iPS細胞技術により革新的医薬品の開発を推進するリジェネフロ株式会社に追加出資
難治性腎疾患に対する新たな治療選択肢の提供を目指す
三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、当社が運営するMUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)より、iPS細胞技術に基づく革新的医薬品の開発を推進するリジェネフロ株式会社(以下、リジェネフロ社)に対し、第三者割当増資による追加出資を実行したことをお知らせいたします。
リジェネフロ社について
リジェネフロ社は、京都大学iPS細胞研究所 長船健二教授の研究シーズを基盤とする技術を駆使する臨床ステージの創薬スタートアップです。
リード開発品として、iPS細胞由来腎疾患モデルを用いて同定した常染色体優性(顕性)多発性嚢胞腎に対する低分子化合物RN-014、およびヒトiPS細胞由来ネフロン前駆細胞による慢性腎臓病に対する細胞療法RN-032の開発を進めています。
出資背景
リジェネフロ社は、今回のシリーズBラウンドの資金によりRN-014の前期第二相臨床試験およびRN-032の非臨床試験の完遂に向けた動きを加速させます。
三菱UFJキャピタルは前回のシリーズAでの出資以降、同社への支援を継続してきました。前回ラウンド以降、目覚ましい発展を遂げた同社への変わらぬ期待と確信のもと、今回の追加出資を実行いたしました。同社への投資を通じ、新たな腎疾患治療の選択肢を患者様のお手元に届けることができるよう、引き続き同社パイプライン開発への支援を進めてまいります。
【リジェネフロ株式会社 概要】
会社名:リジェネフロ株式会社
所在地:京都市左京区吉田下阿達町46-29 京都大学医薬系総合研究棟
代表者:森中 紹文
設立日:2019年9月
事業内容:腎疾患治療薬の研究開発・生産・販売
U R L :https://www.regenephro.co.jp
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約920社と、業界トップクラスの実績を有しています。
ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
U R L :https://www.mucap.co.jp/
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
◆MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について
投資対象:
-医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型) ※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
-再生医療製品
-医療機器等
-診断薬・診断機器
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設立日:2020年6月22日
ファンド総額:100億円
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