理された出力に重要な情報をオーバーレイし、ローカル使用やカスタマイズできるユーザーフィールドでキャプチャー可能
- ライブプロダクションワークフローで使用する際、ダウンストリームスイッチャーのタイミングウィンドウ内にソースが確実に残る超低遅延性能
- 4K/UltraHD HDR に対応した HDMI 2.0 出力により、コンシューマー向けのディスプレイでコスト効率の高いモニタリングを実現
- 有線でイーサネットに接続できるだけでなく、USB OTG ポートとサードパーティーの Wi-Fi アダプターにより、ワイヤレスでウェブ UI へアクセスが可能
- フレームストア .tiff ファイルにオーバーレイまたは埋め込み可能なユーザー定義フィールドによる ANC 管理
AJA Video Systems 社、社長 Nick Rashby 氏は以下のように述べています。
「信頼性の高いハイエンドのカラー処理と表示は、視聴者の共感を呼ぶ台本やライブコンテンツを作成するために不可欠になりました。AJA はこの需要に応えて ColorBox を開発しました。HDR と変換技術に関する広範なエンジニアリングの背景と、カラーサイエンスの専門家とのサードパーティーパートナーシップを利用して、比類のない柔軟な画像処理ツールセットをこのデバイスで提供します。
ColorBox はテレビ番組、シリーズ作品、映画、ライブイベント、コマーシャルの制作現場から、クリエイティブ、編集、フィニッシング用のスタジオまで、さまざまな環境のカラー管理と表示を合理化します。この製品を市場へ送り出せて嬉しく思います。」
<価格と販売時期>
ColorBox は本日より全世界の AJA 販売代理店ネットワークを通じご注文いただけます。ColorBox のメーカー希望小売価格は 341,000 円 (税込) です。
オプションライセンスの BBC HLG LUT パイプラインは 24,750 円 (税込)、ORION-CONVERT パイプラインは 118,800 円 (税込) です。
詳細は次のページにてご確認ください。 https://www.aja.com/colorbox
※ 当資料は、現地時間 2022 年 9 月 1 日にメーカー発表されたプレスリリースの抄訳版です。
メーカーリリース原文 : https://www.aja.com/news/story/2095-aja-unveils-colorbox-for-color-accurate-broadcast-production-and-post
<AJA Video Systems について>
AJA Video 社はビデオインターフェイス技術や、変換、デジタルビデオレコーディング、プロ用カメラ向けのソリューションを提供する大手メーカーで、1993 年の創業以来、プロフェッショナルな放送、ポストプロダクション業界に向けて高品質で費用対効果の高い製品を供給しています。AJA 製品の設計・製造はカリフォルニア州グラスバレーにある自社の施設内で行われ、世界中のリセラーやシステム インテグレーターを通じて広範囲なチャネルに販売されています。詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。
• ウェブサイト : https://www.aja.com/
• ウェブサイト [日本語] : https://www.aja-jp.com/
<株式会社アスク 概要>
株式会社アスクは、目的に応じたソリューションとサービスを提供する総合商社です。主に米国、ヨーロッパ、台湾、韓国などの最先端かつユニークな製品を皆様に紹介・提供。取り扱い製品はコンピュータ周辺機器、携帯電話周辺機器、サーバ・ストレージ関連機器、業務用映像機器と多岐にわたり、Advanced Micro Devices, Inc.(AMD), AJA Video Systems, ASUSTeK Computer, ASRock, ATTO Technology, AVerMedia, CORSAIR, Cooler Master, Crucial, ELSA JAPAN, HTC VIVE, Micro-Star International(MSI), Micron, NVIDIA, NewTek, Synology, SAPPHIRE TECHNOLOGY, Supermicro, Tripp Lite(旧Keyspan), Thermaltake, ZOTAC Technology Limited など多数の海外メーカーの代理店をしております。
URL:https://www.ask-corp.jp/
<本ニュースリリースに関するお問い合せ先>
株式会社アスク 製品担当:前田 善弘
TEL:03-5215-5676、FAX:03-6672-6858
〒102-0076 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル11階
株式会社アスク WEB URL:https://www.ask-media.jp/
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