21日から「世界の駅シリーズ」放送！テレビ東京「美の巨人たち」

２０００年４月番組開始以来、番組史上初の試み！

毎回1つの作品（絵画や彫像、工芸品、建築物）にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組「KIRIN　ART GALLERY 『美の巨人たち』」。
21日（土）より、国内外の駅舎にスポットをあてる4週連続の新シリーズがスタート！世界一美しいと称される駅や日本を象徴する駅など、4つの駅の建築美や隠された物語を、美しい映像と共にひも解きます。
２０００年4月に番組がスタートしてはじめての「世界の駅シリーズ」。どうぞご期待ください！

アントワープ中央駅

 

≪放送ラインナップ≫
 
第１週／２月２１日　 　『アントワープ中央駅』　(ベルギー)
昨年、人気情報サイトMashableで「世界で最も美しい駅舎」第1位に選ばれた、ベルギーの古都に佇む駅舎です。建てられたのは今から110年前の1905年。正面のドーム型の屋根を掲げた折衷様式の荘厳なしつらえは“鉄道の大聖堂”とうたわれます。
そんな駅舎を設計したのは、ベルギーを代表する建築家ルイ・デラサンセリ。幾つかの案の中から彼の設計が選ばれたのですが、そこにはある構想が。
一般客は立ち入ることが出来ない「王室のバルコニー」からの素晴らしい景観は、見逃せません！

第２週／２月２８日　 　重要文化財『東京駅 丸の内駅舎』 (東京都)
開業100年を迎えた『東京駅 丸の内駅舎』は2012年、保存・復原工事によって生まれ変わり、外観はかつての姿に戻りました。ビクトリアン・ゴシックと呼ばれる建築様式で全長は335ｍあります。設計者は明治を代表する建築家・辰野金吾。日銀本店や奈良ホテルなどを手掛けてきました。
しかし日本を代表する駅なのに、なぜ西洋式レンガ建築にこだわったのか？そこには100年建ち続けた駅の秘密が…。そして、保存・復原工事によって見えてきた、完成当初の職人たちの美へのこだわりとは？

第３週／３月７日　 『クアラルンプール駅』 (マレーシア)　※3月7日は放送時間が変更になります
100年前のクアラルンプール。その時代に誕生したこの駅舎は、当時の最先端の技術を駆使した建築でした。
設計者はアーサー・Ｂ・ヒューバック。マレーシアがイギリス統治下に置かれ始めた時期に、マレーシアへ渡り、エキゾチックなコロニアル建築を次々と建設。そのひとつがこの美しくもどこかノスタルジックな白亜の駅舎でした。
どこをとっても満ち溢れている建築美を紹介し、そこに隠された、新しい首都のランドマークとして民族を超えた中央駅建設への情熱を探ります。

第４週／３月１４日　　 『日光駅』 (栃木県)
美しい自然を擁する日本屈指の観光地・日光。その玄関口となるこの駅の竣工は1912年。
駅舎中央は2階建て。正面に設置された大きな窓は建物に様々な表情をもたらしています。一方、両翼は平屋建て。翼を大きく広げたような姿が安定感と安心感を生み出します。
ところが設計したのが誰なのかは長い間謎となっており、判明したのは完成から100年後の近年。
設計者の名が長期間謎だった理由、そして彼のドラマチックな生涯を解き明かします。
 

【テレビ東京 制作局　永田浩一プロデューサー　コメント】
古くから駅は人々にとって生活の中心の場であり、心の拠り所でもありました。そして街の顔でもあり、国の威信を懸けた建造物でもありました。数多くの人が毎日利用しながらも、足を止めてその細部を見たり、建てられた由縁や思いに気を止める事は少ないのですが、駅は正にその時代・地域の、技術と芸術の粋を集めた巨大な芸術作品なのです。
大人から子供、そして男女問わず楽しめる番組になりますので、是非ご期待下さい。
 

【番組概要】
「美の巨人たち」は、毎回1つの作品（絵画や彫像、工芸品、建築物）にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組です。作家は何故この作品を描いたのか？その描写と作家の生き方との関わりとは？作品や作家の生き方に大きく影響した時代背景とは？作品に秘められた、さまざまな謎をひも解いていきます。
番組のナレーションを務めるのが、俳優・小林薫。味わい深い語り口が作品をより一層ひきたてます。2000年4月放送開始。

番組タイトル ■ KIRIN　ART GALLERY　美の巨人たち
放送日時■ 毎週土曜夜10時～10時30分　　※3/7は放送時間が変更になります
同時放送■ テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・ＴＶＱ九州放送   

BSジャパン：毎週水曜夜11時～11時30分放送　　世界の駅シリーズは 3/18～放送