水戸ホーリーホック スタジアム建設計画の進捗状況に関するご報告を行いました

株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック（代表取締役社長：小島耕／以下「水戸ホーリーホック」）は、 2025年1月30日(木)報道関係者様を対象に「スタジアム建設計画に関するご報告」を行いました。

このたび株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック（代表取締役社長：小島耕／以下「水戸ホーリーホック」）は、 2025年1月30日(木)、報道関係者様を対象に「スタジアム建設計画に関するご報告」を行いました。

株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック 代表取締役社長 小島耕 からファン・サポーターの皆さまへ

日頃より、水戸ホーリーホックへのご支援いただきありがとうございます。

このたび2024年1月30日（木）に「スタジアム建設計画に関するご報告」を報道関係者向けに行いました。本日はその内容をファン・サポーターの皆様にもご報告させていただきます。

我々クラブが2019年秋に立ち上げた新スタジアム建設構想計画ですが、2022年時点では2024年度中に新スタジアムの候補地を発表するとしておりました。しかし、まだ新スタジアムの建設予定地の具体的な確定には至っておりません。

計画通りに進んでいないことについては、多くのステークホルダーの皆さま、ファン・サポーターの皆さんに対して、深く責任を感じており、私の力不足を感じるところでございます。一方で水戸市以外のホームタウン15市町村における候補地の選定、既存施設の改修案などもクラブから提案することを視野に入れて現在各所と調整しております。

クラブの経営規模は本日にて期末を迎える2024年期において総売上は12億を超え、過去最高売上を記録。入場者数はコロナ前の水準に戻っていないものの、入場料収入、広告料収入ともに過去最高と、堅調にクラブ経営は推移しております（収入はすべて速報値）。一方でトップチームの成績は2023シーズン17位、2024シーズン15位と、Ｊ２リーグの中でもまだまだ順位が安定しない状況にあります。

クラブとしては新しいスタジアムを建設し、トップチームの成績や、クラブ経営が安定するということは一つの目標です。しかしながら2022年に竣工したアカデミー寮、そして今年3月に完成するアカデミー部門のトレーニング施設（水戸市サッカー協会との協働事業）をはじめ、クラブの環境整備においては解決すべき課題が複数あります。そういった環境の整備に関しても引き続きの投資を行っていく中で、この新スタジアム建設計画も、しっかりと前に進めていきたいと考えております。

今後はクラブが主体となり水戸市に限定せず、ホームタウン15市町村、茨城県などの行政関係及びパートナー企業各社とも協議を進めていく段階です。これは建設費用や建設後の運営費を公的資金に全てを頼ることを意味しているわけではなく、地域行政課題とスタジアム建設がどのように相互補完できるかというのをしっかりと検討を進めてまいりたいと思っております。近年、全国各地で新設スタジアムの計画案が上がっておりますが、昨今の物価上昇や社会情勢変化の影響など、現時点で想定する約150億から200億のスタジアム建設への投資が、地域の経済合理性や建設後の運営維持費、投資に対するリターンに見合うのかという議論も、しっかりと行なっていきたいと思っています。

最後に本日の一部報道にありますように新スタジアムの建設計画を白紙にするということではございません。引き続き新スタジアム建設へ向けて前進を続けていきます。

我々水戸ホーリーホックは昨年30周年を迎えましたが、クラブの歴史がさらに続いていく中で、Ｊ１規格のスタジアム建設は必ず必要です。ただし、この計画を前進させるためにはまず「この地域、水戸ホーリーホックに新しいスタジアムが必要ではないだろうか」という機運の醸成が一番大切なことだと考えております。そのためにも「安定的な経営」そして「トップチームの強化」、「アカデミー部門の充実」に重視した経営にシフトし、皆さまが現在、そして未来に期待感を持つことができるクラブを目指してまいります。

2025年1月31日
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック
代表取締役社長 小島 耕