金融データ活用推進協会主催「FDUAアワード2026」における『FDUAアワード大賞』の受賞について
三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長 窪田 博、以下「三菱UFJ信託銀行」)は、一般社団法人金融データ活用推進協会(以下「FDUA」)が主催する「FDUAアワード2026」において、最高位である『FDUAアワード大賞』を受賞いたしました。
今回の受賞は、信託銀行として培ってきた高度専門ナレッジを、生成AI時代の競争力の源泉となる企業資産として再定義し、部門を越えて活用・継承でき、社員が必要な知見を迅速かつ継続的に活用できる企業ナレッジ基盤として整備した取り組みが評価されたものです。


1.「FDUAアワード」について
「FDUAアワード」は、日本国内の金融機関が金融データ活用において実施した取り組み活動全体を対象に、データ活用およびインフラ整備の向上に寄与した成果を表彰する制度です。大賞は、金融データ活用において最も優れた取り組みとして評価された金融機関に授与されます。
FDUAは、金融業界におけるデジタル化が急速に進む中、金融機関の実務目線に立ってAI・データ活用の推進に取り組むため、金融機関とAIスタートアップなどが集まり発足した団体です。
2.受賞内容について

|
賞の概要 |
FDUAアワード2026 大賞 |
|
受賞タイトル |
生成AIを活用した企業ナレッジ基盤確立により業務変革と競争力強化を実現 |
|
取組概要 |
・AIアシスタントを活用し、ナレッジデータベースの体系的な整備、専門用語辞書の作成、非構造データの構造化などを進めることで現場の知見を継続的に拡充・改善する仕組みを構築 ・2026年1月時点で4事業領域・9業務へ展開し、年間71,000時間規模の業務効率化につながる取り組みへと成長 |
|
評価された点 |
・ 信託業務における競争力の源泉を「AIモデルの高度化」ではなく「企業ナレッジ」と捉え、ナレッジそのものを企業資産として再定義した点 ・専門用語辞書や非構造データの構造化など、基盤整備に踏み込み、短期間で実装まで到達した点 ・2026年1月時点で複数事業領域・業務へ展開し、年間71,000時間規模の業務効率化につながる取り組みへと成長している点 ・現場主導の改善サイクルやCoE組織を核とした推進体制により、成果の持続性と応用性を備えている点 |
3.三菱UFJ信託銀行の生成AIを活用した取り組みについて
三菱UFJ信託銀行は、2023年度上期より社内での生成AI活用に取り組んできました。
信託銀行の業務は、法制度・商品設計・業務プロセス等に関する高度な専門ナレッジを基盤としており、こうした知見は課題解決力や競争力の源泉です。一方で、マニュアル、過去の照会履歴、担当者の経験知などが各部門に分散し、必要な情報の検索・理解・継承に時間を要することや、ベテラン社員の経験知が暗黙知として属人化しやすいことが課題となっていました。
そのような課題に対して、生成AIをはじめとするデジタル技術と、信託銀行として培ってきた高度な専門ナレッジを掛け合わせ、暗黙知を組織で活用できる形式知へ転換して組織的に活用し続けるためのナレッジマネジメント基盤を構築し、業務変革と競争力強化に取り組んでまいりました。
今回表彰をいただいた取組以外にも、専門知見を要する文書の生成・検証、ナレッジマネジメント基盤を支えるデータマネジメント、これらの取組を支える社員一人ひとりの挑戦意識を高める文化醸成等において、多様なビジネスパートナー、AIスタートアップのご支援の下で推進しております。
今後も、社員一人ひとりが保有する知見や経験を組織の力として活かし、次世代へ継承していくナレッジマネジメントをさらに高度化することで、お客さまへの提供価値向上と、持続的な企業価値向上を目指してまいります。
以 上
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 銀行・信用金庫・信用組合
- ダウンロード
