初夏の風物詩 山間地域の高槻市立樫田小学校で他地域より早い田植え

近隣農家の指導のもと全校児童 53 人が一斉に汗を流す

高槻市

令和6年5月15日(水曜日)、高槻市北部山間地域に位置する市立樫田小学校で、全校児童 53 人が近隣農家の方々指導のもと毎年恒例の田植えを体験。樫田地区は標高約350メートルに位置し、市内でも気温が低いため、毎年、他の地域に先駆けて1か月早く田植えが行われており、初夏を感じさせる風物詩となっています。

樫田小学校は高槻市北部山間地域に位置する、今年で創立150年を迎えた歴史ある学校。豊かな自然に恵まれた環境と小規模校の特徴を生かし、児童にたくましく心豊かに育ってほしいとの思いから、樫田地域の豊かな自然や文化・歴史を取り入れた学習を行っていて、一定の条件の下、他の校区からでも入学・転入が認められる「特認校」制度を平成15年から採用するなど、特色のある学校として知られています。樫田小学校の田植え体験は、小規模校の利点を生かし、全校児童53人が一斉に実施することで、学年同士のつながりを感じながら体験できることが他校にはない大きな特徴。毎年、同校近隣にある約4アールの学習田を活用し、近隣農家や保護者の方々も協力して実施しています。当日、児童たちは、水の張られた田んぼに入り、農家の方からの「根本を鉛筆のように持ちながら植えていってください」などのアドバイスを受けたあと、キヌヒカリの苗を植えていきました。初めて田植えを行う1年生は、最初は難しそうにしていたものの、慣れた手つきの上級生や学校の教職員、地域の方々などに教えてもらいながら田植えの方法を覚え、最後には上級生と一緒に笑顔で楽しんでいました。「慣れてきて楽しい」と話す児童や「面白かったので、来年もまたやりたい」 と意気込む児童などもいて、みんな汗を流し楽しみながら田植え体験をしていました。今後は成長を観察して、秋になると児童たちが刈り取る予定になっています。

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濱田 剛史
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設立
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