【調査結果】「LINE」や「メール」をよく使う小中学生のうち、4割がメッセージ上でのやりとりで「難しい」と感じたことがあると回答
~「ニフティキッズ」にて「ケータイ・スマホ」についての調査を実施~
ニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:前島 一就、以下、当社)は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「ケータイ・スマホ」に関するアンケート調査を実施し、本日9月19日(木)にレポートを公開しました。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、自分専用のケータイやスマホを持っているか、ケータイ・スマホでよく使う機能やアプリはなにかなどについてアンケートを実施し、2,139人から回答を得ました。
自分専用のケータイ・スマホを持っている人は73.2%でした。小学生では65.2%、中学生では82.7%の人が持っていると回答しており、年々、所持率は高まっているようです。よく使っている機能やアプリでは「LINE」が最多で、「LINE」や「メール」をよく使うと回答した子どもたちの中で、42.4%が、メッセージ上でのやり取りで「難しい」と感じたことがあるとわかりました。
よく使う機能やアプリで、「LINE」に続き2位だったのは「YouTube」でした。YouTubeを使っている人の60.3%が、ただYouTube動画をみるだけでなく、動画を見ながら他のことをしていると回答しました。なにをしながら動画をみているのかを聞くと「勉強をする」が1位でした。
■調査概要
○アンケート実施期間
2024年7月16日(火)~8月19日(月)
○調査機関
自社調査
○調査対象
小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数
2,139件
○調査方法
インターネット調査
○調査項目
1.自分専用のケータイやスマホを持っている?
2.【持っている人へ】ケータイ・スマホでよく使う機能やアプリはなに?(複数選択)
3.【LINE/メールを選んだ人へ】メッセージ上のやりとりで難しいと感じたことはある?
4.【あるを選んだ人へ】どこが難しいと感じたか教えて!
5.【LINEを選んだ人へ】メッセージ上で会話を終わらせたいときはどうしてる?(複数選択)
6.【LINEを選んだ人へ】LINE交換はどうやってしている?(複数選択)
7.【LINEを選んだ人へ】LINEのアイコンはなににしている?
8.【YouTubeを選んだ人へ】動画を見るときはなにかをしながら見ている?
9.【他のことをしながら見ている人へ】なにをしながら動画を見ることが多い?
10.【YouTubeを選んだ人へ】普段見たいと思う動画はどんなジャンル?(複数選択)
11.将来、ケータイ・スマホにどんな機能がついてほしい?
■調査結果
1.自分専用のケータイやスマホを持っている?
小学生では65.2%、中学生では82.7%の子どもたちが持っていると回答しました。2023年の「ケータイ・スマホ」の調査結果(注1)では小学生では55%、中学生では77%のため、自分専用のケータイ・スマホの所持率は年々高まっているといえます。
2.【持っている人へ】ケータイ・スマホでよく使う機能やアプリはなに?(複数選択)
よく使う機能やアプリについては、小中学生ともに「LINE」が1位となりましたが、小学生は57.4%、中学生は82.2%となっており、数字に大きな差がありました。中学生になると、小学生のときに比べて行動範囲と交友関係が一気に広がり、人と連絡をとるアプリがより重要となってくるのかもしれません。
また、中学生の方が小学生よりもSNSを使っている割合が高く、「Instagram」の利用は小学生では6.6%なのに対し、中学生では20.5%となっています。
3.【LINE/メールを選んだ人へ】メッセージ上のやりとりで難しいと感じたことはある?
小学生より中学生の方が、メッセージ上でのやり取りに難しさを感じていることがわかりました。成長していくにつれて、相手を不快な気持ちにさせないよう気をつける人が増えるのかもしれません。
4.【あるを選んだ人へ】どこが難しいと感じたか教えて!
○「!」「、」「。」「?」「ー」「…」の使い分けで雰囲気が全然違うものになってしまうところ
○「w」とか「(笑)」をつけないと、冗談っていうのがわかりにくい。
○いつもなら平気で言っていることが、メッセージで送られるときつく感じる。誤解が起きやすい。
○既読がつかないと怖くなるところ
○どこで会話を終わらせればいいのかわからないこと。
メッセージ上でのやりとりでは、文章によってはそんなつもりはなくてもちょっとした一言で相手を怒らせてしまったり悲しませてしまったりする可能性があるため、文章作りに難しさを感じる人が多いようでした。
5.【LINEを選んだ人へ】メッセージ上で会話を終わらせたいときはどうしてる?(複数選択)
会話を終わらせる方法は「スタンプを送る」が最も多い結果となりました。年代による差はなく、小学生も中学生もスタンプをうまく使っていることがわかります。
ただし2位は、小学生では「宿題や用事など理由をつけて終わらせる」、中学生では「リアクションを押す」でした。リアクションは相手に通知されないため、会話を終わらせやすいと考えているのかもしれません。
6.【LINEを選んだ人へ】LINE交換はどうやってしている?(複数選択)
LINEの交換は「友だちに聞く」と回答した人が最も多く、次が「グループから追加する」となりました。「QRコードを印刷する」など工夫をしている人もいるようです。
7.【LINEを選んだ人へ】LINEのアイコンはなににしている?
LINEのアイコンは「キャラクター」と「推し」の画像が上位でした。
8.【YouTubeを選んだ人へ】動画を見るときはなにかをしながら見ている?
60.3%の子どもたちが、ただYouTube動画を見るのではなく、なにかをしながらYouTubeを見ていると回答しました。
9.【他のことをしながら見ている人へ】なにをしながら動画を見ることが多い?
YouTubeを見ながらなにをするのかを聞くと、「勉強をする」が56.3%、次いで「ごはんを食べる」が36.8%でした。
10.【YouTubeを選んだ人へ】普段見たいと思う動画はどんなジャンル?(複数選択)
小中学生に人気の動画ジャンルは「ゲーム実況」でした。次いで多かったのが、音楽系(歌ってみた・踊ってみたなど)です。子どもたちにも人気のVTuberが、ゲーム実況や音楽系動画で活躍している影響が大きいのかもしれません。
11.将来、ケータイ・スマホにどんな機能がついてほしい?
○LINEでは、グループの時に誰が既読をつけたか見れるようにしてほしい
○WiーFiなしでできることが増えてほしい。
○スマホをどこにやったか分からなくなった時に、どこにあるか分かる機能
○充電しないでずっと使える機能。
○どんなゲームでもサクサクに動く軽いスマホ
ケータイ・スマホは、常に持ち歩くことが多いため、「Wi-Fiなしで使える機能がほしい」「充電しないで使い続けたい」など、「なんでもできること」「制限なしで使えること」を求める意見が多く集まりました。
注1)2023年の「ケータイ・スマホ」についての調査レポート:
「65%の小中学生がケータイ・スマホを持つ中、持っていないことでトラブルが起きたことがある人が34%」
■「ニフティキッズ」について
2002年に開始した、主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
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