【パーソルエクセルＨＲパートナーズ株式会社】ハノイ工科大学、長岡技術科学大学　Twinning Program来日20年を記念して日本同窓会を設立

～日本で技術者として活躍する同窓生200名のコミュニティ交流をサポート～

総合人材サービスのパーソルグループのパーソルエクセルＨＲパートナーズ株式会社（本社: 大阪府大阪市、代表取締役社長: 松久 博之、以下パーソルエクセルＨＲパートナーズ）は、国立大学法人長岡技術科学大学（所在地: 新潟県長岡市、学長: 鎌土 重晴、以下長岡技術科学大学）が実施するTwinning Program（ツイニング・プログラム※）の協定大学であるベトナム国家大学ハノイ工科大学（所在地: ベトナム社会主義共和国ハノイ市、学長: Huynh Quyet Thang、以下ハノイ工科大学）が、学生らの来日20年を記念して設立した日本同窓会の運営を行うこととなりました。これを記念し、2025年3月8日（土）京王プラザホテル（東京・新宿区）にて同窓会設立の記念式典を開催しました。

今後の取り組みとして、パーソルエクセルＨＲパートナーズでは、同窓生同士の交流やベトナムとの架け橋を担い、イベント開催や情報提供による人材交流の活性化につなげてまいります。

※Twinning program（ツイニング・プログラム）とは

「日本語のできる指導的技術者の育成」を目標に、プログラムが構成されています。プログラム前半は、現地の協定大学で日本語教育及び工学の基礎教育を学び、後半では長岡技術科学大学または日本の協定大学で工学専門教育を学び、修了者には学位を授与しています。なお、ハノイ工科大学は2003年より本プログラムの協定大学となっています。

  

■Twinning Program日本同窓会について

Twinning Programの前半で、ハノイ工科大学の日本語クラスの卒業生が来日してから20年が経過したことを記念して、日本で技術者として活躍する方々を対象に日本同窓会を設立することとなりました。

パーソルエクセルＨＲパートナーズでは、2017年よりベトナムエンジニアの採用・来日特定派遣事業を開始し、2022年にはハノイ工科大学と提携、日本語教育および日本での就職支援に取り組み、これまでに約200名を超えるベトナムエンジニアの就業実績を重ねております。

この実績を踏まえて、パーソルエクセルＨＲパートナーズは、本同窓会の運営を担うこととなりました。そして、日本で活躍中の技術者同士の交流の機会を設けるとともに、次期生の方々が安心して日本での生活を送り、仕事に取り組めるような環境を整えるため、以下のような取り組みを予定しています。

▼今後の取り組み予定

・対面交流イベント（年1回）

・企業による技術セミナー勉強会

・エンジニアやマーケット情報の共有（ハノイ工科大学開設のFacebookコミュニティ運営）

・同窓会コミュニティ専用アプリの提供

■日本同窓会設立の記念式典

2025年3月8日（土）に京王プラザホテルにて開催した記念式典では、同窓生および関係者50名が集まり、積極的な交流が図られ盛況のうちに閉会しました。また、式典ではハノイ工科大学の副学長 Nguyen Phong Dien氏、長岡技術科学大学の学長 鎌土 重晴氏、駐日ベトナム社会主義共和国大使館の教育部長 VU THI LIEN HUONG氏よりご挨拶をいただきました。

■来賓ご挨拶（抜粋）

ベトナム国家大学ハノイ工科大学 

副学長  Nguyen Phong Dien氏

2003年に本プログラムを開始以来、その発展を見守ってまいりました。当時は本プログラムが、これほど大きなプロジェクトになろうとは、想像もしていませんでした。20年が経過し、両校の努力と、特に長岡技術科学大学の先生方の献身的な努力によって、私たちはベトナムだけでなく日本全国でも優秀な学生を育成し、両国の発展にも少しずつ貢献できたと思っております。本日の式典は、本プログラム20周年を記念するものであり、長岡技術科学大学の指導者の皆さまに感謝の意を表し、現在および過去に長岡技術科学大学で学んだ学生たちも、今後のキャリアが成功し続けるものであるよう、祈っております。

  

国立大学法人長岡技術科学大学

学長 鎌土 重晴氏

長岡技術科学大学とハノイ工科大学のTwinning Programはベトナム政府が公式承認した最初のプログラムであり、工学分野における国際協働教育の新たなモデルとして両国の技術発展および国際競争力の向上に寄与してまいりました。

当大学では国際化を積極的に進めており、留学生の割合は12％でその多くがTwinning Program出身者となっています。今後は大学院への進学や共同研究の拡大を目指して、より高度な国際協力を推進していく計画です。

本同窓会の皆さんは両国の技術・産業をつなぐ重要な役割を担い、それぞれのフィールドで活躍し続けることは私たちの誇りであり、今後のTwinning Program発展の原動力となります。本会の設立がより強固な卒業生ネットワークを築いていくことを願い、日本とベトナム、そして世界をつなぐ架け橋となることを祈念しております。

駐日ベトナム社会主義共和国大使館

教育部長 Vu Thi Lien Huong氏

ベトナムと日本との関係が発展する過程において国際協働教育活動は両国の友好関係を精力的に結びつける重要な要素だと思います。過去20年間にわたり多くの優秀なベトナム人大学生がハノイ工科大学から研究のために長岡技術科学大学へ編入しました。このプログラムで学ぶ学生たちは、日本語教育と専門基礎教育だけでなく実務訓練も受け、修了後すぐに日本企業ではたらくことができるスキルを身につけています。彼らの多くは結婚していて日本国内の企業で就業しています。ベトナム人同窓生が日本企業で常に高い評価をいただけていることを誇りに思っています。

Twinning Programは、両国のさまざまな大学で応用できる良いモデルになると思っています。同時に長岡技術科学大学は教育の質が高く、留学生数も多く、今後の科学技術の重要分野において訓練協力や研究協力を強化し、ベトナムと日本の高度人材育成に重要な貢献を果たすことを期待しております。これからも駐日ベトナム大使館教育部長として日本とベトナムとの協働教育活動におけるさらなるつながりを支援してまいります。

■本同窓会リーダーのコメント

株式会社日立産業制御ソリューションズ

Nguyen Haihoa氏  

2014年ハノイ工科大学を経て日本に留学・大学院を卒業後、日本企業に就職しました。留学で来日したときは不安もありましたが、留学生の先輩や日本企業の方々にとてもお世話になり、ここまでやってくることができました。元々アニメやゲームが好きで、日本文化に触れることも楽しんでいます。

このたび、同窓会を設立したことで、卒業生が交流できる場ができたことをとても嬉しく思います。今後はベトナムの後輩たちと一緒に活動できるようなことを企画したいと考えています。例えば、日本語の勉強を支援したり、日本企業の文化を紹介したり、先輩たちの経験を生かして相談できるような窓口を作りたいと思っています。これからも頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

  

パーソルグループでは、こうした取り組みを通じて、海外人材の就業支援の拡大を図り、日本国内の技術者不足の課題に向き合いながら、雇用の創造に貢献し、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指します。

＜本件に関するお問い合わせ先＞

パーソルエクセルＨＲパートナーズ株式会社

グローバル事業推進部　担当：村上

メール: [e-mail]

TEL: [phone]（グローバル代表）（平日 9:00～18:00）

■パーソルエクセルＨＲパートナーズ株式会社について＜ https://persol-hrpartners.co.jp/ ＞

パーソルエクセルＨＲパートナーズは、1989年パナソニック株式会社100％出資の人材派遣会社として設立。2015 年よりパーソルグループに加わり、事務・技術者派遣、職業紹介、アウトソーシングを中心に事業を展開してきました。創立以来、多様化するお客さまの人材ニーズに対し、オフィスワーク、エンジニア、製造、販売といった幅広いフィールドをサポート。2017年12月よりベトナム人技術者の採用・派遣事業をスタート。パーソルグループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、幅広い業界のお客さまへ人材ソリューションを提供しています。