企業のウェルビーイングへの取り組みと業績に関する実態調査を発表「取り組んでいる企業は約5割」「取り組む企業はより高い収益成長を記録」
CWO島田由香が監修した調査報告書を本日より公開(無償配布)
また、この調査結果は、「ウェルビーイング活動と企業業績に関する実態調査」(以下、本調査)として、本日より公開を開始し、幅広い業界の企業・団体に対するウェルビーイングを普及啓発してまいります。
「ウェルビーイング活動と企業業績に関する実態調査」集計結果のポイント
①ウェルビーイングに取り組む企業は約5割(49%)
②ウェルビーイングに積極的な企業は3年前と比較し営業利益や売上高が上昇
③業績貢献度が最も高い効果的施策は「ワーケーション」の実施
■調査概要
調査期間 | 2023年3月18日~2023年3月22日(5日間) |
サンプル数 | 500社(インターネット調査) |
調査対象 | ・従業員100名以上の企業 ・経営者(社長)、経営幹部、経営企画・人事部門など管理系部門の部長以上 |
調査監修 | 島田 由香(しまだ ゆか) アステリア株式会社 CWO(Chief Well-being Officer) 株式会社YeeY共同創業者/代表取締役 一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 代表理事 |
■調査結果
1.ウェルビーイングに取り組んでいる企業は約5割
本調査によると、ウェルビーイングに何らかの形で取り組んでいる企業は合計49%であることがわかりました。
・積極的に取り組んでいる 15%
・取り組んでいる 34%
・取り組んでいない 51%
後に述べるこの調査の結果により、ウェルビーイングへの取り組みが企業の業績成長と相関関係があることから、約半数の未取り組み企業に対する普及啓発の価値があることがわかりました。
2.ウェルビーイングに積極的な企業は3年前と比較し営業利益や売上高が上昇
本調査によると、ウェルビーイングに積極的に取り組んでいる企業は、3年前と比較し営業利益は平均約13%、売上高は11%上昇し、取り組んでいない企業と比較すると約2倍の差があることがわかりました。このことから積極的にウェルビーイングに取り組むことで、企業の成長率に寄与していくことがわかりました。
3.業績貢献度が最も高い効果的施策は「ワーケーション」の実施
本調査により、積極的に取り組むほど営業利益、売上高ともに効果が出るウェルビーイング活動として「ワーケーション」の貢献度が高いことがわかりました。ワーケーションは積極的に取り組むほど業績相関度が高く、取り組まない場合の業績相関度はマイナスになる“ドライバー”活動であることがわかりました。
有識者のコメント
社員の幸福度は、社員の創造性、生産性や、企業の価値、株価、売上に比例する、という研究結果は欧米にもありますが、本結果は、ウェルビーイングに取り組むことが営業利益や売上に影響するという重要かつ新規な結果だと思います。これからさらに多くの企業がウェルビーイングに取り組むことによって、この地球上の生きとし生けるもののウェルビーイングが向上することを願ってやみません。 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長 一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 理事:前野 隆司 |
この報告書は、ウエルビーイング経営に積極的に取り組んでいる企業と売上や営業利益の成長との間に関係があることを示したもので、大変大事な結果です。ウエルビーイングを意識した経営をしている企業は、売上や営業利益の成長が大きく、そうでない企業は、成長も小さいという事実が確認されました。 第1に「優れた経営」は、従業員のウエルビーイングを高める経営と成長を同時に実現しているということです。 第2に、ウエルビーイング経営に取り組むことで、企業が成長するという因果関係があるということです。 第3に、成長する企業は、その分の経済的な配分の余地が生まれ、ウエルビーイングな施策を積極的に行う原資が生まれ、そのような活動に積極的になっている、という解釈です。 この3つは、どれも同時に起きうるものと考えます。むしろ、優れた経営者は、これら3つの因果関係を、意図的に起こしているのではないかと考えます。それがウエルビーイング経営の本質だと思うのです。 株式会社ハピネスプラネット 代表取締役CEO 一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 理事:矢野和男 |
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■調査報告書の無償配布について
この度作成した調査報告書は無償配布し、ウェルビーイングの社会啓発に繋げていく方針です。以下のURLにて本日より公開を開始します。
https://jp.asteria.com/entry/l2832082864/
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■「アステリア株式会社」について( Webサイトhttps://jp.asteria.com )
アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,931社(2023年3月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookシリーズは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,680件(2023年3月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
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アステリア、Asteria、Handbookは、アステリア株式会社の登録商標です。
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